合計距離: 17503 m
最高点の標高: 239 m
最低点の標高: 41 m
累積標高(上り): 941 m
累積標高(下り): -995 m
総所要時間: 07:59:23

11月5日(日)

昨夜はワインを久しぶりにたくさん飲んだ(と言っても二人で半本)せいか、朝までぐっすり眠れた。昨夜のパーティーは12時過ぎに終わり、帰って行く車の音が聞こえたが、パーティー中も含めて迷惑と感じるような大騒ぎではなかった。

 

朝食は宿の食堂で、8時に行ってみるとビュッフェではなく、昨日の到着時にチェックを付けるように言われた食べ物がそれぞれに用意してあり、席に着くと宿のお母さんが温かい飲み物やスクランブルドエッグなどを用意してくれる。笑顔で給仕してくれて気持ちが良い。外ではお父さんが朝から庭仕事。他にもいるのかもしれないが、私たちが接した両親と娘さん、皆笑顔で優しく、本当に気持ちの良い一家だった。

9時半に出発したが、お母さんが出入口まで見送ってくれた。

数百メートルでCaminoにもどる。その後は家並の続く道だが、急な坂も多い。天気は良く、ほんの短時間雨がぱらつく程度で、傘をさすまでもない。

Caminoの長い壁画が塀に描かれていたが、

その先は様々なスポーツが描かれて、

最後はPeregrinoへの挨拶言葉。塀の向こうはサッカーなどのコートだった。

今日もまた水溜りが行手を阻む。

人通りも車の通行も非常に少ない道でも石畳みが敷かれている。コンクリートやアスファルト舗装の方がよほど経済的だろう。

ずいぶん急な長い坂を上らされ、遠くに海が見えた。

やがて私たちが勝手に「ポルトタワー」と名付けた塔が見え、ポルトの街が近づいたことが分かる。

休まずに歩いて12時になってしまったので、カフェでの休憩ではなく昼食をとることにする。店の外にまで長い行列をつくっている店があった。その先に良さそうなレストランがあったので入ると、カウンターの前に長い行列。客の一人が奥のテーブル席で食事ができるとウエイターを呼んでくれる。テーブル席にも数組の客。親切なウエイターがメニューを説明してくれ、1/2の量で十分だと言ってくれる。スープ一皿と豚肉料理1/2を頼む。他の客の料理を見るとどれも大変な量。

スープは皿一杯になみなみと。味は昨日のと比べて少し濃い。豚肉料理は大きな塊が5つか6つに肉の血合らしきもの、ポテトフライが山盛り。そしてライスが別皿にいっぱい。二人で食べても半分も減らない。他の客の多くは食べきれなかったものを持ち帰っていた。この大量と持ち帰りが店の売りのようだ。

カウンター前にはテイクアウトだけの客がまだまだたくさん並んでいて、私たちはそれを掻き分けて店を出なければならなかった。

満腹で歩きはじめる。しばらく歩くと、懐かしいポルトのメトロ。

トイレに行きたくなって飛び込んだピザ屋でアイスクリームを注文すると、カップアイスが出て来た。美味しいが高い。

ポルト旧市街へ渡るドン・ルイス1世橋は観光客でいっぱい。日本人一家がその中にいた。

橋の上からタコの天ぷらを食べたレストランがあるあたりの河岸、ケーブルカーなどを見ることができた。

旧市街に入るとCaminoを示す黄色い矢印はいろんな方向を示し、中には逆方向や二つの方向などがあって混乱する。

なぜかまたトイレに行きたくなって飛び込んだのが、偶然にもエッグタルトの名店だったようで、満員の客。一つ食べてみたら、確かにこれまでの中で最高に美味しかった。

旧市街を歩くと随所にポルトを代表する景色に出会う。

広場では学生たちが寸劇。それを囲む中に黒いマント姿の学生。絵になる。

教会の外壁に見事なアズレージョ。

ようやくホテルに到着したのは16時20分だった。

ホテルの部屋には感染対策でリモコンは消毒して紙袋に入れられていた。まだコロナの名残がある。

部屋の窓からライトアップされたノッサ・セニョーラ・ダ・ラパ教会が見える。

昨日の昼から肉を食べ続けているようなもので、さすがにお腹がもたれる。夕食はあまり食べる気にならず、近くのカフェでサラダとペリコ(スクランブルドエッグのバーガー)。サラダでやっと少し落ち着いた。

ポルトは大都会。とにかく人が多い。

今日の歩行

GrijóからPorto 17.2km 27,447歩

/images/2023/11/IMG_4767-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4767-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,Grijó,Porto11月5日(日) 昨夜はワインを久しぶりにたくさん飲んだ(と言っても二人で半本)せいか、朝までぐっすり眠れた。昨夜のパーティーは12時過ぎに終わり、帰って行く車の音が聞こえたが、パーティー中も含めて迷惑と感じるような大騒ぎではなかった。   朝食は宿の食堂で、8時に行ってみるとビュッフェではなく、昨日の到着時にチェックを付けるように言われた食べ物がそれぞれに用意してあり、席に着くと宿のお母さんが温かい飲み物やスクランブルドエッグなどを用意してくれる。笑顔で給仕してくれて気持ちが良い。外ではお父さんが朝から庭仕事。他にもいるのかもしれないが、私たちが接した両親と娘さん、皆笑顔で優しく、本当に気持ちの良い一家だった。 9時半に出発したが、お母さんが出入口まで見送ってくれた。 数百メートルでCaminoにもどる。その後は家並の続く道だが、急な坂も多い。天気は良く、ほんの短時間雨がぱらつく程度で、傘をさすまでもない。 Caminoの長い壁画が塀に描かれていたが、 その先は様々なスポーツが描かれて、 最後はPeregrinoへの挨拶言葉。塀の向こうはサッカーなどのコートだった。 今日もまた水溜りが行手を阻む。 人通りも車の通行も非常に少ない道でも石畳みが敷かれている。コンクリートやアスファルト舗装の方がよほど経済的だろう。 ずいぶん急な長い坂を上らされ、遠くに海が見えた。 やがて私たちが勝手に「ポルトタワー」と名付けた塔が見え、ポルトの街が近づいたことが分かる。 休まずに歩いて12時になってしまったので、カフェでの休憩ではなく昼食をとることにする。店の外にまで長い行列をつくっている店があった。その先に良さそうなレストランがあったので入ると、カウンターの前に長い行列。客の一人が奥のテーブル席で食事ができるとウエイターを呼んでくれる。テーブル席にも数組の客。親切なウエイターがメニューを説明してくれ、1/2の量で十分だと言ってくれる。スープ一皿と豚肉料理1/2を頼む。他の客の料理を見るとどれも大変な量。 スープは皿一杯になみなみと。味は昨日のと比べて少し濃い。豚肉料理は大きな塊が5つか6つに肉の血合らしきもの、ポテトフライが山盛り。そしてライスが別皿にいっぱい。二人で食べても半分も減らない。他の客の多くは食べきれなかったものを持ち帰っていた。この大量と持ち帰りが店の売りのようだ。 カウンター前にはテイクアウトだけの客がまだまだたくさん並んでいて、私たちはそれを掻き分けて店を出なければならなかった。 満腹で歩きはじめる。しばらく歩くと、懐かしいポルトのメトロ。 トイレに行きたくなって飛び込んだピザ屋でアイスクリームを注文すると、カップアイスが出て来た。美味しいが高い。 ポルト旧市街へ渡るドン・ルイス1世橋は観光客でいっぱい。日本人一家がその中にいた。 橋の上からタコの天ぷらを食べたレストランがあるあたりの河岸、ケーブルカーなどを見ることができた。 旧市街に入るとCaminoを示す黄色い矢印はいろんな方向を示し、中には逆方向や二つの方向などがあって混乱する。 なぜかまたトイレに行きたくなって飛び込んだのが、偶然にもエッグタルトの名店だったようで、満員の客。一つ食べてみたら、確かにこれまでの中で最高に美味しかった。 旧市街を歩くと随所にポルトを代表する景色に出会う。 広場では学生たちが寸劇。それを囲む中に黒いマント姿の学生。絵になる。 教会の外壁に見事なアズレージョ。 ようやくホテルに到着したのは16時20分だった。 ホテルの部屋には感染対策でリモコンは消毒して紙袋に入れられていた。まだコロナの名残がある。 部屋の窓からライトアップされたノッサ・セニョーラ・ダ・ラパ教会が見える。 昨日の昼から肉を食べ続けているようなもので、さすがにお腹がもたれる。夕食はあまり食べる気にならず、近くのカフェでサラダとペリコ(スクランブルドエッグのバーガー)。サラダでやっと少し落ち着いた。 ポルトは大都会。とにかく人が多い。 今日の歩行 GrijóからPorto 17.2km 27,447歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)