合計距離: 24861 m
最高点の標高: 312 m
最低点の標高: 158 m
累積標高(上り): 1708 m
累積標高(下り): -1758 m
総所要時間: 09:21:47

10月26日(木)

雨に苦しめられた大変な1日だった。土砂降りの雨。強風による横殴りの雨。道を川に変える雨水。道を池にしてしまう雨。

朝食はホテルでビュッフェ。内容はごく一般的なものだが、クロワッサンは本物だし、スクランブルドエッグやベーコンなどはこまめに残量を確かめて補充していた。

9時15分に出発。朝から雨が降っていて、最高気温予報も18度なので、ポンチョを纏う。雨がひどくなり、街の様子を写真に撮る余裕もない。思ったより暑くなったので、1時間ちょっとで小さな教会の庇を借りてポンチョを脱ぐ。その後も降ったり止んだり。

道の様子も昨日と変わらず、舗装道路が終わると土の山道。

広い道に出たところに井戸があった。試しに何回転か回してみると、きれいな水が出てきた。

11kmほど歩いたところで予定していたレストランで昼食。この辺りにでは大きなレストランで、しかも賑わっている。私たちは12時20分と少し早めの入店だったが、もう客は多く、その後も次々に客が入ってきていた。

食事はMenu do día(今日の定食)で、野菜スープとフランセジーニャを選んだ。一人分を二人で分けてちょうど良い分量。フランセジーニャはハム、ソーセージ、ロースト肉をパンで挟み、チーズをかぶせ、ソースをかけたもので、ボリューム満点。ポテトフライも一皿付いてきて、とても私たちには一人分を一人で食べ切れるようなものではなかったので、二人で分けて正解だった。コーヒーだけは二つとった。

食後、店を出ようとすると土砂降り。止みそうもないので出かけることにして支度をしていると、少し雨は弱まった。

しかし歩きはじめると雨は強まったり弱まったりを繰り返す。やがて山中に入ると強風や突風も吹きつけ、横殴りの雨でびしょ濡れに。更に、轍だけでなく道全体が川や池のようになる。水たまりを避けるために脇の畑に入ってみると、そこも水浸し。

15時ごろにようやく雨は止んだが、水没した道はまだ終わらなかった。

舗装道路に出て、カフェで少し休憩。その近所のスーパーで今夜の夕食用に缶詰スープとパンを購入。

そこからまた1時間ほど歩いて今夜の宿に到着。

これまでの人生で最も風雨や水没道に苦しめられた1日だった。びしょ濡れになっても寒くはなかったのがせめてもの幸い。風が吹き続けたので、17時半に宿に着いた頃には、靴以外は乾いていた。

宿は広めの部屋にベッド、机、椅子、テーブル、キッチンがあり、トイレ・シャワー付き。きれいだが、ロッカーもハンガーもない。Wi-Fiのパスワードがわからないので家主に電話すると、机上のノートに記されているとのこと。しかし見当たらないのでメールで問い合わせ。しばらく経って主人がやって来て、机上の写真立てを示す。確かにそこにパスワードが書いてあった。

夕食は買って来たパンと豆スープ。デザートは今朝もらって来たオレンジ。

部屋にはエアコンもあり電気温風機もあるので、何とか靴も洗濯物も乾くだろう。

今日の歩行

AnsiãoからZambujal 22.6km 36,452歩

/images/2023/10/IMG_4476-700x394.jpeg/images/2023/10/IMG_4476-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésAnsião,Camino Portugués,Zambujal,ずぶ濡れ,強風,突風,雨10月26日(木) 雨に苦しめられた大変な1日だった。土砂降りの雨。強風による横殴りの雨。道を川に変える雨水。道を池にしてしまう雨。 朝食はホテルでビュッフェ。内容はごく一般的なものだが、クロワッサンは本物だし、スクランブルドエッグやベーコンなどはこまめに残量を確かめて補充していた。 9時15分に出発。朝から雨が降っていて、最高気温予報も18度なので、ポンチョを纏う。雨がひどくなり、街の様子を写真に撮る余裕もない。思ったより暑くなったので、1時間ちょっとで小さな教会の庇を借りてポンチョを脱ぐ。その後も降ったり止んだり。 道の様子も昨日と変わらず、舗装道路が終わると土の山道。 広い道に出たところに井戸があった。試しに何回転か回してみると、きれいな水が出てきた。 11kmほど歩いたところで予定していたレストランで昼食。この辺りにでは大きなレストランで、しかも賑わっている。私たちは12時20分と少し早めの入店だったが、もう客は多く、その後も次々に客が入ってきていた。 食事はMenu do día(今日の定食)で、野菜スープとフランセジーニャを選んだ。一人分を二人で分けてちょうど良い分量。フランセジーニャはハム、ソーセージ、ロースト肉をパンで挟み、チーズをかぶせ、ソースをかけたもので、ボリューム満点。ポテトフライも一皿付いてきて、とても私たちには一人分を一人で食べ切れるようなものではなかったので、二人で分けて正解だった。コーヒーだけは二つとった。 食後、店を出ようとすると土砂降り。止みそうもないので出かけることにして支度をしていると、少し雨は弱まった。 しかし歩きはじめると雨は強まったり弱まったりを繰り返す。やがて山中に入ると強風や突風も吹きつけ、横殴りの雨でびしょ濡れに。更に、轍だけでなく道全体が川や池のようになる。水たまりを避けるために脇の畑に入ってみると、そこも水浸し。 15時ごろにようやく雨は止んだが、水没した道はまだ終わらなかった。 舗装道路に出て、カフェで少し休憩。その近所のスーパーで今夜の夕食用に缶詰スープとパンを購入。 そこからまた1時間ほど歩いて今夜の宿に到着。 これまでの人生で最も風雨や水没道に苦しめられた1日だった。びしょ濡れになっても寒くはなかったのがせめてもの幸い。風が吹き続けたので、17時半に宿に着いた頃には、靴以外は乾いていた。 宿は広めの部屋にベッド、机、椅子、テーブル、キッチンがあり、トイレ・シャワー付き。きれいだが、ロッカーもハンガーもない。Wi-Fiのパスワードがわからないので家主に電話すると、机上のノートに記されているとのこと。しかし見当たらないのでメールで問い合わせ。しばらく経って主人がやって来て、机上の写真立てを示す。確かにそこにパスワードが書いてあった。 夕食は買って来たパンと豆スープ。デザートは今朝もらって来たオレンジ。 部屋にはエアコンもあり電気温風機もあるので、何とか靴も洗濯物も乾くだろう。 今日の歩行 AnsiãoからZambujal 22.6km 36,452歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)