ファティマ
カトリックの聖地、ファティマ。雨の平日で、さすがに参拝者は少なかった。それでも聖堂前の30万人は集まれるという広場を、何を願ってか跪いて歩く婦人やマリア出現の礼拝堂で真剣に祈る人々の姿が見られた。他の町の聖堂では、祈る人がいても、それ以上に観光客が目立ち、建築も堂内も見学の対象になっている。しかしここは「祈り」が圧倒していて、小声でささやくことさえはばかられるような雰囲気に覆われている。礼拝堂が、バジリカや広場と比べてあまりにも小さく、待合室かと見間違えるほど現代的で簡素だったのは意外だった。 夜が更けてからも、出現の礼拝堂では熱心に祈り続けているのか、マリアの出現を待っているのか、じっと座り続ける数人の姿が見られた。
周りにはホテル、レストラン、土産物店が並んでいて、まさに門前町の典型。私達が泊ったホテルの1階にも、こちらでは珍しいことだが広大な土産物売り場があって、無数の宗教グッズを売っていた。
1917年、聖母マリアが現れ、この奇跡がローマ法王にも認められてここが聖地となったのだが、20世紀に入ってもこのような「奇跡が起こり」、多くの人々が信じ、毎年百万を超えるほどの参拝者を集める。「神は死んだ」と言われても、まだまだ宗教の時代は終わりそうもない。
por Andres
https://dosperegrinos.net/2009/12/08/%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%9e/スペイン留学生活カトリックの聖地、ファティマ。雨の平日で、さすがに参拝者は少なかった。それでも聖堂前の30万人は集まれるという広場を、何を願ってか跪いて歩く婦人やマリア出現の礼拝堂で真剣に祈る人々の姿が見られた。他の町の聖堂では、祈る人がいても、それ以上に観光客が目立ち、建築も堂内も見学の対象になっている。しかしここは「祈り」が圧倒していて、小声でささやくことさえはばかられるような雰囲気に覆われている。礼拝堂が、バジリカや広場と比べてあまりにも小さく、待合室かと見間違えるほど現代的で簡素だったのは意外だった。 夜が更けてからも、出現の礼拝堂では熱心に祈り続けているのか、マリアの出現を待っているのか、じっと座り続ける数人の姿が見られた。 周りにはホテル、レストラン、土産物店が並んでいて、まさに門前町の典型。私達が泊ったホテルの1階にも、こちらでは珍しいことだが広大な土産物売り場があって、無数の宗教グッズを売っていた。 1917年、聖母マリアが現れ、この奇跡がローマ法王にも認められてここが聖地となったのだが、20世紀に入ってもこのような「奇跡が起こり」、多くの人々が信じ、毎年百万を超えるほどの参拝者を集める。「神は死んだ」と言われても、まだまだ宗教の時代は終わりそうもない。 por AndresAndres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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