北東スペイン旅行 11日目(10/11)
夜明け前に起床し、散歩。人混みのないモンセラットの朝はすがすがしい。東の雲海の上に日の出。陽が昇るにつれ、周りの山々の頂上は徐々にピンク色に輝き、周囲の建物も神々しく見える。
ホテルに戻ると、前庭に右耳が少し欠けた黒に白のラインがはいった猫がいた。ミャーと声をかけると警戒を解き、身体にも触れさせてくれたのに、頭をなでようとしたら、「さわるんじゃねぇ!」とプイと横を向き、堂々と去っていった。
朝食を取っている間に雲が上がり、町は一部雲の中。
9時半にチェックアウトし、ケーブルカーでSan Joan展望台へ。標高千メートル。周囲の奇岩の山並み、小さなお堂、おたまじゃくしとボウフラの湧いた水場、崖下の住居跡、美しい景色を眺めながら隠修士は過酷な修行をしていたのだろうか。この辺りから先へ進むのは岩登りの訓練をする装備を背負った者たちだけのようだ。
一旦町へ降り、今度はSanta Cobaの洞窟へ。途中に15のモニュメントがある石畳を歩く。ガウディ作の「キリストの復活」もあるがこれがそうなのかとさほど印象には残らなかった。ここはちょっと大変だが車椅子でも散策可。岩に押しつぶされそうに見える小さな礼拝堂は黒マリア像が発見された場所。複製のマリア像が安置されていた。花を捧げる家族連れ、願い事のお礼にと置かれた品々に見知らぬ人の人生を思う。
その後、修道院所蔵の絵画や宝物などを展示したモンセラット美術館へ。ここを見学する観光客は少なくゆったりした展示で落ち着ける。エル・グレコの女性を描いた作品には魅了された。
2時半にセルフサービスのカフェテリアでランチ。どこにでもあるつまらない食事だった。3時半にホテルに戻ると、朝出会った猫が窓際で日向ぼっこ中。さよならの挨拶をすると一声「ミャッ!」と返してくれた。荷物を受け取り4時15分発の登山鉄道に乗る。今度も眺めのいい右側の座席。モンセラットはバルセロナから日帰りで訪れる人が多いが、絶対一泊すべきだと思う。
エスパーニャ駅で地下鉄のLinea3に乗り換えようとしたらトラブルで運転停止。構内の人混みと暑さに辟易しつつLinea1に乗りカタルーニャ駅でLinea3に乗り換え遠回りでパセジ・ダ・グラシア駅へ。到着後階段をえっちら登り、グラシア通りに出ると辺りはもう夜。ホテルは出てすぐのはずなのに、看板を見逃し何度か行ったり来たり迷った末にやっと到着。
夕食は隣のタパス専門店 Piscolabis 。客は一杯だったが、内容と値段がまさに都会の観光客向け居酒屋。なんだかぼられたような気分になってしまった。部屋に戻り、散歩の途中量り売りで買ったケーキMagdarenaとホテルの無料サービスのコーヒーで一息入れた。バルセロナ到着後は写真を撮る気にもならないほどせわしない夜だった。Hotel Praktik Ramblaはモデル二スモ建築の建物を利用したホテル。天井が高く廊下は薄暗いがそれなりの趣を感じる。ガイドブックの写真は明るくきれいだったのに、泊まる部屋のシャワー室やたんす、照明などの内装にはがっかり。2泊しか取れなくて良かった。
por Amelia
https://dosperegrinos.net/2014/10/11/%e5%8c%97%e6%9d%b1%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%82%a4%e3%83%b3%e6%97%85%e8%a1%8c-11%e6%97%a5%e7%9b%ae%ef%bc%881011%ef%bc%89/スペイン旅行Montserrat~Barcelona 夜明け前に起床し、散歩。人混みのないモンセラットの朝はすがすがしい。東の雲海の上に日の出。陽が昇るにつれ、周りの山々の頂上は徐々にピンク色に輝き、周囲の建物も神々しく見える。 ホテルに戻ると、前庭に右耳が少し欠けた黒に白のラインがはいった猫がいた。ミャーと声をかけると警戒を解き、身体にも触れさせてくれたのに、頭をなでようとしたら、「さわるんじゃねぇ!」とプイと横を向き、堂々と去っていった。 朝食を取っている間に雲が上がり、町は一部雲の中。 9時半にチェックアウトし、ケーブルカーでSan Joan展望台へ。標高千メートル。周囲の奇岩の山並み、小さなお堂、おたまじゃくしとボウフラの湧いた水場、崖下の住居跡、美しい景色を眺めながら隠修士は過酷な修行をしていたのだろうか。この辺りから先へ進むのは岩登りの訓練をする装備を背負った者たちだけのようだ。 一旦町へ降り、今度はSanta Cobaの洞窟へ。途中に15のモニュメントがある石畳を歩く。ガウディ作の「キリストの復活」もあるがこれがそうなのかとさほど印象には残らなかった。ここはちょっと大変だが車椅子でも散策可。岩に押しつぶされそうに見える小さな礼拝堂は黒マリア像が発見された場所。複製のマリア像が安置されていた。花を捧げる家族連れ、願い事のお礼にと置かれた品々に見知らぬ人の人生を思う。 その後、修道院所蔵の絵画や宝物などを展示したモンセラット美術館へ。ここを見学する観光客は少なくゆったりした展示で落ち着ける。エル・グレコの女性を描いた作品には魅了された。 2時半にセルフサービスのカフェテリアでランチ。どこにでもあるつまらない食事だった。3時半にホテルに戻ると、朝出会った猫が窓際で日向ぼっこ中。さよならの挨拶をすると一声「ミャッ!」と返してくれた。荷物を受け取り4時15分発の登山鉄道に乗る。今度も眺めのいい右側の座席。モンセラットはバルセロナから日帰りで訪れる人が多いが、絶対一泊すべきだと思う。 エスパーニャ駅で地下鉄のLinea3に乗り換えようとしたらトラブルで運転停止。構内の人混みと暑さに辟易しつつLinea1に乗りカタルーニャ駅でLinea3に乗り換え遠回りでパセジ・ダ・グラシア駅へ。到着後階段をえっちら登り、グラシア通りに出ると辺りはもう夜。ホテルは出てすぐのはずなのに、看板を見逃し何度か行ったり来たり迷った末にやっと到着。 夕食は隣のタパス専門店 Piscolabis 。客は一杯だったが、内容と値段がまさに都会の観光客向け居酒屋。なんだかぼられたような気分になってしまった。部屋に戻り、散歩の途中量り売りで買ったケーキMagdarenaとホテルの無料サービスのコーヒーで一息入れた。バルセロナ到着後は写真を撮る気にもならないほどせわしない夜だった。Hotel Praktik Ramblaはモデル二スモ建築の建物を利用したホテル。天井が高く廊下は薄暗いがそれなりの趣を感じる。ガイドブックの写真は明るくきれいだったのに、泊まる部屋のシャワー室やたんす、照明などの内装にはがっかり。2泊しか取れなくて良かった。 ...Andres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
コメントを残す