合計距離: 5624 m
最高点の標高: 89 m
最低点の標高: 50 m
累積標高(上り): 387 m
累積標高(下り): -389 m
総所要時間: 02:34:11

合計距離: 3219 m
最高点の標高: 60 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 287 m
累積標高(下り): -315 m
総所要時間: 01:19:27

合計距離: 1391 m
最高点の標高: 61 m
最低点の標高: 30 m
累積標高(上り): 115 m
累積標高(下り): -109 m
総所要時間: 02:39:16

11月16日(木)

暖房がよく効いて掛け布団が不要なほど。よく眠れた。今日は半ば休養日のようなもの。午前中はValença で過ごし、午後はミーニョ川を越えて対岸のスペイン、Tuiのホテルに移動する予定。Caminoの歩行は3km程度だろう。

朝はゆっくり起きる。空に雲はあるが、雨は降っていない。

8時過ぎからホテルの食堂で朝食。客は私たちだけのようで、全てテーブルに用意してくれる。

Pousadaのだけあって質も量も十分。コーヒーはポットにカップ数杯分、ホットミルクも同様、スクランブルドエッグは席についてから作ってくれる。朝から満腹になってしまった。

10時過ぎにバックパックを預けてチェックアウト。

Valençaは城砦都市で、城壁に囲まれて建物が建ち並んでいる。

 

城壁が複雑に折れ曲がり、何ヶ所かの城門だけで外の世界と繋がっていて、城門は車1台が通り抜けるのがやっとの幅しかないので、少し大きな車、配達用のバンなどはサイドミラーを折りたたんで抜けなければならない。

特に見どころといったものもなさそうなので、博物館に行ってみる。近くにあったのが「消防博物館」。中に入ろうとすると受付の女性が「本当に入るの?」と言うように驚いた表情。入場料は帰りでいいからと、中に入れてくれる。消防車のミニチュア多数。世界各国の消防士のヘルメット。東京消防庁のもあった。火消し用の斧、ポンプなど。館内撮影禁止。しかし何でここに「消防」と不思議に思う。

Bom Jesus教会が開いていたので寄ってみる。左の降架のイエスが、修復に失敗したのかと思えるような顔なのが気になった。

ここでは入口の開けてある礼拝堂が多い。

カフェで休憩してポルトガル最後のエッグタルトを食べる。

Pousadaのすぐ手前の教会前に大きな頭像があり、消防士のヘルメットのようなものがかぶせてある。ここは消防に所縁の地なのだろうか。

Pousadaでバックパックを受け取り、出入口前のCaminoを歩きはじめる。

細い裏道で、

すぐに暗く狭いトンネルになって城壁を抜ける。石畳の道路に出る。

長く続き疲れた時には足に響くように感じたポルトガルの石畳も、もう終わり。

Puente España Portugalでミーニョ川を渡る。上部は鉄道、下部は車道、その両脇に歩道。通行量は多くない。昨日今日と見ている限りは電車は通らなかった。

橋の上から見ると、Tuiの街と久しぶりの青空が川面に反映してうららかな風景。

歩道を進むと、真ん中あたりに国境の表示。小さなもので、EU内での国境の役割を表しているよう。

お決まりの国境線を跨いでの写真。ここでスマートフォンや時計の時刻を手動でスペイン時間に変更。

スペインに入った。昨日までのポルトガルの暗い空と雨から、今日のスペインの青空。あまりのステレオタイプに笑ってしまった。しかしここはスペインと言ってもガリシア。ホテルに入った時にレセプションで「暑い!」と受付の女性が言うので、昨日まではポルトガルで雨ばかり、今日はスペインで晴れて暑いと言うと、ここでも昨日までは雨ばかりだったと言われた。ガリシアはやはり雨なのだ。

日差しが熱く、坂を上るとすぐに汗。カテドラルに行くが、閉まっている。

少し道に迷ったが、ホテルに15時前に到着。スペイン語で全て進められ、意思が通じることの何と楽なことか。

部屋で休憩、シャワー、明日の宿の予約。しかしメールでの予約でまだ返事が来ない。この時期はどこの宿もガラガラなので心配はないのだが。

スペイン時間になって日暮れが1時間遅くなり、18時半ごろに暗くなりはじめる。

18時40分に夕食のために出かける。中心街に出ると、忘れていたスペインの夜があって驚く。子供達の遊び声が通りに響き、走り回っているのだ。ポルトガルでは子どもの姿を見ることも少なく、声が聞こえることもほとんどなかった。

通りには夕刻の散歩をする人々。ポルトガルでは暗くなると人通りが急減していた。

Barには老若男女の姿。ポルトガルではカフェに女性の姿は少なく、特に中高年女性は滅多に目にしなかったが、スペインではおばあさんたちが集まって大声で話している。川一本隔てただけでなぜこんなに違うのだろう。

Barに入り軽い夕食。ワインをグラスで白と赤。Calamares fritos とPollo asado 。レストランの夕食ではないからか、量が少なくて助かる。ライスはつかないしフライドポテトの量も少ない。

若いCamareraは細く美人。客のお婆さんたちはおしゃれな服装。店内には大声と皿のぶつかる音が響く。これらは懐かしくはあるが、ポルトガルの人たちの低い声、静かな町も良いものだった。

ホテルに戻って日記。スチーム暖房が入っていた。

今日の歩行

ValençaからTui 4.7km

全体 7.7km 12,833歩

 

 

/images/2023/11/IMG_5211-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_5211-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,Tui,Valença,ミーニョ川,国境11月16日(木) 暖房がよく効いて掛け布団が不要なほど。よく眠れた。今日は半ば休養日のようなもの。午前中はValença で過ごし、午後はミーニョ川を越えて対岸のスペイン、Tuiのホテルに移動する予定。Caminoの歩行は3km程度だろう。 朝はゆっくり起きる。空に雲はあるが、雨は降っていない。 8時過ぎからホテルの食堂で朝食。客は私たちだけのようで、全てテーブルに用意してくれる。 Pousadaのだけあって質も量も十分。コーヒーはポットにカップ数杯分、ホットミルクも同様、スクランブルドエッグは席についてから作ってくれる。朝から満腹になってしまった。 10時過ぎにバックパックを預けてチェックアウト。 Valençaは城砦都市で、城壁に囲まれて建物が建ち並んでいる。   城壁が複雑に折れ曲がり、何ヶ所かの城門だけで外の世界と繋がっていて、城門は車1台が通り抜けるのがやっとの幅しかないので、少し大きな車、配達用のバンなどはサイドミラーを折りたたんで抜けなければならない。 特に見どころといったものもなさそうなので、博物館に行ってみる。近くにあったのが「消防博物館」。中に入ろうとすると受付の女性が「本当に入るの?」と言うように驚いた表情。入場料は帰りでいいからと、中に入れてくれる。消防車のミニチュア多数。世界各国の消防士のヘルメット。東京消防庁のもあった。火消し用の斧、ポンプなど。館内撮影禁止。しかし何でここに「消防」と不思議に思う。 Bom Jesus教会が開いていたので寄ってみる。左の降架のイエスが、修復に失敗したのかと思えるような顔なのが気になった。 ここでは入口の開けてある礼拝堂が多い。 カフェで休憩してポルトガル最後のエッグタルトを食べる。 Pousadaのすぐ手前の教会前に大きな頭像があり、消防士のヘルメットのようなものがかぶせてある。ここは消防に所縁の地なのだろうか。 Pousadaでバックパックを受け取り、出入口前のCaminoを歩きはじめる。 細い裏道で、 すぐに暗く狭いトンネルになって城壁を抜ける。石畳の道路に出る。 長く続き疲れた時には足に響くように感じたポルトガルの石畳も、もう終わり。 Puente España Portugalでミーニョ川を渡る。上部は鉄道、下部は車道、その両脇に歩道。通行量は多くない。昨日今日と見ている限りは電車は通らなかった。 橋の上から見ると、Tuiの街と久しぶりの青空が川面に反映してうららかな風景。 歩道を進むと、真ん中あたりに国境の表示。小さなもので、EU内での国境の役割を表しているよう。 お決まりの国境線を跨いでの写真。ここでスマートフォンや時計の時刻を手動でスペイン時間に変更。 スペインに入った。昨日までのポルトガルの暗い空と雨から、今日のスペインの青空。あまりのステレオタイプに笑ってしまった。しかしここはスペインと言ってもガリシア。ホテルに入った時にレセプションで「暑い!」と受付の女性が言うので、昨日まではポルトガルで雨ばかり、今日はスペインで晴れて暑いと言うと、ここでも昨日までは雨ばかりだったと言われた。ガリシアはやはり雨なのだ。 日差しが熱く、坂を上るとすぐに汗。カテドラルに行くが、閉まっている。 少し道に迷ったが、ホテルに15時前に到着。スペイン語で全て進められ、意思が通じることの何と楽なことか。 部屋で休憩、シャワー、明日の宿の予約。しかしメールでの予約でまだ返事が来ない。この時期はどこの宿もガラガラなので心配はないのだが。 スペイン時間になって日暮れが1時間遅くなり、18時半ごろに暗くなりはじめる。 18時40分に夕食のために出かける。中心街に出ると、忘れていたスペインの夜があって驚く。子供達の遊び声が通りに響き、走り回っているのだ。ポルトガルでは子どもの姿を見ることも少なく、声が聞こえることもほとんどなかった。 通りには夕刻の散歩をする人々。ポルトガルでは暗くなると人通りが急減していた。 Barには老若男女の姿。ポルトガルではカフェに女性の姿は少なく、特に中高年女性は滅多に目にしなかったが、スペインではおばあさんたちが集まって大声で話している。川一本隔てただけでなぜこんなに違うのだろう。 Barに入り軽い夕食。ワインをグラスで白と赤。Calamares fritos とPollo asado 。レストランの夕食ではないからか、量が少なくて助かる。ライスはつかないしフライドポテトの量も少ない。 若いCamareraは細く美人。客のお婆さんたちはおしゃれな服装。店内には大声と皿のぶつかる音が響く。これらは懐かしくはあるが、ポルトガルの人たちの低い声、静かな町も良いものだった。 ホテルに戻って日記。スチーム暖房が入っていた。 今日の歩行 ValençaからTui 4.7km 全体 7.7km 12,833歩    退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)