アーカイブ: 書籍・雑誌
ティアゴ・サルゲイロ『戦国の少年外交団秘話』南島原市
ポルトガルのブラガンサ公爵家に残されていた史料をもとに、天正少年使節の動きを追った著作。当時の大国であったポルトガルの名門とは言っても、首都から遠く離れて王家でもない田舎の宮殿に、遥かな日本からやって…
ジャン=クリストフ・リュファン『永遠なるカミーノ』春風社
表紙に記された「なぜ、1ヶ月もかけて歩くのか?」という問いに、本書は冒頭近くで以下のように答えている。 なぜ? 直接に尋ねはしなくとも、他人は当然そう考える。 巡礼から戻って、「コンポス…
加藤隆 『新約聖書』の誕生 講談社
キリスト教の聖典とされている新約聖書は4世紀ごろに成立した。 つまり300年間にわたってキリスト教は聖典なしだったということだ。 新約聖書の多くの文書は、さまざまな時期に多くの人によって著されたもので…
最相葉月『証し 日本のキリスト者』角川書店
全1,094ぺ-ジという大冊。読み終えるのに数ヶ月かかったのは、大冊だったからだけではない。 著者は日本全国で数千人のキリスト者に会い、インタビューを繰り返した上で、最終的には135人の証言で本書を構…
原田マハ『いちまいの絵』集英社新書
作家の原田マハが「生きているうちに見るべき名画」26点を選び、それぞれについて解説とともに作品に対する思いを綴ったもの。彼女の小説に登場する作品が多くその意味では彼女の作品に対する解説ともなっている。…
池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』小学館文庫
まえがきは次のようにはじまっている。 信仰は魂に属するが、宗教は知識である。 (中略) 若い時からずっと、ぼくは宗教に強い関心を持ってきたが、その関心はついに哲学の範囲にとどまって信…
竹田青嗣『ニーチェ入門』ちくま新書
ニーチェに今日まで触れることなく来てしまったが、ポッドキャストの『ゆる哲学ラジオ』を聴いて少し興味を覚えて読んでみた。 ニーチェには一般に流布している印象を私も持っていて、「超人」だとか「ツアラトゥス…
ハルノ宵子『隆明だもの』晶文社
吉本隆明の長女が父親のことを書いたもの。隆明が主ではあるが、母や妹の吉本ばななも含めて、吉本家の暮らしが描かれている。隆明の著書からは全く推し測ることのできない暮らし、特に最晩年のほとんど失明状態だっ…
ラテン語さん『世界はラテン語でできている』SB新書
ラテン語の歴史を、ローマ時代から現代に至るまで、政治・宗教・科学との関わりを中心にたどり、さらに現在の世界や日本においてもラテン語がさまざまな形で生きているということを述べている。 西欧では今でも大学…
宮崎賢太郎『カクレキリシタン』長崎新聞新書
「カクレキリシタン」という言葉が誰を、何を指すものなのかをものなのかを説くことを通して、キリシタンの歴史を明らかにしている。 著者が示す歴史は以下の通りである。 1543年のキリスト教伝来から1614…
