「聖書を旅する3-福音と福音書」犬養道子(中央公論社 1996年9月7日)
1993年から1994年にかけて雑誌に連載されたものに、加筆訂正したもの。当時の聖書学の成果も踏まえて新約聖書を解説したもので、聖書理解を進める上で有益なもの。しかしいくつかの章は「レジュメ」と付記されているが、むしろ下書き、あるいは覚え書きと思えるような文章で、論旨が十分に整序されていないような印象を受けた。また著者がカトリック信者ということもあって、あくまでも教会の側、信仰の内部からの視点で記されている。新約聖書やイエスを歴史的に実在したものとしてとらえたい立場からすると、物足りなさを感じることも多い。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2016/01/25/%e3%80%8c%e8%81%96%e6%9b%b8%e3%82%92%e6%97%85%e3%81%99%e3%82%8b3%ef%bc%8d%e7%a6%8f%e9%9f%b3%e3%81%a8%e7%a6%8f%e9%9f%b3%e6%9b%b8%e3%80%8d%e7%8a%ac%e9%a4%8a%e9%81%93%e5%ad%90%ef%bc%88%e4%b8%ad%e5%a4%ae//images/2016/01/30966ac6931a36f3601b5ceb856f0b4f-644x917.jpg/images/2016/01/30966ac6931a36f3601b5ceb856f0b4f-150x150.jpg書籍・雑誌1993年から1994年にかけて雑誌に連載されたものに、加筆訂正したもの。当時の聖書学の成果も踏まえて新約聖書を解説したもので、聖書理解を進める上で有益なもの。しかしいくつかの章は「レジュメ」と付記されているが、むしろ下書き、あるいは覚え書きと思えるような文章で、論旨が十分に整序されていないような印象を受けた。また著者がカトリック信者ということもあって、あくまでも教会の側、信仰の内部からの視点で記されている。新約聖書やイエスを歴史的に実在したものとしてとらえたい立場からすると、物足りなさを感じることも多い。por AndrésAndrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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