九州旅行2020 10/29
朝食はホテルでバイキング。ビジネスホテルと大差ない内容。
9時過ぎにチェックアウトして島原城に行く。城自体は復元されたコンクリート造りで、特筆すべきものはない。天守閣内の展示は、1階はキリシタン史料で、主に島原・天草一揆関係のもの。昨日見たもの以上の新たな発見はない。2階は郷土史料、3階は民俗史料でどこの城でも展示してある内容。4階は観光物産となっているが、ほんのわずかの品が展示してあるだけ。5階は展望台で島原市街が見渡せる。
天守閣の前に西望記念館がある。長崎の平和祈念像の作者で、彫刻を中心に展示してある。平和祈念像が好きではないので、ここの展示品もあまり良いとは思わない。
歩いて10分ほどの武家屋敷町並みへ。
真ん中に水路の通った町並みで、何軒かが武家屋敷として公開されていて、いずれも無料。藁ぶきでちょっと大き目の平屋建て。内部の様子も皆似通っている。武家屋敷以外の民家も石垣の塀が残されていて、それが町並みの特徴になっているが、新興住宅地にあるような家も建てられていて、町並み保存は不十分。
城の方に戻り、城の前の「姫松屋」でちょっと早めの昼食。具雑煮にする。昨夜のとほとんど変わりがないが、餅の数が多い。味はまずまず。食後に「寒ざらし」を食べてみる。白玉団子に糖蜜シロップをかけたもの。あっさりしてシンプルでおいしい。
城内に置いておいた車に乗り、土石流被災家屋保存公園に行く。1992年の雲仙普賢岳土石流で埋まった家屋をそのまま保存してある。
1階の屋根近くまでが土砂や岩に埋まり、部屋の中にも入り込んでいるが、不思議と家自体の壁や柱に大きな被害は見られない。今でも普賢岳の頂上から海岸近くのこの地まで赤茶けた土石流の跡が残っていて、またすぐにでも噴火しかねない地で暮らしている人々がいる。災害列島の日本では自然災害を避けるのは難しいのだろうか。
島原外港に行き、高速フェリーで熊本に渡る。波のない有明海を揺れずに30分少しの航海。
天草上島に予約してあるホテルに向かい、途中の世界遺産「三角西港」に寄る。「明治日本の産業革命遺産」の一つで、三池炭鉱の石炭などを輸出するために石積みで造られた港。
石積みが見事な曲面を作っている。
建物もいくつか保存復元されているが、一番見応えがありそうな倉庫は耐震工事中で内外とも見られないのが残念。
いく本かの高い橋を渡って天草上島に着き、17時にチェックイン。古びた国民宿舎と言った感じの宿。まず大浴場に行くと、10人ほどの先客がいるが、混みあう程ではない。
夕食は食事会場で、これまた国民宿舎風の食事。何だか懐かしい気分になった。
明日は天草をゆっくり見て回ることにして、近くの別の宿を予約した。
今日も一日中晴天が続き、午後は車内でエアコンを入れることになった。
https://dosperegrinos.net/2020/10/29/%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e6%97%85%e8%a1%8c2020-10-29-2//images/2020/10/20201029_092259-1024x576.jpg/images/2020/10/20201029_092259-150x150.jpg国内旅行朝食はホテルでバイキング。ビジネスホテルと大差ない内容。 9時過ぎにチェックアウトして島原城に行く。城自体は復元されたコンクリート造りで、特筆すべきものはない。天守閣内の展示は、1階はキリシタン史料で、主に島原・天草一揆関係のもの。昨日見たもの以上の新たな発見はない。2階は郷土史料、3階は民俗史料でどこの城でも展示してある内容。4階は観光物産となっているが、ほんのわずかの品が展示してあるだけ。5階は展望台で島原市街が見渡せる。 天守閣の前に西望記念館がある。長崎の平和祈念像の作者で、彫刻を中心に展示してある。平和祈念像が好きではないので、ここの展示品もあまり良いとは思わない。 歩いて10分ほどの武家屋敷町並みへ。 真ん中に水路の通った町並みで、何軒かが武家屋敷として公開されていて、いずれも無料。藁ぶきでちょっと大き目の平屋建て。内部の様子も皆似通っている。武家屋敷以外の民家も石垣の塀が残されていて、それが町並みの特徴になっているが、新興住宅地にあるような家も建てられていて、町並み保存は不十分。 城の方に戻り、城の前の「姫松屋」でちょっと早めの昼食。具雑煮にする。昨夜のとほとんど変わりがないが、餅の数が多い。味はまずまず。食後に「寒ざらし」を食べてみる。白玉団子に糖蜜シロップをかけたもの。あっさりしてシンプルでおいしい。 城内に置いておいた車に乗り、土石流被災家屋保存公園に行く。1992年の雲仙普賢岳土石流で埋まった家屋をそのまま保存してある。 1階の屋根近くまでが土砂や岩に埋まり、部屋の中にも入り込んでいるが、不思議と家自体の壁や柱に大きな被害は見られない。今でも普賢岳の頂上から海岸近くのこの地まで赤茶けた土石流の跡が残っていて、またすぐにでも噴火しかねない地で暮らしている人々がいる。災害列島の日本では自然災害を避けるのは難しいのだろうか。 島原外港に行き、高速フェリーで熊本に渡る。波のない有明海を揺れずに30分少しの航海。 天草上島に予約してあるホテルに向かい、途中の世界遺産「三角西港」に寄る。「明治日本の産業革命遺産」の一つで、三池炭鉱の石炭などを輸出するために石積みで造られた港。 石積みが見事な曲面を作っている。 建物もいくつか保存復元されているが、一番見応えがありそうな倉庫は耐震工事中で内外とも見られないのが残念。 いく本かの高い橋を渡って天草上島に着き、17時にチェックイン。古びた国民宿舎と言った感じの宿。まず大浴場に行くと、10人ほどの先客がいるが、混みあう程ではない。 夕食は食事会場で、これまた国民宿舎風の食事。何だか懐かしい気分になった。 明日は天草をゆっくり見て回ることにして、近くの別の宿を予約した。 今日も一日中晴天が続き、午後は車内でエアコンを入れることになった。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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