合計距離: 21763 m
最高点の標高: 393 m
最低点の標高: -346 m
累積標高(上り): 2133 m
累積標高(下り): -1899 m
総所要時間: 07:48:35

11月14日(火)

朝、いつも以上に暗く、なかなか明るくならない。窓の外を見ても、雨は降っていないようだが雲は黒く厚い。

朝食はホテルのビュッフェで、トマトがあり、メロンは甘く、朝食込54€としては十分過ぎるほど。

今日の行程では昼食ごろに1軒ミニスーパー兼カフェがあるだけなので食料を買って行こうと、ホテル隣のスーパーに行ってみたら、スーパーではなく肉屋だった。

9時過ぎにチェックアウトして歩きはじめる。雨になっている。

河畔にここの風物を現したらしい像が何体か。

間も無く八百屋があった。バナナとリンゴ、チョコレートも。店内は干しタラとソーセージの匂いが充満。

ポンテ・デ・リマ(リマ橋)を渡る。リマ川は引き続き水量が多い。

橋を渡った先で早速土の道に入る。ところが数百メートル進んだところで道は完全に水に覆われている。片側は葡萄畑で鉄線に囲われ、もう一方は藪で踏み込む余地がない。通過不可能なので舗装道路まで引き返し地図で迂回路を探してみる。遠回りになるほどではない迂回路があるので、今日の行程の半分くらいはそちらを行くことにする。

少し進むとカフェで休んでいるPeregrinoの姿がある。先日のポーランド人のようだ。私たち同様、水溜りで進めずに迂回路を取ることにしたのだろう。

舗装道路なので楽に歩けるが上り下りはある。最大の問題は自動車が走っていることで、結構なスピードで走り抜けて行く。中にはスピードを落とさずに水を跳ね上げて行くものがあり、2度水を大量にかけられた。ポルトガル人は穏やかで優しい印象なのだが、車の運転ではスピード狂で荒っぽい。舗装道路を歩いている人など滅多にないのだから、そんな時くらい速度を落としても良さそうなものなのに、特に乗用車は平気で盛大に水を跳ね上げて行く。

昨日のCaminoと違って迂回路にした舗装道路はカフェやミニスーパーが幾つもある。

1時間ほど歩いたところでカフェで休憩。ミニスーパーを併設。このカフェを出たところでポーランド人と出くわす。挨拶だけ。私たちは舗装道路を進むが、彼は横道に逸れて本来のCaminoに戻ったようだ。

12時直前に、本来のCaminoに合流する地点に近づいて、レストランがあったので昼食にする。

スープ二人分と鶏のケバブ。少し塩っぱい。

食べ終えて出るところで来店した客が話しかけてくる。どこまで行くんだ、雨で大変だな、というような内容。

歩き始めるとPeregrinoが歩いて行くところだった。

間もなくCaminoに合流。すぐに当初昼食を予定していたミニスーパー兼カフェ。その前に礼拝堂があり、珍しく入口が開いていたので入る。

内部も素朴。

そこから急な上り坂。舗装されているが、やがて舗装はなくなる。

ずっと雨。本降り時々小雨、という感じで、上り坂が続くと暑い。

雨も泥道も水溜りももはや日常となり、写真を撮る気にならない。ましてや降る雨の中では。

それでも撮る気にさせるほど酷い道になった。水溜りと切り倒された木が道を塞ぎ、枝で不安定な渡り場を抜ける。そして剥き出しの岩の道。

急な坂をようやく上り切ったところにCruz dos Peregrinos。

ここが頂上かと思ったらまだ上り。やっと上り終えた。

下りはずいぶん楽になったが、それでも泥道はある。

ようやく舗装路になって安心したところで羊の小さな群。

16時半過ぎに今日の宿に到着。2階の部屋に灯りが見え、車もあるので、泊り客がいて宿のスタッフもいるようでほっとした。

チェックイン。アルベルゲとは言っても私営で大部屋はない。受付でいくつかの説明。夕食は18時半に車でレストランに連れて行ってくれる。朝食はないのでこの先のミニスーパーで。暖房は夕食から戻って来たら床暖房が効いているはず。等々。

部屋でシャワー。湯はたっぷり出て暖まる。一日中雨の中を歩き、身体中濡れ、靴の中も濡れている。

18時半に下に降りて車でレストランへ。同宿の男と女性のPeregrinoが同乗。もう一人宿泊客がいるが彼女はレストランには行かない。

レストランはアルベルゲと経営が同一で名前も同じ。夕食はペレグリーノメニューで、スープ、メインは牛肉。炭酸水、ワイン、デザート、コーヒーは別料金。私たちと他の二人は別のテーブルについたが、それで正解だったようで、彼らは英語で話が進んでいた。

食後また車で宿に送ってもらう。

部屋で日記。しかし暖房は入らない。今にところ寒くはないが、濡れたものは乾かないだろう。

今日の歩行

Ponte de LimaからRubiães 18.3km 29,090歩

/images/2023/11/IMG_5121-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_5121-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,Ponte de Lima,Rubiães11月14日(火) 朝、いつも以上に暗く、なかなか明るくならない。窓の外を見ても、雨は降っていないようだが雲は黒く厚い。 朝食はホテルのビュッフェで、トマトがあり、メロンは甘く、朝食込54€としては十分過ぎるほど。 今日の行程では昼食ごろに1軒ミニスーパー兼カフェがあるだけなので食料を買って行こうと、ホテル隣のスーパーに行ってみたら、スーパーではなく肉屋だった。 9時過ぎにチェックアウトして歩きはじめる。雨になっている。 河畔にここの風物を現したらしい像が何体か。 間も無く八百屋があった。バナナとリンゴ、チョコレートも。店内は干しタラとソーセージの匂いが充満。 ポンテ・デ・リマ(リマ橋)を渡る。リマ川は引き続き水量が多い。 橋を渡った先で早速土の道に入る。ところが数百メートル進んだところで道は完全に水に覆われている。片側は葡萄畑で鉄線に囲われ、もう一方は藪で踏み込む余地がない。通過不可能なので舗装道路まで引き返し地図で迂回路を探してみる。遠回りになるほどではない迂回路があるので、今日の行程の半分くらいはそちらを行くことにする。 少し進むとカフェで休んでいるPeregrinoの姿がある。先日のポーランド人のようだ。私たち同様、水溜りで進めずに迂回路を取ることにしたのだろう。 舗装道路なので楽に歩けるが上り下りはある。最大の問題は自動車が走っていることで、結構なスピードで走り抜けて行く。中にはスピードを落とさずに水を跳ね上げて行くものがあり、2度水を大量にかけられた。ポルトガル人は穏やかで優しい印象なのだが、車の運転ではスピード狂で荒っぽい。舗装道路を歩いている人など滅多にないのだから、そんな時くらい速度を落としても良さそうなものなのに、特に乗用車は平気で盛大に水を跳ね上げて行く。 昨日のCaminoと違って迂回路にした舗装道路はカフェやミニスーパーが幾つもある。 1時間ほど歩いたところでカフェで休憩。ミニスーパーを併設。このカフェを出たところでポーランド人と出くわす。挨拶だけ。私たちは舗装道路を進むが、彼は横道に逸れて本来のCaminoに戻ったようだ。 12時直前に、本来のCaminoに合流する地点に近づいて、レストランがあったので昼食にする。 スープ二人分と鶏のケバブ。少し塩っぱい。 食べ終えて出るところで来店した客が話しかけてくる。どこまで行くんだ、雨で大変だな、というような内容。 歩き始めるとPeregrinoが歩いて行くところだった。 間もなくCaminoに合流。すぐに当初昼食を予定していたミニスーパー兼カフェ。その前に礼拝堂があり、珍しく入口が開いていたので入る。 内部も素朴。 そこから急な上り坂。舗装されているが、やがて舗装はなくなる。 ずっと雨。本降り時々小雨、という感じで、上り坂が続くと暑い。 雨も泥道も水溜りももはや日常となり、写真を撮る気にならない。ましてや降る雨の中では。 それでも撮る気にさせるほど酷い道になった。水溜りと切り倒された木が道を塞ぎ、枝で不安定な渡り場を抜ける。そして剥き出しの岩の道。 急な坂をようやく上り切ったところにCruz dos Peregrinos。 ここが頂上かと思ったらまだ上り。やっと上り終えた。 下りはずいぶん楽になったが、それでも泥道はある。 ようやく舗装路になって安心したところで羊の小さな群。 16時半過ぎに今日の宿に到着。2階の部屋に灯りが見え、車もあるので、泊り客がいて宿のスタッフもいるようでほっとした。 チェックイン。アルベルゲとは言っても私営で大部屋はない。受付でいくつかの説明。夕食は18時半に車でレストランに連れて行ってくれる。朝食はないのでこの先のミニスーパーで。暖房は夕食から戻って来たら床暖房が効いているはず。等々。 部屋でシャワー。湯はたっぷり出て暖まる。一日中雨の中を歩き、身体中濡れ、靴の中も濡れている。 18時半に下に降りて車でレストランへ。同宿の男と女性のPeregrinoが同乗。もう一人宿泊客がいるが彼女はレストランには行かない。 レストランはアルベルゲと経営が同一で名前も同じ。夕食はペレグリーノメニューで、スープ、メインは牛肉。炭酸水、ワイン、デザート、コーヒーは別料金。私たちと他の二人は別のテーブルについたが、それで正解だったようで、彼らは英語で話が進んでいた。 食後また車で宿に送ってもらう。 部屋で日記。しかし暖房は入らない。今にところ寒くはないが、濡れたものは乾かないだろう。 今日の歩行 Ponte de LimaからRubiães 18.3km 29,090歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)