映画「蜂蜜」
セミフ・カプランオール監督のトルコ映画「蜂蜜」を観た。
山間部の村から更に外れたところに住む三人家族。父親は養蜂家、母親は茶畑で働き、息子のユスフは小学校1年生。
ユスフは、学校で教科書を読もうと手を挙げる。うまく読めると褒美のバッジがもらえるから。しかし思っていたのとは違う場所を指示され、急に吃音になってしまい級友たちから笑われてしまう。
父は、急に消えた蜂を求めて森の中へ出かけて行き、何日たっても戻ってこない。
褒美のバッジが残り一つになったところで、ユスフは詰まりながらようやく1行だけ読むことができ、級友の拍手の中でバッジを胸につけてもらう。喜んで家に駆け戻ると、ちょうど母に森の中での父の事故死が伝えられたところ。ユスフは父の入って行った森に走り込んで行く。
このような物語だが、映画は淡々と静かにユスフの日々を、父との交流を軸に描いてゆく。多くの人にとって、ある種懐かしい幼少期の暮らし。音楽を一切使わず、背景では森の音だけが響き、静寂に満ちている。
暑い真夏に、身も心も清めてくれる心地よい作品だった。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2011/08/11/%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%80%8c%e8%9c%82%e8%9c%9c%e3%80%8d/映画・テレビセミフ・カプランオール監督のトルコ映画「蜂蜜」を観た。 山間部の村から更に外れたところに住む三人家族。父親は養蜂家、母親は茶畑で働き、息子のユスフは小学校1年生。 ユスフは、学校で教科書を読もうと手を挙げる。うまく読めると褒美のバッジがもらえるから。しかし思っていたのとは違う場所を指示され、急に吃音になってしまい級友たちから笑われてしまう。 父は、急に消えた蜂を求めて森の中へ出かけて行き、何日たっても戻ってこない。 褒美のバッジが残り一つになったところで、ユスフは詰まりながらようやく1行だけ読むことができ、級友の拍手の中でバッジを胸につけてもらう。喜んで家に駆け戻ると、ちょうど母に森の中での父の事故死が伝えられたところ。ユスフは父の入って行った森に走り込んで行く。 このような物語だが、映画は淡々と静かにユスフの日々を、父との交流を軸に描いてゆく。多くの人にとって、ある種懐かしい幼少期の暮らし。音楽を一切使わず、背景では森の音だけが響き、静寂に満ちている。 暑い真夏に、身も心も清めてくれる心地よい作品だった。 por AndrésAndres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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