Quinta Peregrinación 21
最高点の標高: 308 m
最低点の標高: 130 m
累積標高(上り): 884 m
累積標高(下り): -964 m
総所要時間: 10:44:49
11月4日(土)
昨夜は一晩中風の唸りが続き、窓ガラスに当たる雨の音も聞こえていた。いつも通り6時半に起きたが、まだ風も雨も激しい。下の通りを見ると、土曜日の朝ということもあるのかも知れないが、人通りも車の走行も全くない。広場脇に立っている樹も大きく揺れ、横殴りの雨が通りを掠めるように流れている。
昨日買っておいたパン、ヨーグルト、ジュース。宿に常備してある紅茶、コーヒーで朝食。
もう一組の宿泊客は仕事着姿で出掛けていった。
嵐の中を出発する気にはなれないので、しばらく天候の様子を見ることにする。予報では午前中は雨、午後は強風。しかし朝から大雨強風。チェックアウト期限は11時なので、最悪それまでは待つことにする。
待っている間に昨夜までできなかったブログへの写真の掲載をすませる。
9時過ぎて少し雨風が弱まって来たようで、通りを傘をさして歩く姿が見られるようになって来たが、まだ傘は風に煽られている。
9時半になって雨は小雨程度の降り方になる時もあり、風も強風ばかりではなくなって来た。今日は15時までは歩き、そこからタクシーで宿に向かうことにして出発。
用意を整えて宿の玄関まで下りると、外はまた強風豪雨。しばらく外に出ずに待っていると、一組のPeregrinoがレインパンツにポンチョ姿で歩いて行くのが見えた。
少し風雨が弱まったところで玄関を出るが、間も無くまた風雨が強まり、傘の骨は限界までしなる。
先ほど見かけた二人組のPeregrinoが横の教会の方から出て来て私たちに追いつく。アメリカ人夫婦で妻の方はスペイン語ができるそうで、後ろで配偶者と話していた。夫の方は英語しかできないからか、「おはようございます」とだけ言って追い越して行った。
出発して30分ぐらいは風雨が強かったが、やがて青空も覗きはじめ、昨日までと同じような晴れ、曇り、雨と強風の繰り返しになる。
São João de Madeiraの街を長い下り坂でくだって行ったので、順調に進めた。1時間弱歩いたところで早めの休憩。
洗濯場はあちこちにあって珍しくないのだが、これまでは全て現役ではないようだった。ところが今も使われているらしい洗濯場があったのだ。洗濯女の姿はなかったので100パーセント確実ではないが。
ポルトガルで初めて見た墓石屋。最近の日本のと似たようなデザインがあった。
朝食を十分摂ったと思っていたが、蛋白質不足なのか12時前に急激にエネルギー切れ。バス停でチョコレートで補給するが、地図で探すと近くにレストランがあるので、早めの昼食にする。
入ってみると少し高級そうな店。突き出しのパン、生ハム、メロンを今回は食べることにした。
スープはクリームと野菜をそれぞれにとる。
メインはステーキにライス、ポテトフライ、サラダがついてくるそうなので、1/2を頼む。パンは4種類、生ハムは塩気が少なめ、メロンは甘味があり美味しかった。クリームスープは薄味で私たちにはちょうど良かったが、野菜スープは味が薄過ぎた。メインは1/2なのに予想以上に多い。これを二人で食べてお腹いっぱい。予定外の十分な昼食になってしまった。ワインを飲みたいところだったが、まだ先は長いので我慢。
レストランを出るとまた風雨。あまりに激しいのでバス停に避難して弱まるのを待つ。その後も強風雨と晴れの繰り返し。
強風雨から避難して入ったスーパーにはカフェはなく、店内を一巡して何も買わずに退店。このスーパーには孫が喜びそうな子供用の買い物カートがあった。
予定していた15時を過ぎたので、タクシーを呼んでもらうためにカフェを探すが、こんな時に限ってなかなか見つからない。ようやく15時半にカフェに辿り着く。一休みしてからカフェの主人に行き先を書いたメモを見せてタクシーを呼んでくれるように頼む。なかなか捕まらないようで、何ヶ所にも電話をしてくれる。客の注文をこなしながら繰り返し電話をかけて、20分ほどかかっただろうか、ようやくタクシーを呼べたとのことで、15分後には来るとメモしてくれた。30分近くしてタクシーが来た。主人に礼を言って店を出る。
タクシーの運転手にメモを渡すと、スマートフォンの地図案内に入力して発車。行先の宿のことは知らないようだ。裏道を抜けたりするが、アプリの案内に従っていただけで、宿に近づいても行き着けない。私がグーグルマップで案内して到着。
インタフォンを押すとすぐに返事があり、入口を開けてくれる。中は綺麗で、バルコーナーに通され、コーヒーと炭酸水を供してくれて、宿帳に記入するように言われる。今夜は誕生パーティーがあるので、部屋を会場から離れたものに変えて良いかと聞くが、私たちに異存はない。夕食ができるかたずねると、パーティーがあって料理はあるので提供できるとのこと。こんな風雨の日に食事に出かける気にならなかったので、ありがたい。
部屋に案内されてみると、寝室、居間、ダイニングキッチン、バスルームと非常に広く清潔。居間と廊下にはエアコン、寝室とバスルームにはスチーム暖房。2リットルの水。これで朝食付き67€。宿の名はCoutoRural。
シャワーを使ってすっきりして日記を書く。
20時に夕食を持って来てくれた。ダイニングキッチンで食べる。
野菜スープは薄味。
少ししてメインの牛肉グリル。肉は柔らかく薄味。
ワインはボトルでクセのないもの。二人でゆっくり酔う。
ワインの残りを飲みながら明日のポルトの宿の予約と日記。
夜になっても時々風雨の強まる音。パーティーは盛り上がらないのか風雨にかき消されるのか、音は少ししか伝わってこない。23時まで続くそうだが。
とにかく今日は幸運だった。宿でパーティーがあるおかげで広い部屋に移れ、夕食も用意してもらえた。対応してくれた女性スタッフも、スペイン語は苦手なようだが、気が利いて感じも良い。
今日の歩行
São João de MadeiraからMorelos 14.2km 22,991歩
https://dosperegrinos.net/2023/11/05/quinta-peregrinacion-21//images/2023/11/IMG_4723-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4723-150x150.jpegポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,CoutoRural,Morelos,São João de Madeira11月4日(土) 昨夜は一晩中風の唸りが続き、窓ガラスに当たる雨の音も聞こえていた。いつも通り6時半に起きたが、まだ風も雨も激しい。下の通りを見ると、土曜日の朝ということもあるのかも知れないが、人通りも車の走行も全くない。広場脇に立っている樹も大きく揺れ、横殴りの雨が通りを掠めるように流れている。 昨日買っておいたパン、ヨーグルト、ジュース。宿に常備してある紅茶、コーヒーで朝食。 もう一組の宿泊客は仕事着姿で出掛けていった。 嵐の中を出発する気にはなれないので、しばらく天候の様子を見ることにする。予報では午前中は雨、午後は強風。しかし朝から大雨強風。チェックアウト期限は11時なので、最悪それまでは待つことにする。 待っている間に昨夜までできなかったブログへの写真の掲載をすませる。 9時過ぎて少し雨風が弱まって来たようで、通りを傘をさして歩く姿が見られるようになって来たが、まだ傘は風に煽られている。 9時半になって雨は小雨程度の降り方になる時もあり、風も強風ばかりではなくなって来た。今日は15時までは歩き、そこからタクシーで宿に向かうことにして出発。 用意を整えて宿の玄関まで下りると、外はまた強風豪雨。しばらく外に出ずに待っていると、一組のPeregrinoがレインパンツにポンチョ姿で歩いて行くのが見えた。 少し風雨が弱まったところで玄関を出るが、間も無くまた風雨が強まり、傘の骨は限界までしなる。 先ほど見かけた二人組のPeregrinoが横の教会の方から出て来て私たちに追いつく。アメリカ人夫婦で妻の方はスペイン語ができるそうで、後ろで配偶者と話していた。夫の方は英語しかできないからか、「おはようございます」とだけ言って追い越して行った。 出発して30分ぐらいは風雨が強かったが、やがて青空も覗きはじめ、昨日までと同じような晴れ、曇り、雨と強風の繰り返しになる。 São João de Madeiraの街を長い下り坂でくだって行ったので、順調に進めた。1時間弱歩いたところで早めの休憩。 洗濯場はあちこちにあって珍しくないのだが、これまでは全て現役ではないようだった。ところが今も使われているらしい洗濯場があったのだ。洗濯女の姿はなかったので100パーセント確実ではないが。 ポルトガルで初めて見た墓石屋。最近の日本のと似たようなデザインがあった。 朝食を十分摂ったと思っていたが、蛋白質不足なのか12時前に急激にエネルギー切れ。バス停でチョコレートで補給するが、地図で探すと近くにレストランがあるので、早めの昼食にする。 入ってみると少し高級そうな店。突き出しのパン、生ハム、メロンを今回は食べることにした。 スープはクリームと野菜をそれぞれにとる。 メインはステーキにライス、ポテトフライ、サラダがついてくるそうなので、1/2を頼む。パンは4種類、生ハムは塩気が少なめ、メロンは甘味があり美味しかった。クリームスープは薄味で私たちにはちょうど良かったが、野菜スープは味が薄過ぎた。メインは1/2なのに予想以上に多い。これを二人で食べてお腹いっぱい。予定外の十分な昼食になってしまった。ワインを飲みたいところだったが、まだ先は長いので我慢。 レストランを出るとまた風雨。あまりに激しいのでバス停に避難して弱まるのを待つ。その後も強風雨と晴れの繰り返し。 強風雨から避難して入ったスーパーにはカフェはなく、店内を一巡して何も買わずに退店。このスーパーには孫が喜びそうな子供用の買い物カートがあった。 予定していた15時を過ぎたので、タクシーを呼んでもらうためにカフェを探すが、こんな時に限ってなかなか見つからない。ようやく15時半にカフェに辿り着く。一休みしてからカフェの主人に行き先を書いたメモを見せてタクシーを呼んでくれるように頼む。なかなか捕まらないようで、何ヶ所にも電話をしてくれる。客の注文をこなしながら繰り返し電話をかけて、20分ほどかかっただろうか、ようやくタクシーを呼べたとのことで、15分後には来るとメモしてくれた。30分近くしてタクシーが来た。主人に礼を言って店を出る。 タクシーの運転手にメモを渡すと、スマートフォンの地図案内に入力して発車。行先の宿のことは知らないようだ。裏道を抜けたりするが、アプリの案内に従っていただけで、宿に近づいても行き着けない。私がグーグルマップで案内して到着。 インタフォンを押すとすぐに返事があり、入口を開けてくれる。中は綺麗で、バルコーナーに通され、コーヒーと炭酸水を供してくれて、宿帳に記入するように言われる。今夜は誕生パーティーがあるので、部屋を会場から離れたものに変えて良いかと聞くが、私たちに異存はない。夕食ができるかたずねると、パーティーがあって料理はあるので提供できるとのこと。こんな風雨の日に食事に出かける気にならなかったので、ありがたい。 部屋に案内されてみると、寝室、居間、ダイニングキッチン、バスルームと非常に広く清潔。居間と廊下にはエアコン、寝室とバスルームにはスチーム暖房。2リットルの水。これで朝食付き67€。宿の名はCoutoRural。 シャワーを使ってすっきりして日記を書く。 20時に夕食を持って来てくれた。ダイニングキッチンで食べる。 野菜スープは薄味。 少ししてメインの牛肉グリル。肉は柔らかく薄味。 ワインはボトルでクセのないもの。二人でゆっくり酔う。 ワインの残りを飲みながら明日のポルトの宿の予約と日記。 夜になっても時々風雨の強まる音。パーティーは盛り上がらないのか風雨にかき消されるのか、音は少ししか伝わってこない。23時まで続くそうだが。 とにかく今日は幸運だった。宿でパーティーがあるおかげで広い部屋に移れ、夕食も用意してもらえた。対応してくれた女性スタッフも、スペイン語は苦手なようだが、気が利いて感じも良い。 今日の歩行 São João de MadeiraからMorelos 14.2km 22,991歩Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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