スペインは8日(火)が祝日で5日(土)から4連休。全く念頭になく、ホテルをいつものように直前になって手配しようとしたため、なかなか予約がとれなかった。特に5日は行く先を変えてみても、どこも満室。ホテル予約サイトでは結局見つからず、町の名を変えて検索を繰り返した結果、ようやく見つけ出したのがHotel Rural “Abadia de Yuste”。

このホテルの予約申し込みページに必要事項を入力して送信ボタンをクリックしても、なぜか送信できない。同一内容をメールで送ってみたのが3日の夜。4日の夜、空室が一つあるので確認の返事を送るようにとのメールが来た。早速返信したのだが、メールボックスが一杯で配信できない旨のメールが来て、ホテルに返信できない。何度か試みても結果は同じ。メールアドレスを確認してみると、最初に送った時と違っていたので、アドレスをそちらに変えて送ってみたらようやく送信できた。DSC05102

5日、本当に予約ができたのかどうか心配しながら、午前11時にはホテルに着いてしまった。看板の文字は一部がはげてしまい、受付らしき場所の扉は鍵が掛かっていて入れないし、ガラス越しにのぞいてみても誰もいない。下階のバルに行ってみると、高校生くらいの数人がビールを飲みながらたむろしている。カウンターでホテルの受付の場所を尋ねてみると、ここだとのことで、名前を言って受付を済ませた。予約はできていた。

こんな調子だったので、このホテルにはまったく期待していなかっIMGP1089た。おそらく今回の旅行中で最悪のところだろうと予想していた。ところが案内されてみると、静かな中庭を囲んで部屋が並び、ジェットバスまでついていた。

 

 

さらにここのレストランの食事が素晴らしかった。

Menu del Dia(本日のシェフお薦めのコース料理)を注文した。前菜が3皿。鶏肉、ピミエント、アボガドのサラダ。きのこ、エビ、インゲン、卵をいためたもの。玉ねぎのいためものと白チーズ。魚料理はマグロのステーキ。肉料理は豚肉のステーキ、クランベリーソース。デザートはプリン。これにパンとワインが1本ついて36ユーロ。どれも美味しく、盛り付けもきれいで、申し分のない料理だった。1人分を2人で分けて食べたのだが、決して少食ではない私たちにも満腹になるほどの量。最後に頼んだコDSC05143ーヒーにはチョコレートまでついてきた。

そして翌日、チェックアウト時にはお土産としてオリーブオイルとPimentón Dulce(Sweet Paprika)をくれた。宿泊費は朝食込み2人で80ユーロ。大満足の宿とレストランだった。

ユステには、カルロス5世が晩年を過ごした修道院を訪れるために行DSC05099ったのだが、ユステの村そのものの雰囲気も良く、またぜひ訪ねたい場所になった。小さな村で、歩いて10分もかからずに横断できてしまうほど。水の良い村で、各所に水場がある。朝、散歩していると村人が挨拶してくれる。 

小さなスーパーが1軒、小さな土産屋が2軒、Barが数軒、レストランが4軒、ホテルが3軒。修道院は村から2kmほど奥。そこには多くの観光客が車やバスでやって来ていたが、連休中でもDSC05095ユステの村は静かな夜、静かな朝を迎えていた。

Abadia de Yusteに泊って食事をし、村をゆっくり歩いてみる。それだけのために訪れる価値があるところだと思った。

por Andres

Andres y Ameliaスペイン留学生活スペインは8日(火)が祝日で5日(土)から4連休。全く念頭になく、ホテルをいつものように直前になって手配しようとしたため、なかなか予約がとれなかった。特に5日は行く先を変えてみても、どこも満室。ホテル予約サイトでは結局見つからず、町の名を変えて検索を繰り返した結果、ようやく見つけ出したのがHotel Rural “Abadia de Yuste”。 このホテルの予約申し込みページに必要事項を入力して送信ボタンをクリックしても、なぜか送信できない。同一内容をメールで送ってみたのが3日の夜。4日の夜、空室が一つあるので確認の返事を送るようにとのメールが来た。早速返信したのだが、メールボックスが一杯で配信できない旨のメールが来て、ホテルに返信できない。何度か試みても結果は同じ。メールアドレスを確認してみると、最初に送った時と違っていたので、アドレスをそちらに変えて送ってみたらようやく送信できた。 5日、本当に予約ができたのかどうか心配しながら、午前11時にはホテルに着いてしまった。看板の文字は一部がはげてしまい、受付らしき場所の扉は鍵が掛かっていて入れないし、ガラス越しにのぞいてみても誰もいない。下階のバルに行ってみると、高校生くらいの数人がビールを飲みながらたむろしている。カウンターでホテルの受付の場所を尋ねてみると、ここだとのことで、名前を言って受付を済ませた。予約はできていた。 こんな調子だったので、このホテルにはまったく期待していなかった。おそらく今回の旅行中で最悪のところだろうと予想していた。ところが案内されてみると、静かな中庭を囲んで部屋が並び、ジェットバスまでついていた。     さらにここのレストランの食事が素晴らしかった。 フル アルバムを表示 Menu del Dia(本日のシェフお薦めのコース料理)を注文した。前菜が3皿。鶏肉、ピミエント、アボガドのサラダ。きのこ、エビ、インゲン、卵をいためたもの。玉ねぎのいためものと白チーズ。魚料理はマグロのステーキ。肉料理は豚肉のステーキ、クランベリーソース。デザートはプリン。これにパンとワインが1本ついて36ユーロ。どれも美味しく、盛り付けもきれいで、申し分のない料理だった。1人分を2人で分けて食べたのだが、決して少食ではない私たちにも満腹になるほどの量。最後に頼んだコーヒーにはチョコレートまでついてきた。 そして翌日、チェックアウト時にはお土産としてオリーブオイルとPimentón Dulce(Sweet Paprika)をくれた。宿泊費は朝食込み2人で80ユーロ。大満足の宿とレストランだった。 ユステには、カルロス5世が晩年を過ごした修道院を訪れるために行ったのだが、ユステの村そのものの雰囲気も良く、またぜひ訪ねたい場所になった。小さな村で、歩いて10分もかからずに横断できてしまうほど。水の良い村で、各所に水場がある。朝、散歩していると村人が挨拶してくれる。  ...退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)