総選挙を振り返って
今回の総選挙、結果を大雑把にまとめると与党の事実上の勝利、維新の大勝利、立憲民主党などの事実上の敗北ということになるだろう。立憲民主党では敗北を受けて枝野代表が辞任したが、敗北の原因としては指導部の変わり映えのしない顔ぶれ、共産党との共闘などが挙げられている。しかし各党派の勝敗も含めてこれらはいずれも枝葉末節でしかないように思う。
平河エリ氏のツイッターを参考に今回の選挙結果を別の観点でまとめると、当選者中の女性比率は9.7%、世襲議員は24.9%となる。各党の政策などを論じる以前に、この二つの数字の異常さを考えるべきだろう。
女性比率の低さについてはJOCでの森会長(当時)発言時などに大きく取り上げられることはあったが、9か月しか経っていないにもかかわらず最早忘れ去られかけている。
世襲議員の多さについては、そもそも問題視されることさえ少なくなっている。
国会の中で女性議員が1割にも満たず、世襲議員が4分の1を占めている国を、民主主義だとか近代国家だとか称することはできない。
曲がりなりにも自由選挙の保証されている中で、このような選挙結果を生み出す国民をどう評価すればいいのだろうか。
民度が低い。
封建遺制から抜け出せない。
米国から押し付けられた、あるいは与えられた民主主義。これが形容矛盾だとも気づかないで4分の3世紀を過ごしてきたおめでたい、あるいはナイーブな人々。
啓蒙主義と市民革命が決定的に欠如していた、ということなのだろうか。
https://dosperegrinos.net/2021/11/13/%e7%b7%8f%e9%81%b8%e6%8c%99%e3%82%92%e6%8c%af%e3%82%8a%e8%bf%94%e3%81%a3%e3%81%a6/政治・経済・国際日記・コラム・つぶやき今回の総選挙、結果を大雑把にまとめると与党の事実上の勝利、維新の大勝利、立憲民主党などの事実上の敗北ということになるだろう。立憲民主党では敗北を受けて枝野代表が辞任したが、敗北の原因としては指導部の変わり映えのしない顔ぶれ、共産党との共闘などが挙げられている。しかし各党派の勝敗も含めてこれらはいずれも枝葉末節でしかないように思う。 平河エリ氏のツイッターを参考に今回の選挙結果を別の観点でまとめると、当選者中の女性比率は9.7%、世襲議員は24.9%となる。各党の政策などを論じる以前に、この二つの数字の異常さを考えるべきだろう。 女性比率の低さについてはJOCでの森会長(当時)発言時などに大きく取り上げられることはあったが、9か月しか経っていないにもかかわらず最早忘れ去られかけている。 世襲議員の多さについては、そもそも問題視されることさえ少なくなっている。 国会の中で女性議員が1割にも満たず、世襲議員が4分の1を占めている国を、民主主義だとか近代国家だとか称することはできない。 曲がりなりにも自由選挙の保証されている中で、このような選挙結果を生み出す国民をどう評価すればいいのだろうか。 民度が低い。 封建遺制から抜け出せない。 米国から押し付けられた、あるいは与えられた民主主義。これが形容矛盾だとも気づかないで4分の3世紀を過ごしてきたおめでたい、あるいはナイーブな人々。 啓蒙主義と市民革命が決定的に欠如していた、ということなのだろうか。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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