合計距離: 19338 m
最高点の標高: 290 m
最低点の標高: 144 m
累積標高(上り): 1066 m
累積標高(下り): -974 m
総所要時間: 06:30:13

10月24日(火)

昨夜は寒いかと思ったが、薄いながらも羽毛掛け布団だったので、十分眠れた。

洗濯物は廊下に置いた物干しにかけて一晩中扇風機で風を送っていたら、見事に厚手の靴下も乾いた。

朝食のパンの配達が8時半過ぎとのことで待っていたら、40分ごろに女主人がパンと一緒に産みたてだと言って卵3個を持って来てくれた。茹で卵にしてパンに挟んで食べた。コーヒーと紅茶も。自炊なので時間がかかったが、今日の行程は17kmほどなので問題なし。

9時40分に出発。朝から厚い雲に覆われていたが、案の定すぐに雨。

若い女性2人組のペレグリーナが前を歩き、しばらくして若い男性3人組のペレグリーノが後ろから追いついて来た。今朝Tomarを発って来たのだろう。

宿のあった集落は道沿いに細長く続くが、宿の人の言っていた通り店は1軒もない。

4kmほど歩いたところにようやく小さなカフェがあった。今日はこの先もCamino沿いには何もなく、カフェは地図ではCaminoから数百メートル離れたところにあるだけなので、少し早いが入ることにした。朝見かけた若い女性2人組が休んでいた。

飲み物だけにとも思ったが、先のことを考えてハムチーズサンドも頼む。おばさんは何となく優しそうな感じの人だが、サンドウィッチは食パンにチーズとハムを挟んだだけのものだった。

カフェで休んでいる間に雨は激しくなる。雨脚が弱まって出発。しばらくは車もほとんど来ない狭い舗装道路で、雨もひどくならず順調に進む。

1時間ほどで舗装道路を離れ、最初は砂利道だったが、やがて土の山道に入る。そんなに急な坂はないが、上り下りの繰り返し。雨はほとんど降り続き、路面は悪化するばかりだが、幸い泥に踏み込むことはなかった。

山道を1時間ほど歩くと再び舗装路で、丘の中腹を縫ってわずかな高低差だけなので楽に歩ける。途中のバス停で休憩。

再び山道に入り、雨水が轍を流れるが、ここでも靴はそんなに濡れずに済んだ。

今日も随所にオリーブ畑。雨でも収穫作業している姿が見られた。

舗装道路に出て今日の最後の3kmほど。ここで雨脚は強まり、靴もトレッキングパンツの膝下も濡れてしまう。

たどり着いた今日の宿、ネットの口コミでは評判が良くなかったので心配していたが、着いてみると若い女性の受付が待機していて、パスポート、クレデンシャルを手早く処理。何もなく自販機のレトルト食品で済ませるような情報もあったが、夕食も用意してくれるとのこと。部屋は広くきれいで、電気ヒーターが用意してある。

すぐに濡れたものを脱ぎ、シャワー。人心地ついた。雨はその後も本降り状態が続く。

夕食はハンバーガー、パニーニ、ツナサラダ。食べてみて悪い評判が納得できた。価格と質がかけ離れている上に、サービスのかけらもなく、配膳し終えると係の二人は挨拶どころか食後の指示もなくそのまま帰ってしまったのだ。食堂の片隅の流しには汚れた食器が山積み。確かに二度と来たくないところだ。

今日の歩行

CasaisからCortiça 18.4km 30,125歩

 

/images/2023/10/IMG_4422-700x394.jpeg/images/2023/10/IMG_4422-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCasais,Cortiça,オリーブ10月24日(火) 昨夜は寒いかと思ったが、薄いながらも羽毛掛け布団だったので、十分眠れた。 洗濯物は廊下に置いた物干しにかけて一晩中扇風機で風を送っていたら、見事に厚手の靴下も乾いた。 朝食のパンの配達が8時半過ぎとのことで待っていたら、40分ごろに女主人がパンと一緒に産みたてだと言って卵3個を持って来てくれた。茹で卵にしてパンに挟んで食べた。コーヒーと紅茶も。自炊なので時間がかかったが、今日の行程は17kmほどなので問題なし。 9時40分に出発。朝から厚い雲に覆われていたが、案の定すぐに雨。 若い女性2人組のペレグリーナが前を歩き、しばらくして若い男性3人組のペレグリーノが後ろから追いついて来た。今朝Tomarを発って来たのだろう。 宿のあった集落は道沿いに細長く続くが、宿の人の言っていた通り店は1軒もない。 4kmほど歩いたところにようやく小さなカフェがあった。今日はこの先もCamino沿いには何もなく、カフェは地図ではCaminoから数百メートル離れたところにあるだけなので、少し早いが入ることにした。朝見かけた若い女性2人組が休んでいた。 飲み物だけにとも思ったが、先のことを考えてハムチーズサンドも頼む。おばさんは何となく優しそうな感じの人だが、サンドウィッチは食パンにチーズとハムを挟んだだけのものだった。 カフェで休んでいる間に雨は激しくなる。雨脚が弱まって出発。しばらくは車もほとんど来ない狭い舗装道路で、雨もひどくならず順調に進む。 1時間ほどで舗装道路を離れ、最初は砂利道だったが、やがて土の山道に入る。そんなに急な坂はないが、上り下りの繰り返し。雨はほとんど降り続き、路面は悪化するばかりだが、幸い泥に踏み込むことはなかった。 山道を1時間ほど歩くと再び舗装路で、丘の中腹を縫ってわずかな高低差だけなので楽に歩ける。途中のバス停で休憩。 再び山道に入り、雨水が轍を流れるが、ここでも靴はそんなに濡れずに済んだ。 今日も随所にオリーブ畑。雨でも収穫作業している姿が見られた。 舗装道路に出て今日の最後の3kmほど。ここで雨脚は強まり、靴もトレッキングパンツの膝下も濡れてしまう。 たどり着いた今日の宿、ネットの口コミでは評判が良くなかったので心配していたが、着いてみると若い女性の受付が待機していて、パスポート、クレデンシャルを手早く処理。何もなく自販機のレトルト食品で済ませるような情報もあったが、夕食も用意してくれるとのこと。部屋は広くきれいで、電気ヒーターが用意してある。 すぐに濡れたものを脱ぎ、シャワー。人心地ついた。雨はその後も本降り状態が続く。 夕食はハンバーガー、パニーニ、ツナサラダ。食べてみて悪い評判が納得できた。価格と質がかけ離れている上に、サービスのかけらもなく、配膳し終えると係の二人は挨拶どころか食後の指示もなくそのまま帰ってしまったのだ。食堂の片隅の流しには汚れた食器が山積み。確かに二度と来たくないところだ。 今日の歩行 CasaisからCortiça 18.4km 30,125歩  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)