10月28日14時から16時30分、パレット市民劇場で「しまくとぅば語やびら世界大会」が開かれた。世界各国から訪れた人たち、沖縄の人、本土在住の人が「しまくとぅば」(島言葉)=ウチナーグチでスピーチ。

ヤマトゥーグチ・ポルトガル語の字幕
英語・スペイン語の字幕

日本語、スペイン語、ポルトガル語、英語の字幕があったので理解できたが、聞いているだけでは固有名詞以外は大半が分からなかった。

近年はしまくとぅばを使おうという運動が進められ、学校でも教えるようになっているようだ。「本土復帰」のころまでは方言を使わないようにとの教育が行われていたことを思うと、隔世の感がある。言語は文化の基底で、自分を大事にするとは文化を大事にすることで、まず言葉を尊重することだ。沖縄でも老人以外は日常的にしまくとぅばを使う人はほとんどいなくなっているし、若い人たちはしまくとぅばを使えないだけでなく理解も難しくなってきている。だから今推し進められているのはしまくとぅばの保存ではなく、復興運動だと言った方が適当かもしれない。メディアから大量に流れてくる「標準語」に抗するのは大きな困難が伴うが、自己の尊厳を守るためにもしまくとぅばの復興を果たしてほしい。

por Andrés

Andrés日記・コラム・つぶやき10月28日14時から16時30分、パレット市民劇場で「しまくとぅば語やびら世界大会」が開かれた。世界各国から訪れた人たち、沖縄の人、本土在住の人が「しまくとぅば」(島言葉)=ウチナーグチでスピーチ。 日本語、スペイン語、ポルトガル語、英語の字幕があったので理解できたが、聞いているだけでは固有名詞以外は大半が分からなかった。 近年はしまくとぅばを使おうという運動が進められ、学校でも教えるようになっているようだ。「本土復帰」のころまでは方言を使わないようにとの教育が行われていたことを思うと、隔世の感がある。言語は文化の基底で、自分を大事にするとは文化を大事にすることで、まず言葉を尊重することだ。沖縄でも老人以外は日常的にしまくとぅばを使う人はほとんどいなくなっているし、若い人たちはしまくとぅばを使えないだけでなく理解も難しくなってきている。だから今推し進められているのはしまくとぅばの保存ではなく、復興運動だと言った方が適当かもしれない。メディアから大量に流れてくる「標準語」に抗するのは大きな困難が伴うが、自己の尊厳を守るためにもしまくとぅばの復興を果たしてほしい。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)