宿の下階にある食事室で昨日買っておいたものなどで朝食。ヨーグルト、ドーナツ、バナナ、リンゴ、水。食時中に昨夜会った日本人青年、群馬県出身のT君が出発のために下りてきたので少しおしゃべり。大学を卒業し、来春の就職が決まったのでそれまでに海外へと言うことでCaminoを歩き、その後はポルトガルからヨーロッパを旅行する予定とのこと。最近の学生は学業も忙しくバイトでお金を貯めるのも難しいので海外旅行する人が減っているのではと言っていた。荷物は15kgぐらいあって重いが減らせないので頑張っている様子。毎日どこまで行くかはその時次第といった感じらしく、今日もどこまでかは決めていないとのこと。リオハなどでブドウを食べなかったかと聞くと、私有地に入るのは良くないと思って食べなかったとのこと。真面目だなあ。あれは巡礼者のために残してあるものもあるくらいだから食べて良かったのに、と教えるとちょっと残念そうにしていた。私たちは今日はAmeliaの体調を考えて10kmほど先のSamosまでなので、もう会うことはないだろうけど元気で、とあいさつを交わし、彼は出発した。
朝のTriacastela
朝のTriacastela

私たちが出発したのは9時。さすがに巡礼者の姿はない。町を出たところでCaminoは二手に分かれるのだが、私たちが行かないSan Xil方面への道になっているのに気づき、方向を変える。その時に一人がSan Xil方向へ歩くのを見ただけ。
Triacastelaを後に
Triacastelaを後に

Samos方向へ進むと、しばらくは道路の側道やそれに沿ったCamino。1時間ほど歩いたところで道路から離れる。
教会は閉まっている
教会は閉まっている

小さな集落はあるがBarはなく、教会は閉まっている。
放し飼いの犬
放し飼いの犬

大きな犬が歩いていることが多い。みなおとなしいので心配はないはずだが、飼い主も見当たらず放し飼いなのでちょっと怖い。
栗、栗、栗
栗、栗、栗

この辺りでは再び栗の木が多くなり、Caminoは栗の落ち葉、イガ、そして栗の実で覆われるほど。栗の実は結構大きく放置するのがもったいないほどだが、持って行っても処理できないのでAmeliaは始終もったいないと残念至極な様子。
川に沿って
川に沿って

ずっと川に沿って下って行く。川の流れはきれい。
下にSamos修道院
下にSamos修道院

12時近くなって下の方にSamosの修道院が見えてきた。ロンセスバージェスの景色を思い出す。雨が落ち始めたので少し歩を速める。
橋上から
橋上から

下って左方から回り込むようにして修道院に近づく。一旦橋を渡ったところで地図を確認し、少し戻って修道院を周る遊歩道を通って宿へ向かう。
SamosのAlbergueとTurismo
SamosのAlbergueとTurismo
修道院見学の日程表には日本語も
修道院見学の日程表には日本語も

修道院が経営するAlbergueがあり、Turismoも兼ねているが、閉まっているので、まずは宿へ。その際にAlbergueの中が見えたが、入口の奥に薄暗いホールが広がっていて、そこに二段ベッドが並び、その光景は強制収容所のよう。おそらく暖房もないだろう。
宿の居間
宿の居間

私たちの宿はまだ新しいもので、部屋は2階。廊下の先に居間もあるが、今のところ他の宿泊客がいる気配はない。
先ずは食事に出ることにする。近くのBarかレストランでとも思ったが、昼にちゃんと食べて夜は軽くと考え、ガイドブックが推薦する街の反対側のホテルに行く。
修道院見学の入口はこちら
修道院見学の入口はこちら

途中で修道院の売店が開いているのが見えたので、見学の入口を聞くとここだとのこと。午後は4時からだそうだ。
Hotel A Veiga
Hotel A Veiga

ホテルに着いたのが1時少し過ぎだったためか、レストランには客はいない。川に面した景色の良い席に着く。食べている間に徐々に客は増え始める。家族連れや親戚一同と言った感じの客が多い。墓参り帰りなのかもしれない。
Samosの昼食
Samosの昼食

Menú del Día。一皿目はSopa de FideosとSetas a la Plancha。二皿目はJarrete Guisado con CastañasとTruchas。デザートはPastel de CuajadaとTarta de Mousse de Castaña。そしてワインと水。
Sopaはサフランを使ったあっさり味。Setasは少し塩っぱいが、美味しい。Jarreteは肉の塊をじっくり煮たものに栗を添えてある。肉もおいしいし栗もおいしい。Truchaはてっきりこれまでと同様の大きな鱒が出てくると思ったら、ニジマスのから揚げ。6~7匹が、頭からしっぽまでまるまる食べられるほどに火を通して美味しく揚げてある。非常においしい。Cuajadaはこれまでのとは少し違い、プリンのようでもある。Tartaは栗のたくさん入ったもので食後には重い、これまでに食べたことのないケーキ。全体に美味しく量もたっぷりで、分け合って食べることを前提とするようなサービスをしてくれる。非常にいい店だった。これでも一人11ユーロ。内容からすると激安。
一旦宿に戻り昼寝。
5時前に出かけて修道院見学。先ほどの売店に行くと、売店は閉まっていて数人が待っている。人数がまとまったら案内されるような、サン・ミジャンでと同じやり方だろう。5時になると前回の客がドアから出てきて、売店の女性も出てきて売店が開く。入場券を買う。一通り客が買い終えると店を閉め、私たちを案内してくれる。
Samos修道院の回廊
Samos修道院の回廊
天井のホタテ貝の図柄が一つ一つ違う
天井のホタテ貝の図柄が一つ一つ違う

中に入り回廊をめぐる。回廊の天井のホタテ貝の図柄が一つ一つ違う。
Farmacia
Farmacia

Farmacia(薬局)は今もそこで薬を調合しているかのような雰囲気。
Codex Calixtinusの複写本
Codex Calixtinusの複写本

図書室にはCodex Calixtinusの複写本が展示してある。
礼拝堂
礼拝堂

礼拝堂は例によって豪華だが特になし。
回廊の壁画
回廊の壁画

回廊の壁画は新しいだけでなく、内容も貧弱。この修道院は1951年に火災で全焼し、その後に修復されたもの。だから壁画などがあんな感じだったのだ。火災時の写真なども展示してあったが、石の壁以外はほとんどすべて焼け落ちたようだ。
見学を終えて、宿に帰る前に裏の方に回ってみると墓地があり、墓参りの人たちが何人も来ている。明日が諸聖人の日だから。
8時半ごろに近くのBarに行ってBocadillo con Verdurasを買ってくる。本当に野菜だけ。レタス、トマト、アスパラ、玉ねぎ。これで夕食。
明日の宿の予約を済ませるが、その後は未定。
ここのところすっかり巡礼者の数が減っていて、宿の心配はなさそうな気もするが、Sarriaからは残り100kmなので、巡礼証明書をもらう最低基準を満たすため一気に数が増える可能性もある。現に次のPortomarínは予約が取れない。実際がどうなのかは明日Sarriaで調べてみよう。
por Andrés
Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼宿の下階にある食事室で昨日買っておいたものなどで朝食。ヨーグルト、ドーナツ、バナナ、リンゴ、水。食時中に昨夜会った日本人青年、群馬県出身のT君が出発のために下りてきたので少しおしゃべり。大学を卒業し、来春の就職が決まったのでそれまでに海外へと言うことでCaminoを歩き、その後はポルトガルからヨーロッパを旅行する予定とのこと。最近の学生は学業も忙しくバイトでお金を貯めるのも難しいので海外旅行する人が減っているのではと言っていた。荷物は15kgぐらいあって重いが減らせないので頑張っている様子。毎日どこまで行くかはその時次第といった感じらしく、今日もどこまでかは決めていないとのこと。リオハなどでブドウを食べなかったかと聞くと、私有地に入るのは良くないと思って食べなかったとのこと。真面目だなあ。あれは巡礼者のために残してあるものもあるくらいだから食べて良かったのに、と教えるとちょっと残念そうにしていた。私たちは今日はAmeliaの体調を考えて10kmほど先のSamosまでなので、もう会うことはないだろうけど元気で、とあいさつを交わし、彼は出発した。 私たちが出発したのは9時。さすがに巡礼者の姿はない。町を出たところでCaminoは二手に分かれるのだが、私たちが行かないSan Xil方面への道になっているのに気づき、方向を変える。その時に一人がSan Xil方向へ歩くのを見ただけ。 Samos方向へ進むと、しばらくは道路の側道やそれに沿ったCamino。1時間ほど歩いたところで道路から離れる。 小さな集落はあるがBarはなく、教会は閉まっている。 大きな犬が歩いていることが多い。みなおとなしいので心配はないはずだが、飼い主も見当たらず放し飼いなのでちょっと怖い。 この辺りでは再び栗の木が多くなり、Caminoは栗の落ち葉、イガ、そして栗の実で覆われるほど。栗の実は結構大きく放置するのがもったいないほどだが、持って行っても処理できないのでAmeliaは始終もったいないと残念至極な様子。 ずっと川に沿って下って行く。川の流れはきれい。 12時近くなって下の方にSamosの修道院が見えてきた。ロンセスバージェスの景色を思い出す。雨が落ち始めたので少し歩を速める。 下って左方から回り込むようにして修道院に近づく。一旦橋を渡ったところで地図を確認し、少し戻って修道院を周る遊歩道を通って宿へ向かう。 修道院が経営するAlbergueがあり、Turismoも兼ねているが、閉まっているので、まずは宿へ。その際にAlbergueの中が見えたが、入口の奥に薄暗いホールが広がっていて、そこに二段ベッドが並び、その光景は強制収容所のよう。おそらく暖房もないだろう。 私たちの宿はまだ新しいもので、部屋は2階。廊下の先に居間もあるが、今のところ他の宿泊客がいる気配はない。 先ずは食事に出ることにする。近くのBarかレストランでとも思ったが、昼にちゃんと食べて夜は軽くと考え、ガイドブックが推薦する街の反対側のホテルに行く。 途中で修道院の売店が開いているのが見えたので、見学の入口を聞くとここだとのこと。午後は4時からだそうだ。 ホテルに着いたのが1時少し過ぎだったためか、レストランには客はいない。川に面した景色の良い席に着く。食べている間に徐々に客は増え始める。家族連れや親戚一同と言った感じの客が多い。墓参り帰りなのかもしれない。 Menú del Día。一皿目はSopa de FideosとSetas a la Plancha。二皿目はJarrete Guisado con CastañasとTruchas。デザートはPastel de CuajadaとTarta de Mousse de Castaña。そしてワインと水。 Sopaはサフランを使ったあっさり味。Setasは少し塩っぱいが、美味しい。Jarreteは肉の塊をじっくり煮たものに栗を添えてある。肉もおいしいし栗もおいしい。Truchaはてっきりこれまでと同様の大きな鱒が出てくると思ったら、ニジマスのから揚げ。6~7匹が、頭からしっぽまでまるまる食べられるほどに火を通して美味しく揚げてある。非常においしい。Cuajadaはこれまでのとは少し違い、プリンのようでもある。Tartaは栗のたくさん入ったもので食後には重い、これまでに食べたことのないケーキ。全体に美味しく量もたっぷりで、分け合って食べることを前提とするようなサービスをしてくれる。非常にいい店だった。これでも一人11ユーロ。内容からすると激安。 一旦宿に戻り昼寝。 5時前に出かけて修道院見学。先ほどの売店に行くと、売店は閉まっていて数人が待っている。人数がまとまったら案内されるような、サン・ミジャンでと同じやり方だろう。5時になると前回の客がドアから出てきて、売店の女性も出てきて売店が開く。入場券を買う。一通り客が買い終えると店を閉め、私たちを案内してくれる。 中に入り回廊をめぐる。回廊の天井のホタテ貝の図柄が一つ一つ違う。 Farmacia(薬局)は今もそこで薬を調合しているかのような雰囲気。 図書室にはCodex Calixtinusの複写本が展示してある。 礼拝堂は例によって豪華だが特になし。 回廊の壁画は新しいだけでなく、内容も貧弱。この修道院は1951年に火災で全焼し、その後に修復されたもの。だから壁画などがあんな感じだったのだ。火災時の写真なども展示してあったが、石の壁以外はほとんどすべて焼け落ちたようだ。 見学を終えて、宿に帰る前に裏の方に回ってみると墓地があり、墓参りの人たちが何人も来ている。明日が諸聖人の日だから。 8時半ごろに近くのBarに行ってBocadillo con Verdurasを買ってくる。本当に野菜だけ。レタス、トマト、アスパラ、玉ねぎ。これで夕食。 明日の宿の予約を済ませるが、その後は未定。 ここのところすっかり巡礼者の数が減っていて、宿の心配はなさそうな気もするが、Sarriaからは残り100kmなので、巡礼証明書をもらう最低基準を満たすため一気に数が増える可能性もある。現に次のPortomarínは予約が取れない。実際がどうなのかは明日Sarriaで調べてみよう。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)