合計距離: 25693 m
最高点の標高: 231 m
最低点の標高: 97 m
累積標高(上り): 1515 m
累積標高(下り): -1437 m
総所要時間: 09:02:10

11月3日(金)

昨夜は他のPeregrinoたちが21時には消灯してしまったので、私も22時には就寝。私たちの部屋は暖房器があり、ごく弱いものではあるが効いていた。それでも寒く、ダウンのジャケットを着、靴下を履いて寝た。なんとかそれで眠ることができた。

6時半起床。他のPeregrinoたちは7時ごろ起床。洗面所兼トイレが1カ所しかないので、時間がかかる。

昨夜の残りのパンなどで朝食。

他の人たちは8時前に出発。最後になった私たちは8時半前に出発。

アルベルゲの前に表示があり、Santiagoまで300kmとなっていた。

今日も朝から少し寒いほど。予報では一日中曇りだが、例によって晴れ、曇り、雨と強風が短時間で繰り返される。昨日と違うのは急坂が繰り返されること。道はほとんで舗装路で、泥や水溜りに苦労することはなかったが、上り下りの連続で疲れた。

道端に無料図書館のようなものが設置されている。誰もが本を置き、勝手にもらっていけるもの。置いてある本の数は少なかったが、きれいな本ばかりだった。

Caminoは廃線跡の線路を行くことになる。枕木は一部が朽ち、レールは錆びている。しかし錆具合からすると廃線になってそんなに長年月たっているようには思えない。今日はこの後、何度となくこの線路を横切ることになった。

シーツでは作った大きな照る照る坊主のようなもの。効果なく雨の中に吊り下げられていた。

何のために削り取られたのか、崖の上には新しい住宅が並び、下の窪地は大きな水溜り。

朝食が少なかったので早めの昼食。ホットミックスサンドと久しぶりのビファーナ。帰りがけに客の一人から「ジャッキー・チェン」と声をかけられる。

 

その後、また線路を歩かされ、久しぶりに畑の間の道を通る。そして急な上りが長く続き、大きな街Oliveira de Azeméisの中心に到着。

教会の前に「モホン」があり、Santiagoまで290.4kmと記されている。

街から急な坂を下ったところに馴染みのスーパーがあったので休憩。

街路樹は次々に色づきはじめている。

廃線だとばかり思っていたのに列車が走って来た。客もいくらか乗っている。私たちが歩いたあたりは廃線で、Oliveira de AzeméisからPortoまでは大都市間なので営業を続けているのだろう。

民家の庭に謎のカカシ?が立っていた。

また線路を横切ったので、もう一度よく見てみるとレールの上部真ん中あたりの錆がないし、枕木も割石も整備されている。

少し後には無人だが駅もあった。

スペインのガリシア地方に多い「オレオ」がここにもあった。ガリシアとポルトガルは言語的にも近いので、文化も共通する部分があって当然だろう。

また長い坂を上ってSão João de Madeiraの中心街に到着。そこにスペインの大手スーパーMercadonaの大きな店があり、その先には巨大なショッピングセンターが。ここは想像以上の大都会だった。

さらに1km以上歩いてホテルに到着。ビルの入り口を入ると階段しかない。上っていくと銀行のドア、さらに上階には無名のドア、更に上るとようやく宿の入口。しかし閉まっていて応答がない。メールを確認すると、1時間ほど前に到着時刻を知らせるようにとの連絡が入っていた。入口に着いているとメールを送ると、入口の暗証番号と部屋番号と部屋の暗証番号を知らせて来た。無事に入室。広く清潔で気持ちの良い部屋。ナチュラルウオーター2本。エアコンの効きも良好。共用キッチンも清潔に整っている。

間も無く宿の人がやって来てチェックイン手続き。キッチンの説明、冷蔵庫の使い方、そして上階の洗濯機と乾燥機の使い方を説明してくれた。

昨夜のアルベルゲが35€、今夜の宿は53.1€。実質的にはどちらが安いのか。

明日の宿を予約。明日も22km程度歩くことになりそうだ。

朝食材料の購入と夕食に出かける。雨が強く降っている。

スーパーで買い物して、雨の中探し回る気にならないので、宿の近くのカフェでホットサンドですませる。客は一人もいなかったが、帰る頃には2組入っていたし、テイクアウトの客も来ていた。ここも夜が遅いようだ。

宿に戻って洗濯、乾燥。日記。まだ雨が降る。夜の雨は長いようだ。

今日の歩行

Albergaría-a-NovaからSão João de Madeira 23.6km 38,677歩

/images/2023/11/IMG_4683-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4683-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésAlbergaría-a-Nova,Camino Portugués,Oliveira de Azeméis,São João de Madeira11月3日(金) 昨夜は他のPeregrinoたちが21時には消灯してしまったので、私も22時には就寝。私たちの部屋は暖房器があり、ごく弱いものではあるが効いていた。それでも寒く、ダウンのジャケットを着、靴下を履いて寝た。なんとかそれで眠ることができた。 6時半起床。他のPeregrinoたちは7時ごろ起床。洗面所兼トイレが1カ所しかないので、時間がかかる。 昨夜の残りのパンなどで朝食。 他の人たちは8時前に出発。最後になった私たちは8時半前に出発。 アルベルゲの前に表示があり、Santiagoまで300kmとなっていた。 今日も朝から少し寒いほど。予報では一日中曇りだが、例によって晴れ、曇り、雨と強風が短時間で繰り返される。昨日と違うのは急坂が繰り返されること。道はほとんで舗装路で、泥や水溜りに苦労することはなかったが、上り下りの連続で疲れた。 道端に無料図書館のようなものが設置されている。誰もが本を置き、勝手にもらっていけるもの。置いてある本の数は少なかったが、きれいな本ばかりだった。 Caminoは廃線跡の線路を行くことになる。枕木は一部が朽ち、レールは錆びている。しかし錆具合からすると廃線になってそんなに長年月たっているようには思えない。今日はこの後、何度となくこの線路を横切ることになった。 シーツでは作った大きな照る照る坊主のようなもの。効果なく雨の中に吊り下げられていた。 何のために削り取られたのか、崖の上には新しい住宅が並び、下の窪地は大きな水溜り。 朝食が少なかったので早めの昼食。ホットミックスサンドと久しぶりのビファーナ。帰りがけに客の一人から「ジャッキー・チェン」と声をかけられる。   その後、また線路を歩かされ、久しぶりに畑の間の道を通る。そして急な上りが長く続き、大きな街Oliveira de Azeméisの中心に到着。 教会の前に「モホン」があり、Santiagoまで290.4kmと記されている。 街から急な坂を下ったところに馴染みのスーパーがあったので休憩。 街路樹は次々に色づきはじめている。 廃線だとばかり思っていたのに列車が走って来た。客もいくらか乗っている。私たちが歩いたあたりは廃線で、Oliveira de AzeméisからPortoまでは大都市間なので営業を続けているのだろう。 民家の庭に謎のカカシ?が立っていた。 また線路を横切ったので、もう一度よく見てみるとレールの上部真ん中あたりの錆がないし、枕木も割石も整備されている。 少し後には無人だが駅もあった。 スペインのガリシア地方に多い「オレオ」がここにもあった。ガリシアとポルトガルは言語的にも近いので、文化も共通する部分があって当然だろう。 また長い坂を上ってSão João de Madeiraの中心街に到着。そこにスペインの大手スーパーMercadonaの大きな店があり、その先には巨大なショッピングセンターが。ここは想像以上の大都会だった。 さらに1km以上歩いてホテルに到着。ビルの入り口を入ると階段しかない。上っていくと銀行のドア、さらに上階には無名のドア、更に上るとようやく宿の入口。しかし閉まっていて応答がない。メールを確認すると、1時間ほど前に到着時刻を知らせるようにとの連絡が入っていた。入口に着いているとメールを送ると、入口の暗証番号と部屋番号と部屋の暗証番号を知らせて来た。無事に入室。広く清潔で気持ちの良い部屋。ナチュラルウオーター2本。エアコンの効きも良好。共用キッチンも清潔に整っている。 間も無く宿の人がやって来てチェックイン手続き。キッチンの説明、冷蔵庫の使い方、そして上階の洗濯機と乾燥機の使い方を説明してくれた。 昨夜のアルベルゲが35€、今夜の宿は53.1€。実質的にはどちらが安いのか。 明日の宿を予約。明日も22km程度歩くことになりそうだ。 朝食材料の購入と夕食に出かける。雨が強く降っている。 スーパーで買い物して、雨の中探し回る気にならないので、宿の近くのカフェでホットサンドですませる。客は一人もいなかったが、帰る頃には2組入っていたし、テイクアウトの客も来ていた。ここも夜が遅いようだ。 宿に戻って洗濯、乾燥。日記。まだ雨が降る。夜の雨は長いようだ。 今日の歩行 Albergaría-a-NovaからSão João de Madeira 23.6km 38,677歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)