「レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ―スペイン・サッカー興亡史」田澤耕(中公新書ラクレ 2013年2月10日)
バルサとレアル・マドリードとの確執を通して見るスペイン、あるいはカタルーニャ現代史。
もちろん主題は、FCバルセローナ(バルサ)とレアル・マドリードというスペインサッカー界2強のライバルチームとして歩みだ。しかし、「バルサはクラブ以上の存在」という言葉に表れているように、このライバル関係は、特にバルサ側から見たときには、強い政治性を帯びている。つまりバルサは常に「カタルーニャ独立」の象徴としての意味を付与されて来ており、だからこそバルサとレアル・マドリードとの関係は、カタルーニャとスペイン、地方と中央、分権と集権、独立と統一などを語る上での喩となり続けている。
サッカー、特にスペインリーグに興味がある人はもちろん、スペイン現代史の概略に触れたいと思う人々にも格好の入門書といえる。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2015/07/04/%e3%80%8c%e3%83%ac%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%a8%e3%83%90%e3%83%ab%e3%82%b5%e3%80%80%e6%80%a8%e5%bf%b5%e3%81%a8%e7%a2%ba%e5%9f%b7%e3%81%ae%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%84%e2%80%95%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%82%a4//images/2015/07/0269925da15078d044da64315c397de4-665x1024.jpg/images/2015/07/0269925da15078d044da64315c397de4-150x150.jpg書籍・雑誌バルサとレアル・マドリードとの確執を通して見るスペイン、あるいはカタルーニャ現代史。もちろん主題は、FCバルセローナ(バルサ)とレアル・マドリードというスペインサッカー界2強のライバルチームとして歩みだ。しかし、「バルサはクラブ以上の存在」という言葉に表れているように、このライバル関係は、特にバルサ側から見たときには、強い政治性を帯びている。つまりバルサは常に「カタルーニャ独立」の象徴としての意味を付与されて来ており、だからこそバルサとレアル・マドリードとの関係は、カタルーニャとスペイン、地方と中央、分権と集権、独立と統一などを語る上での喩となり続けている。サッカー、特にスペインリーグに興味がある人はもちろん、スペイン現代史の概略に触れたいと思う人々にも格好の入門書といえる。por AndrésAndrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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