合計距離: 13686 m
最高点の標高: 79 m
最低点の標高: 35 m
累積標高(上り): 750 m
累積標高(下り): -748 m
総所要時間: 05:19:05

合計距離: 3740 m
最高点の標高: 63 m
最低点の標高: 41 m
累積標高(上り): 234 m
累積標高(下り): -231 m
総所要時間: 02:57:02

10月31日(火)

一晩中エアコンを入れていたが、室内は湿っぽく寝具も湿っぽかった。窓ガラスには水滴がつき湿度の高さが目に見える。


8時前に朝食。ビュッフェではあるが、内容は貧弱で、ハム、チーズ、食事パン、食パン、シリアル。飲み物はコーヒー類、紅茶類、オレンジジュース、パインジュース。一人5€だからこんなもので、朝食があるだけでありがたい。


9時出発。昨日の道を少し戻りCaminoへ。いきなり土の道で、しかも木が生い茂ってトンネルを作りジャングルのよう。農耕車らしきものが通った跡があるが、轍の幅からして小型のもの。


オリーブの実が手に取れるほどのところがあった。

昨日、Caminoの矢印に従って進んでいたら地図の経路から外れてしまい、宿の方向と違ったので、地図の経路に戻った。きっとこのジャングルの道は矢印も消えかかっていたので、廃止された旧い道なのだろう。

舗装路に出たところに新しいCaminoの矢印があった。ここで新しい道に合流したのだろう。


1時間ほど歩いて着いたMealhadaの町は意外に大きく、通りにはカフェが何軒もある。しかし入るには少し早いので、通りのベンチで上着を脱ぐ。朝は少し冷えていたが、天気が良く陽も差していたので。

町を抜けて国道が公園に沿ってはしり、歩くのにも気持ち良い。少し進むとスーパーマーケットPingo Doce Mealhadaがあったので、チョコレートを購入。

店内のカフェで休憩。ケーキ、カフェ・オ・レ、水。先日もそうだったが、スーパー内のカフェは安く、席も余裕があって休憩にはもってこい。

国道を進むと、脇道に入らなければならないところを見逃し、数百メートル行き過ぎてしまう。戻ってみるとつぶれたレストランの駐車場に通じる道が大屋根で覆われていて、道路には見えなかったのだ。

その先に大きなアルベルゲがあって、個室もあるようだったが、入口は閉まっていた。


土の道もあったが泥に苦労することもなく進む。昼食は今夜のホテルのあるAnadiaに着いてからと思っていたが、ゆっくり歩いたせいか手前のAguimの村でとることにした。しかしカフェは小さなスーパー付きのもので、数えるほどのケーキ以外にはホットミックスサンドしかない。

サンドとケーキひとつ、カフェ・オ・レと炭酸水。サンドは美味しかったが、ケーキは重かった。


Anadiaの街外れには大きな体育館、サッカー場、映画館がある。どれも立派な施設に見えるが、体育館の中からわずかに人声が漏れて来るだけで、人の姿はほとんど見えない。無駄な公共投資になっていなければ良いのだが。


まもなくホテルに到着。街の縁に位置しているようだ。14時前だったが入室できた。

明日の宿の予約、シャワー、日記。少し昼寝して18時過ぎに外出。近くの良さそうなレストランQuatro Estaçõesに行く。18時半開店となっていたが、着いてみると19時からだとのこと。

町の中心の方へ散歩して時間を潰す。店はパラパラとあるが、通りは暗く人も少ない。中心の広場まで行って引き返す。

レストランの向かいの体育館で子どもたちがローラースケートホッケーの練習をしていた。

19時過ぎにレストランへ行くが、まだ開いていないので、横のベンチで待つ。まもなく扉が開き、最初に応対してくれた女性の店員が呼び入れてくれる。予想以上に広い店内で、下階の奥に通される。

前菜を4皿持って来たが、パンだけにする。まもなく店員二人で大きな皿を抱えて来る。一方には牛肉3種類、もう一方には大きな魚1匹、中くらいの魚3匹、タコ1匹、イカ1パイ、バカリャウが入っていて、それぞれの調理法を説明してくれる。大きな魚が興味を引いたので、そのリゾットにする。

ワインは白のをグラス1杯、炭酸水。結構待って出て来たリゾットは大皿。私たちの感覚では3人前か4人前の量がある。付け合わせは何もない。米には芯がほとんどなく、魚の身はずいぶんたくさん入っている。味は非常に良い。生臭さはなく塩味も適度。これまでに食べたリゾットの中でも最上ではないだろうか。

私たちの後から次々に客が入って来て、満席に近くなる。突然子どもたち10人近くがやって来て大きな声で何か言う。ハロウィンのお菓子をもらいに来たのだ。ひとしきり騒いで出て行ったが、保護者も付いていた。少ししてハロウィンの仮装をした家族連れが来店。ポルトガルでもハロウィンが行われているようだが、中心街では全く何事もなかったので、そんなに盛んではないのかも知れない。明日は諸聖人の日だが、どんなだろう。

リゾット一皿で満腹したが、デザートもとってみた。

アーモンドアイスクリームとCrema do céu。アイスクリームは量は少ないが濃厚、Cremaはクリームと砕いたビスケットを何層か重ね、上に甘くした黄身を乗せたもの。見た目ほど重くはなかった。最後にカフェ・コルタード。味、店内の雰囲気、店員の応対、どれにも満足。

今回のポルトガルで最高のレストランだったが、値段も最高だった。全部で60.8€。

今日はずっと晴れだったが、レストランの帰りにわずかに霧雨。

ホテルに戻って日記の続き。

今日の歩行

Ponte de aviadoresからAnadia 13.5km 22,270歩

夜の外出 2.5km 4,338歩

合計 16.0km 26,608歩

 

/images/2023/11/IMG_4604-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4604-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésAnadia,Camino Portugués,Ponte de aviadores,Quatro Estações10月31日(火) 一晩中エアコンを入れていたが、室内は湿っぽく寝具も湿っぽかった。窓ガラスには水滴がつき湿度の高さが目に見える。 8時前に朝食。ビュッフェではあるが、内容は貧弱で、ハム、チーズ、食事パン、食パン、シリアル。飲み物はコーヒー類、紅茶類、オレンジジュース、パインジュース。一人5€だからこんなもので、朝食があるだけでありがたい。 9時出発。昨日の道を少し戻りCaminoへ。いきなり土の道で、しかも木が生い茂ってトンネルを作りジャングルのよう。農耕車らしきものが通った跡があるが、轍の幅からして小型のもの。 オリーブの実が手に取れるほどのところがあった。 昨日、Caminoの矢印に従って進んでいたら地図の経路から外れてしまい、宿の方向と違ったので、地図の経路に戻った。きっとこのジャングルの道は矢印も消えかかっていたので、廃止された旧い道なのだろう。 舗装路に出たところに新しいCaminoの矢印があった。ここで新しい道に合流したのだろう。 1時間ほど歩いて着いたMealhadaの町は意外に大きく、通りにはカフェが何軒もある。しかし入るには少し早いので、通りのベンチで上着を脱ぐ。朝は少し冷えていたが、天気が良く陽も差していたので。 町を抜けて国道が公園に沿ってはしり、歩くのにも気持ち良い。少し進むとスーパーマーケットPingo Doce Mealhadaがあったので、チョコレートを購入。 店内のカフェで休憩。ケーキ、カフェ・オ・レ、水。先日もそうだったが、スーパー内のカフェは安く、席も余裕があって休憩にはもってこい。 国道を進むと、脇道に入らなければならないところを見逃し、数百メートル行き過ぎてしまう。戻ってみるとつぶれたレストランの駐車場に通じる道が大屋根で覆われていて、道路には見えなかったのだ。 その先に大きなアルベルゲがあって、個室もあるようだったが、入口は閉まっていた。 土の道もあったが泥に苦労することもなく進む。昼食は今夜のホテルのあるAnadiaに着いてからと思っていたが、ゆっくり歩いたせいか手前のAguimの村でとることにした。しかしカフェは小さなスーパー付きのもので、数えるほどのケーキ以外にはホットミックスサンドしかない。 サンドとケーキひとつ、カフェ・オ・レと炭酸水。サンドは美味しかったが、ケーキは重かった。 Anadiaの街外れには大きな体育館、サッカー場、映画館がある。どれも立派な施設に見えるが、体育館の中からわずかに人声が漏れて来るだけで、人の姿はほとんど見えない。無駄な公共投資になっていなければ良いのだが。 まもなくホテルに到着。街の縁に位置しているようだ。14時前だったが入室できた。 明日の宿の予約、シャワー、日記。少し昼寝して18時過ぎに外出。近くの良さそうなレストランQuatro Estaçõesに行く。18時半開店となっていたが、着いてみると19時からだとのこと。 町の中心の方へ散歩して時間を潰す。店はパラパラとあるが、通りは暗く人も少ない。中心の広場まで行って引き返す。 レストランの向かいの体育館で子どもたちがローラースケートホッケーの練習をしていた。 19時過ぎにレストランへ行くが、まだ開いていないので、横のベンチで待つ。まもなく扉が開き、最初に応対してくれた女性の店員が呼び入れてくれる。予想以上に広い店内で、下階の奥に通される。 前菜を4皿持って来たが、パンだけにする。まもなく店員二人で大きな皿を抱えて来る。一方には牛肉3種類、もう一方には大きな魚1匹、中くらいの魚3匹、タコ1匹、イカ1パイ、バカリャウが入っていて、それぞれの調理法を説明してくれる。大きな魚が興味を引いたので、そのリゾットにする。 ワインは白のをグラス1杯、炭酸水。結構待って出て来たリゾットは大皿。私たちの感覚では3人前か4人前の量がある。付け合わせは何もない。米には芯がほとんどなく、魚の身はずいぶんたくさん入っている。味は非常に良い。生臭さはなく塩味も適度。これまでに食べたリゾットの中でも最上ではないだろうか。 私たちの後から次々に客が入って来て、満席に近くなる。突然子どもたち10人近くがやって来て大きな声で何か言う。ハロウィンのお菓子をもらいに来たのだ。ひとしきり騒いで出て行ったが、保護者も付いていた。少ししてハロウィンの仮装をした家族連れが来店。ポルトガルでもハロウィンが行われているようだが、中心街では全く何事もなかったので、そんなに盛んではないのかも知れない。明日は諸聖人の日だが、どんなだろう。 リゾット一皿で満腹したが、デザートもとってみた。 アーモンドアイスクリームとCrema do céu。アイスクリームは量は少ないが濃厚、Cremaはクリームと砕いたビスケットを何層か重ね、上に甘くした黄身を乗せたもの。見た目ほど重くはなかった。最後にカフェ・コルタード。味、店内の雰囲気、店員の応対、どれにも満足。 今回のポルトガルで最高のレストランだったが、値段も最高だった。全部で60.8€。 今日はずっと晴れだったが、レストランの帰りにわずかに霧雨。 ホテルに戻って日記の続き。 今日の歩行 Ponte de aviadoresからAnadia 13.5km 22,270歩 夜の外出 2.5km 4,338歩 合計 16.0km 26,608歩  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)