合計距離: 15351 m
最高点の標高: 467 m
最低点の標高: 379 m
累積標高(上り): 299 m
累積標高(下り): -232 m
総所要時間: 05:28:45

今日はMirazまで15㎞歩いたところでホテルの車で迎えてもらうという予定なので、朝はゆっくりできる。

7時起床。一晩中暖房が入っていたので、ぐっすり眠れた。良かった。8時から宿のBarで朝食。コーヒー、オレンジジュース、クロワッサンという内容なので、そんなに時間はかからない。3人組も一緒になったが、彼女たちは早く、9時前に出発して行った。私たちは9時20分にチェックアウト。PB084558ちょうど宿の向こうに大きな虹が架かっている。

寒い。昨日よりも寒い。上は下着の上にシャツを重ね着し、さらに上着を着て昨日より1枚多いが、それでも昨日より寒く感じる。路面は濡れているが、青空が広がって日の差すことも多いが、気温はおそらく0度前後ではないか。

PB084560宿の前のモホンは99.697㎞。30分ほど、国道の路肩を歩く。通行量は非常に少なくほとんど直線なのだが、100㎞ぐらいのスピードで車が走るので、早く脇道に入りたい。並行する線路を貨物列車が走り抜けて行った。

PB084565国道から離れる分岐点に石を並べた矢印。小さなものだが何時誰が並べたのだろう。Peregrino以外にここを歩く人はほとんどいないだろうから、数週間前に並べられたものが残っている可能性もあるし、今朝並べられたものかもしれない。

PB084573国道を離れると間もなく山道になって教会堂がある。なぜこんな人里離れた林の中にと不思議に思える。

山道はすぐに終わって林道様のものになる。PB084576このあたりの石垣は非常に古く苔むしていて、何を囲ったものかもわからない。

PB084578日向がうれしい。日陰は寒いので、向こうに日向が見えると急いで歩き少しばかり日向ぼっこ、というのを繰り返す。しかし青空が広がっていたと思うとあっという間に雲に覆われるという変化の速い天気。

PB084579T 字路にモホンが2つ並んでいる。どちらに進むべきか。よく見ると左がMiraz経由。2つの道とも正規のCaminoで、難度も同程度となっていて右の方が距離は短いのだが(左だとSantiagoまで95.383㎞、右だと86.497㎞)、私たちはMirazに行くので左へ進む。

PB084584大きな岩の上にオレオが建てられている。岩の多い地区のようだが、周囲には松林も広がっている。

PB084587馬が一頭つながれている牧草地に、林の方から羊が1頭歩いてきて、草を食べ始めた。羊はつながれていないし牧草地に囲いもない。

PB0845913人組に追いついたら、この家の中に素晴らしい石があるから見た方が良いと言われる。家の入口にSelloを押しますと書いてあるので、入ってクレデンシャルを出すと、蝋を熱してたらし印を押してくれる。奥の部屋に彼が作った石焼の細工品が展示してある。なかなか良い作品だが買っていくには重いので、値段は聞かないでおく。

PB084595Barがあるので入って一休み。3人組も休んでいる。私たちが休んでいる間に2人のPeregrinoが歩いて行った。

PB084599ホテルから迎えが来る店、O Abrigoに到着。3人組も少し前に到着している。昼食をとることにする。Menú peregrino。Ensalada mixtaとSopa de verduras。ArrosとLomo de cerdo。デザートはTarta de SantiagoとFlan。グラス1杯の赤ワインと水。これで9€は悪くない。食後のコーヒーは1€。

PB084601この店の壁にはたくさんの硬貨が貼り付けてある。接着してあるのかと思ったら、壁の窪みや段差を利用しておいてあるだけ。客たちがやって行ったものだ。

3人組はさらに5㎞歩くと言って出発。私たちはホテルに電話をかけて迎えを頼もうとしたが、電話をかけても電波が届いていない。レストランの人に電話が通じない旨を伝えると代わりにかけてくれる。しばらく待つと迎えの車が来る。おしゃべりな男の人で、ホテルに向かう途中もずっとしゃべっている。Caminoの由来、このあたりには狼も住んでいるが、人間は襲わず犬や家畜を襲うそうだ。Caminoからホテルは直線では近いが、間に川があって橋がないため、ずっと遠回りをしなければならないことや、牛は神戸牛と並ぶほどの美味しいものだというような話。

到着後チェックイン。PB084607宿泊棟とレストラン棟は別。私たちの部屋は宿泊棟の1階。暖房が弱くだが入っている。石造りの家で部屋は広い。

シャワー、洗濯、日記。明日の宿を検討する。修道院の宿があるが、このホテルの人は高くて暖房もないと言っていた。ネットで調べてみるが、修道院のAlbergueの情報はあるが、そうではない方の宿については情報がない。修道院の宿など数が少なくて珍しいのに情報がないのは困る。電話して聞いてみるしかないと何度かかけるが誰も出ない。もう1軒ホテルがあるが、そこの口コミは悪評があまりにも多い。結局ここの宿にもう一泊できるかどうかを来るまでの送迎の場所も含めて聞いてみることにする。

20時半から夕食。その前にもう一泊の件を聞いてみると何の問題もないとのこと。それでお願いする。

夕食は3人組と一緒。メニューは1種類。ズッキーニスープ、PB084612ムール貝、PB084613骨付き豚肉のAsado。PB084615PB084614デザートはチーズのメンブリージョ添えとAros con leche。豚肉は美味しく焼けているが量が多い。メンブリージョはマルメロとリンゴを混ぜたもの。Aros con lecheはこの地域の名物だそうだが、ここのは濃厚な味でちょっと独特。3人組とおしゃべりしながらの食事で、時間がたつのが早い。カタルーニャではほとんどの人がカタルーニャ語を話し、学校でもカタルーニャ語で授業。カスティーリャ語の授業はある。家ではカタルーニャ語でしゃべっているので、フランコ時代に学校に行った人もカタルーニャ語に不自由はしない。他地域からの移民もすぐに理解できるようになるが、しゃべれるようになる人は少ない。というようなこと。彼女たちは明日でCaminoの今回の歩きは終えて、次は明春だそうだ。

23時半までしゃべっていたので、部屋に戻ると急いで日記を書き眠る。

23,600歩 15.2㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼今日はMirazまで15㎞歩いたところでホテルの車で迎えてもらうという予定なので、朝はゆっくりできる。 7時起床。一晩中暖房が入っていたので、ぐっすり眠れた。良かった。8時から宿のBarで朝食。コーヒー、オレンジジュース、クロワッサンという内容なので、そんなに時間はかからない。3人組も一緒になったが、彼女たちは早く、9時前に出発して行った。私たちは9時20分にチェックアウト。ちょうど宿の向こうに大きな虹が架かっている。 寒い。昨日よりも寒い。上は下着の上にシャツを重ね着し、さらに上着を着て昨日より1枚多いが、それでも昨日より寒く感じる。路面は濡れているが、青空が広がって日の差すことも多いが、気温はおそらく0度前後ではないか。 宿の前のモホンは99.697㎞。30分ほど、国道の路肩を歩く。通行量は非常に少なくほとんど直線なのだが、100㎞ぐらいのスピードで車が走るので、早く脇道に入りたい。並行する線路を貨物列車が走り抜けて行った。 国道から離れる分岐点に石を並べた矢印。小さなものだが何時誰が並べたのだろう。Peregrino以外にここを歩く人はほとんどいないだろうから、数週間前に並べられたものが残っている可能性もあるし、今朝並べられたものかもしれない。 国道を離れると間もなく山道になって教会堂がある。なぜこんな人里離れた林の中にと不思議に思える。 山道はすぐに終わって林道様のものになる。このあたりの石垣は非常に古く苔むしていて、何を囲ったものかもわからない。 日向がうれしい。日陰は寒いので、向こうに日向が見えると急いで歩き少しばかり日向ぼっこ、というのを繰り返す。しかし青空が広がっていたと思うとあっという間に雲に覆われるという変化の速い天気。 T 字路にモホンが2つ並んでいる。どちらに進むべきか。よく見ると左がMiraz経由。2つの道とも正規のCaminoで、難度も同程度となっていて右の方が距離は短いのだが(左だとSantiagoまで95.383㎞、右だと86.497㎞)、私たちはMirazに行くので左へ進む。 大きな岩の上にオレオが建てられている。岩の多い地区のようだが、周囲には松林も広がっている。 馬が一頭つながれている牧草地に、林の方から羊が1頭歩いてきて、草を食べ始めた。羊はつながれていないし牧草地に囲いもない。 3人組に追いついたら、この家の中に素晴らしい石があるから見た方が良いと言われる。家の入口にSelloを押しますと書いてあるので、入ってクレデンシャルを出すと、蝋を熱してたらし印を押してくれる。奥の部屋に彼が作った石焼の細工品が展示してある。なかなか良い作品だが買っていくには重いので、値段は聞かないでおく。 Barがあるので入って一休み。3人組も休んでいる。私たちが休んでいる間に2人のPeregrinoが歩いて行った。 ホテルから迎えが来る店、O Abrigoに到着。3人組も少し前に到着している。昼食をとることにする。Menú peregrino。Ensalada mixtaとSopa de verduras。ArrosとLomo de cerdo。デザートはTarta de SantiagoとFlan。グラス1杯の赤ワインと水。これで9€は悪くない。食後のコーヒーは1€。 この店の壁にはたくさんの硬貨が貼り付けてある。接着してあるのかと思ったら、壁の窪みや段差を利用しておいてあるだけ。客たちがやって行ったものだ。 3人組はさらに5㎞歩くと言って出発。私たちはホテルに電話をかけて迎えを頼もうとしたが、電話をかけても電波が届いていない。レストランの人に電話が通じない旨を伝えると代わりにかけてくれる。しばらく待つと迎えの車が来る。おしゃべりな男の人で、ホテルに向かう途中もずっとしゃべっている。Caminoの由来、このあたりには狼も住んでいるが、人間は襲わず犬や家畜を襲うそうだ。Caminoからホテルは直線では近いが、間に川があって橋がないため、ずっと遠回りをしなければならないことや、牛は神戸牛と並ぶほどの美味しいものだというような話。 到着後チェックイン。宿泊棟とレストラン棟は別。私たちの部屋は宿泊棟の1階。暖房が弱くだが入っている。石造りの家で部屋は広い。 シャワー、洗濯、日記。明日の宿を検討する。修道院の宿があるが、このホテルの人は高くて暖房もないと言っていた。ネットで調べてみるが、修道院のAlbergueの情報はあるが、そうではない方の宿については情報がない。修道院の宿など数が少なくて珍しいのに情報がないのは困る。電話して聞いてみるしかないと何度かかけるが誰も出ない。もう1軒ホテルがあるが、そこの口コミは悪評があまりにも多い。結局ここの宿にもう一泊できるかどうかを来るまでの送迎の場所も含めて聞いてみることにする。 20時半から夕食。その前にもう一泊の件を聞いてみると何の問題もないとのこと。それでお願いする。 夕食は3人組と一緒。メニューは1種類。ズッキーニスープ、ムール貝、骨付き豚肉のAsado。デザートはチーズのメンブリージョ添えとAros con leche。豚肉は美味しく焼けているが量が多い。メンブリージョはマルメロとリンゴを混ぜたもの。Aros con lecheはこの地域の名物だそうだが、ここのは濃厚な味でちょっと独特。3人組とおしゃべりしながらの食事で、時間がたつのが早い。カタルーニャではほとんどの人がカタルーニャ語を話し、学校でもカタルーニャ語で授業。カスティーリャ語の授業はある。家ではカタルーニャ語でしゃべっているので、フランコ時代に学校に行った人もカタルーニャ語に不自由はしない。他地域からの移民もすぐに理解できるようになるが、しゃべれるようになる人は少ない。というようなこと。彼女たちは明日でCaminoの今回の歩きは終えて、次は明春だそうだ。 23時半までしゃべっていたので、部屋に戻ると急いで日記を書き眠る。 23,600歩 15.2㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)