7時半過ぎにホテルの隣のBarで朝食にしようと出かけるが、まだシャッターを半開きにして床を掃除中。開いている店を探して中心街に向かって歩く。

PA031320.jpg土曜日の朝だからか人通りは少ない。ウインドブレーカーを着ていても寒いくらい。街中のFarmaciaの温度計は11度を示している。途中でTさんに出会う。これからバスでSanto domingo de la Calzadaに向かうそうだ。これでもう会うことはないだろう。ご無事で、と互いにあいさつ。

Mercado裏に開いているBarがあったので朝食。食後ホテルに戻るころにはすっかり明るくなってきている。

8時半過ぎにチェックアウト。Iglesia de Santiagoの方に戻ってCaminoを歩き始める。PA031325.jpg昨日、通ってみたPuerta y Cubo del Revellínを抜けて旧市街を出る。PA031326.jpg典型的な新市街を10分ほど歩き、線路を越えると公園の中の道がしばらく続く。PA031332.jpg散歩やジョギングをする人が多い。

15分ほど公園の中を歩いただろうか、道路をくぐるとようやく市街地を離れ、畑の中の道になる。PA031341.jpgしかし道はCaminoではあるが、舗装された市民のための散歩道で、街から6kmぐらい離れたParque de la Granjeraまで続いていた。

Parque de la Granjeraは大きなため池を囲むようにして作られた公園。散歩道だけでなく、子供の遊び場からゴルフ場まである緑の公園。そのほんの一部をCaminoは抜けて行く。PA031348.jpg池のほとりにBarがあったので、休憩。Café con leche、Café cortado、ミニBocadillo。今朝はほとんど見かけなかった巡礼者の姿だが、ここには何組か休んでいた。池には水鳥だけでなく珍しくコイも。私たちが旅程をゆっくりにしているため顔見知りはいない。PA031353b.jpg公園を出たところで小屋があり、灰色のひげを伸ばした仙人のような姿のおじいさんがSelloを押してくれる。ボランティアでやっているようだ。裏に回るとそこにはきれいなワゴン車。おじいさんが立派なワゴン車に乗っていても構わないが、あの仙人風の姿とは合わないと思うのは私の勝手だろうか。

PA031355.jpg両側にブドウ畑が広がり始めたところにTempranillo Blanco種の評価用畑。これまではすべて赤黒いブドウばかりだったのに、ここだけが薄緑。食べてみると美味しいが、畑が広くないので多くは食べられない。PA031357.jpgまた、ブドウ畑のブドウの列ごとに名札を付けたところもある。品種名なのだろうか。その後はずっといつものブドウ。収穫直前のような畑もあり、そんなところのは甘くておいしい。ぽつりぽつりとボデガも見える。しかし畑で作業する姿は一度も目にしない。

ちょっとした丘を越える。丘の上からは遠くにLogroñoの街が見える。人口約15万だそうだが、もっと大きな町のように見えた。美味しい街だったし、雰囲気もよさそうなので、語学学校があって文化行事が盛んなら、次の語学留学地にしたいと思った。

PA031364.jpg丘の頂上を過ぎて高速道路沿いを歩くと、フェンスの金網に木の枝や草の茎などで無数の十字架。誰かが始めたのをきっかけに通りがかりの巡礼者たちが次々に作ったのだろう。最近はやりのカギをつけるのよりはましだが。

PA031370-2.jpg丘を下り始めると今日の目的地Navarreteが見えてきた。

PA031373.jpg村の手前に昔の救護院跡San Juan de Acre。ほんのわずかに壁などが残っているだけ。壁の上から時々腕がのぞくので何をしているのかと思ったら、二人の女性が腕を空に向かって広げたりしている。イニシエーションのような、パウロ・コエーリョの小説に描かれているスピリチュアルの身振りのような。彼女たちが真剣に取り組んでいたのか、遊びでやっていたのかもわからない。

隣はDon Jacoboのボデガ。PA031374.jpg看板にはSantiagoまで576kmの表示。

村に入ってすぐのところにBarがあったが通過。すぐに教会に向かう。PA031377.jpg幸い開いていたので中へ。村の規模からするとずいぶん大きい。内部に特筆すべきものはなかったが、Selloを押せた。

13時になっていてお腹もすいたので教会横のBarで軽食をと思ったのだが、中は狭く、テラス席は全部日向なのでやめにし、ホテルの方に向かって歩く。途中で休もうと思っていたが、村はずれにあるホテルまでの道筋には何もなかった。

PA031385.jpgホテルは広い庭に囲まれたもので、結婚式があって参列者が出入りしている。チェックイン後、部屋で持参のリンゴを食べてから村に戻る。先ほど通ったCaminoの一本下の道にBar、パン屋などがいくつかある。

目についたレストランは一軒だけ。そこで昼食とする。Menú del Día。Navarrete.jpg水とワイン。一皿目はEnsalada mixtaと豆・肉・ベーコンの煮込み(ナバーラではPollaと言っていたもの)。壺に入って出てきた。二皿目はBacalaoとLomoの茸とベーコン詰め。Bacalaoはかかっているソースがスペインには珍しくピリッと辛い。両方とも味は良い。デザートはメロンとTorijas。メロンはもう季節が終わりなのか、よく冷やしてはあるが甘味が薄い。Torijasはフレンチトーストを冷やしたようなもの。非常に甘く、お腹いっぱいになる。

夕食用に何か買って帰ろうと思っていたが、パン屋もスーパーも閉まっている。

ホテルに戻って裏に回ってみるとレストランがあり、結婚式のパーティーの最中。PA031403.jpg庭には結婚祝いの飾り付けがしてあった。

17時から18時過ぎまで昼寝。外からアナウンスと音楽が聞こえてくる。田舎のカラオケ大会のような響き。どうもホテルの裏手から聞こえてくるよう。気になるので行ってみることにする。昼間の結婚パーティー会場がダンスパーティーになっている。PA031406.jpg赤や青の光がつき、音楽に合わせて花嫁が踊っているのも見える。踊っているのは3分の1か4分の1ほど。庭に出て休んでいる人もいれば、帰って行く人も。あまり盛り上がっていないようだ。

せっかく外に出てきたので、村まで行くことにする。スーパーは閉まっていたが、パン屋は開いていたので、明日の朝食用にパンとリモナーダを買う。近くのBarでCañaとTapas。ピーマンの肉詰めと正体不明の揚げ物。Camareraが甘いと言っていたが、確かに甘い。Aroz con lecheのような味。ピーマンは美味しい。PA031413.jpgBarは、入口付近におじさんたちが集まり、奥の方にはおばさんたちが着飾って集まっている。両方とも大声で話すので、特におばさんたちの声は室内に響いて耳が痛くなる。静かな村なのにどうしてあんなに大声を出すのだろう。私たちはちょっと寒いが外のテラス席へ。

ホテルの戻ると、まだダンスパーティーは続いていた。22時過ぎて音は聞こえなくなったので、さすがにパーティーは終わったようだ。14時ごろからなので8時間続いたことになる。お疲れさま。

por Andrés

Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時半過ぎにホテルの隣のBarで朝食にしようと出かけるが、まだシャッターを半開きにして床を掃除中。開いている店を探して中心街に向かって歩く。 土曜日の朝だからか人通りは少ない。ウインドブレーカーを着ていても寒いくらい。街中のFarmaciaの温度計は11度を示している。途中でTさんに出会う。これからバスでSanto domingo de la Calzadaに向かうそうだ。これでもう会うことはないだろう。ご無事で、と互いにあいさつ。 Mercado裏に開いているBarがあったので朝食。食後ホテルに戻るころにはすっかり明るくなってきている。 8時半過ぎにチェックアウト。Iglesia de Santiagoの方に戻ってCaminoを歩き始める。昨日、通ってみたPuerta y Cubo del Revellínを抜けて旧市街を出る。典型的な新市街を10分ほど歩き、線路を越えると公園の中の道がしばらく続く。散歩やジョギングをする人が多い。 15分ほど公園の中を歩いただろうか、道路をくぐるとようやく市街地を離れ、畑の中の道になる。しかし道はCaminoではあるが、舗装された市民のための散歩道で、街から6kmぐらい離れたParque de la Granjeraまで続いていた。 Parque de la Granjeraは大きなため池を囲むようにして作られた公園。散歩道だけでなく、子供の遊び場からゴルフ場まである緑の公園。そのほんの一部をCaminoは抜けて行く。池のほとりにBarがあったので、休憩。Café con leche、Café cortado、ミニBocadillo。今朝はほとんど見かけなかった巡礼者の姿だが、ここには何組か休んでいた。池には水鳥だけでなく珍しくコイも。私たちが旅程をゆっくりにしているため顔見知りはいない。公園を出たところで小屋があり、灰色のひげを伸ばした仙人のような姿のおじいさんがSelloを押してくれる。ボランティアでやっているようだ。裏に回るとそこにはきれいなワゴン車。おじいさんが立派なワゴン車に乗っていても構わないが、あの仙人風の姿とは合わないと思うのは私の勝手だろうか。 両側にブドウ畑が広がり始めたところにTempranillo Blanco種の評価用畑。これまではすべて赤黒いブドウばかりだったのに、ここだけが薄緑。食べてみると美味しいが、畑が広くないので多くは食べられない。また、ブドウ畑のブドウの列ごとに名札を付けたところもある。品種名なのだろうか。その後はずっといつものブドウ。収穫直前のような畑もあり、そんなところのは甘くておいしい。ぽつりぽつりとボデガも見える。しかし畑で作業する姿は一度も目にしない。 ちょっとした丘を越える。丘の上からは遠くにLogroñoの街が見える。人口約15万だそうだが、もっと大きな町のように見えた。美味しい街だったし、雰囲気もよさそうなので、語学学校があって文化行事が盛んなら、次の語学留学地にしたいと思った。 丘の頂上を過ぎて高速道路沿いを歩くと、フェンスの金網に木の枝や草の茎などで無数の十字架。誰かが始めたのをきっかけに通りがかりの巡礼者たちが次々に作ったのだろう。最近はやりのカギをつけるのよりはましだが。 丘を下り始めると今日の目的地Navarreteが見えてきた。 村の手前に昔の救護院跡San Juan de Acre。ほんのわずかに壁などが残っているだけ。壁の上から時々腕がのぞくので何をしているのかと思ったら、二人の女性が腕を空に向かって広げたりしている。イニシエーションのような、パウロ・コエーリョの小説に描かれているスピリチュアルの身振りのような。彼女たちが真剣に取り組んでいたのか、遊びでやっていたのかもわからない。 隣はDon Jacoboのボデガ。看板にはSantiagoまで576kmの表示。 村に入ってすぐのところにBarがあったが通過。すぐに教会に向かう。幸い開いていたので中へ。村の規模からするとずいぶん大きい。内部に特筆すべきものはなかったが、Selloを押せた。 13時になっていてお腹もすいたので教会横のBarで軽食をと思ったのだが、中は狭く、テラス席は全部日向なのでやめにし、ホテルの方に向かって歩く。途中で休もうと思っていたが、村はずれにあるホテルまでの道筋には何もなかった。 ホテルは広い庭に囲まれたもので、結婚式があって参列者が出入りしている。チェックイン後、部屋で持参のリンゴを食べてから村に戻る。先ほど通ったCaminoの一本下の道にBar、パン屋などがいくつかある。 目についたレストランは一軒だけ。そこで昼食とする。Menú del Día。水とワイン。一皿目はEnsalada mixtaと豆・肉・ベーコンの煮込み(ナバーラではPollaと言っていたもの)。壺に入って出てきた。二皿目はBacalaoとLomoの茸とベーコン詰め。Bacalaoはかかっているソースがスペインには珍しくピリッと辛い。両方とも味は良い。デザートはメロンとTorijas。メロンはもう季節が終わりなのか、よく冷やしてはあるが甘味が薄い。Torijasはフレンチトーストを冷やしたようなもの。非常に甘く、お腹いっぱいになる。 夕食用に何か買って帰ろうと思っていたが、パン屋もスーパーも閉まっている。 ホテルに戻って裏に回ってみるとレストランがあり、結婚式のパーティーの最中。庭には結婚祝いの飾り付けがしてあった。 17時から18時過ぎまで昼寝。外からアナウンスと音楽が聞こえてくる。田舎のカラオケ大会のような響き。どうもホテルの裏手から聞こえてくるよう。気になるので行ってみることにする。昼間の結婚パーティー会場がダンスパーティーになっている。赤や青の光がつき、音楽に合わせて花嫁が踊っているのも見える。踊っているのは3分の1か4分の1ほど。庭に出て休んでいる人もいれば、帰って行く人も。あまり盛り上がっていないようだ。 せっかく外に出てきたので、村まで行くことにする。スーパーは閉まっていたが、パン屋は開いていたので、明日の朝食用にパンとリモナーダを買う。近くのBarでCañaとTapas。ピーマンの肉詰めと正体不明の揚げ物。Camareraが甘いと言っていたが、確かに甘い。Aroz con lecheのような味。ピーマンは美味しい。Barは、入口付近におじさんたちが集まり、奥の方にはおばさんたちが着飾って集まっている。両方とも大声で話すので、特におばさんたちの声は室内に響いて耳が痛くなる。静かな村なのにどうしてあんなに大声を出すのだろう。私たちはちょっと寒いが外のテラス席へ。 ホテルの戻ると、まだダンスパーティーは続いていた。22時過ぎて音は聞こえなくなったので、さすがにパーティーは終わったようだ。14時ごろからなので8時間続いたことになる。お疲れさま。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)