合計距離: 18103 m
最高点の標高: 231 m
最低点の標高: 4 m
累積標高(上り): 956 m
累積標高(下り): -1003 m
総所要時間: 08:04:16

11月18日(土)

気持ち良く起床。

宿の部屋で軽く朝食。ここに置いてあるネスプレッソのカプセルには「カフェオレ」があり、ミルクがなくてもカフェオレが飲める。

9時に宿を出るが、その前から女主人は来て他の部屋の掃除などをしていて、私たちに挨拶してくれた。


朝の街は冷んやりして気持ち良い。空は曇っているが雨の心配はなさそうだ。

小さな広場に機関車のオモチャのようなのが置いてあったが、焼き栗屋のものだった。


Caminoの通りを歩いてちょっと先のBarで朝食。トスターダ、クロワッサン、Café con leche 、Zumo de naranja。クロワッサンにフォークが刺さって出てくるのがスペイン的で、懐かしく、フォークのなかったポルトガルとの違いを感じる。

歩きはじめると駅の方からPeregrinoらしい人々が数十人の集団で歩いて来た。驚いて見ていると反対方向に行ったので、きっと土曜日のハイキングだったのだろう。


街を出ると先ず歩道橋。高速道路の出口の道路を越えるためのもの。


残り100kmのモホンを見逃さないようにと思っていたのだが、なかった。この辺りのは距離表示が細かく、気づいたら99.840km。

ブラジル人で現在はポルトガルに住んでいるという老夫婦に出会う。ゆっくり歩いていたので私たちが追いつき、その際に少し話した。ポルトからここまで9日かかったとのこと。私たちがリスボンから1ヶ月くらい歩いていると言うと驚き、年齢を聞いて来た。72と70だと答えると、彼らは70と68だとのこと。


小さな教会があり入口が開いていたので入ってみると、意外なほど立派で美しい。

ところが貼紙があり、「神はあなた方の行いを見ておられる。ここではカメラで行いを撮影している」などと書いてある。こっそり監視カメラを設置するよりはマシなのかもしれないが、納得できない。


12時近くなったので、腹ごしらえ。3度目の朝食のようになってしまった。

Barの近くの広場がずっと騒がしい。Barを出て見るとPeregrinoの大集団。朝のはやはりCaminoを歩きに来たようだ。集団に巻き込まれるのは嫌なので、先に出発。しかし長い上り坂で追いつかれてしまう。坂の上にCaminoの像があったが、写真を撮ろうと思っていたところに彼らが到着して交代で撮影をはじめた。この分だと次々に到着するメンバーが全て終わるまで待つことになりかねないので、諦めて行くことにした。その後、彼らに会うことはなかった。

いかにもガリシアらしいオレオが点々と見られるようになった。

ちょっと早めの昼食。豚肉の骨付バーベキュー、サラダ、

 

あさりのパスタ。バーベキューは美味しかった。店内はどんどん客が入って来て満員に。

Caminoは林間の心地よい緩やかな下になったが、長くはなかった。

この辺りはリアス式海岸で、遥か遠くに入江の一部らしいものが見えてくると、道は一気にものすごい下り坂。下っている間、盆踊りの歌のようなものがずっと谷間に響き渡っていた。

下り切ってやがて今日の宿のあるRedondelaに到着。昨夜のうちに予約しておいたので、アパルタメントの入口の暗証番号は事前にメールで送られて来ていた。待つことなく入室。

昨夜のアパルタメントより古いが、きれいにしてあり今夜も気持ちよく過ごせそう。

少し昼寝してから明日の宿の予約、シャワー、日記。

スチーム暖房の入れ方がわからず家主にメールで問い合わせると、すぐに返事が来て解決。今夜も暖かく過ごせる。

夜になって夕食と明日の朝食を買いに近くのスーパーに。夜になると大人も子供も通りに出て来て賑やか。スーパーの店内も客が多い。買い物の後、少し散歩してから宿に戻り、スープとパンで簡単な夕食。何しろ今日は朝食を3度も食べ、昼食もしっかり食べたので、お腹が空いていないのだ。

今日の歩行

O PorriñoからRedondela 17.1km 27,508歩

/images/2023/11/IMG_5279-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_5279-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,O Porriño,Redondela11月18日(土) 気持ち良く起床。 宿の部屋で軽く朝食。ここに置いてあるネスプレッソのカプセルには「カフェオレ」があり、ミルクがなくてもカフェオレが飲める。 9時に宿を出るが、その前から女主人は来て他の部屋の掃除などをしていて、私たちに挨拶してくれた。 朝の街は冷んやりして気持ち良い。空は曇っているが雨の心配はなさそうだ。 小さな広場に機関車のオモチャのようなのが置いてあったが、焼き栗屋のものだった。 Caminoの通りを歩いてちょっと先のBarで朝食。トスターダ、クロワッサン、Café con leche 、Zumo de naranja。クロワッサンにフォークが刺さって出てくるのがスペイン的で、懐かしく、フォークのなかったポルトガルとの違いを感じる。 歩きはじめると駅の方からPeregrinoらしい人々が数十人の集団で歩いて来た。驚いて見ていると反対方向に行ったので、きっと土曜日のハイキングだったのだろう。 街を出ると先ず歩道橋。高速道路の出口の道路を越えるためのもの。 残り100kmのモホンを見逃さないようにと思っていたのだが、なかった。この辺りのは距離表示が細かく、気づいたら99.840km。 ブラジル人で現在はポルトガルに住んでいるという老夫婦に出会う。ゆっくり歩いていたので私たちが追いつき、その際に少し話した。ポルトからここまで9日かかったとのこと。私たちがリスボンから1ヶ月くらい歩いていると言うと驚き、年齢を聞いて来た。72と70だと答えると、彼らは70と68だとのこと。 小さな教会があり入口が開いていたので入ってみると、意外なほど立派で美しい。 ところが貼紙があり、「神はあなた方の行いを見ておられる。ここではカメラで行いを撮影している」などと書いてある。こっそり監視カメラを設置するよりはマシなのかもしれないが、納得できない。 12時近くなったので、腹ごしらえ。3度目の朝食のようになってしまった。 Barの近くの広場がずっと騒がしい。Barを出て見るとPeregrinoの大集団。朝のはやはりCaminoを歩きに来たようだ。集団に巻き込まれるのは嫌なので、先に出発。しかし長い上り坂で追いつかれてしまう。坂の上にCaminoの像があったが、写真を撮ろうと思っていたところに彼らが到着して交代で撮影をはじめた。この分だと次々に到着するメンバーが全て終わるまで待つことになりかねないので、諦めて行くことにした。その後、彼らに会うことはなかった。 いかにもガリシアらしいオレオが点々と見られるようになった。 ちょっと早めの昼食。豚肉の骨付バーベキュー、サラダ、   あさりのパスタ。バーベキューは美味しかった。店内はどんどん客が入って来て満員に。 Caminoは林間の心地よい緩やかな下になったが、長くはなかった。 この辺りはリアス式海岸で、遥か遠くに入江の一部らしいものが見えてくると、道は一気にものすごい下り坂。下っている間、盆踊りの歌のようなものがずっと谷間に響き渡っていた。 下り切ってやがて今日の宿のあるRedondelaに到着。昨夜のうちに予約しておいたので、アパルタメントの入口の暗証番号は事前にメールで送られて来ていた。待つことなく入室。 昨夜のアパルタメントより古いが、きれいにしてあり今夜も気持ちよく過ごせそう。 少し昼寝してから明日の宿の予約、シャワー、日記。 スチーム暖房の入れ方がわからず家主にメールで問い合わせると、すぐに返事が来て解決。今夜も暖かく過ごせる。 夜になって夕食と明日の朝食を買いに近くのスーパーに。夜になると大人も子供も通りに出て来て賑やか。スーパーの店内も客が多い。買い物の後、少し散歩してから宿に戻り、スープとパンで簡単な夕食。何しろ今日は朝食を3度も食べ、昼食もしっかり食べたので、お腹が空いていないのだ。 今日の歩行 O PorriñoからRedondela 17.1km 27,508歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)