「永続敗戦論」に続く白井聡の著作。明治維新から現在までの日本の歴史を、戦前と戦後で繰り返された「国体」の変遷としてとらえたもの。戦前の天皇の位置を戦後は米国が取って代わったととらえており、確かにその視点から現在を把握する試みは腑に落ちる点が多い。ただ、議論の展開があまりにすっきりしているがゆえに、へそ曲がりの私としては納得しがたくなってしまう。

Andrés書籍・雑誌「永続敗戦論」に続く白井聡の著作。明治維新から現在までの日本の歴史を、戦前と戦後で繰り返された「国体」の変遷としてとらえたもの。戦前の天皇の位置を戦後は米国が取って代わったととらえており、確かにその視点から現在を把握する試みは腑に落ちる点が多い。ただ、議論の展開があまりにすっきりしているがゆえに、へそ曲がりの私としては納得しがたくなってしまう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)