池澤夏樹『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』小学館文庫

まえがきは次のようにはじまっている。
信仰は魂に属するが、宗教は知識である。
(中略)
若い時からずっと、ぼくは宗教に強い関心を持ってきたが、その関心はついに哲学の範囲にとどまって信仰に到達しなかった。
こうしたことから池澤夏樹が知的好奇心で聖書に向き合ってみようと、聖書学者の秋吉輝雄との対談を行なったのが本書である。
旧約聖書と新約聖書の両者にわたり、さらにはユダヤ教・キリスト教の歴史にも踏み込みながら聖書の様々な側面を、池澤の質問に応えて秋吉が教えるようなかたちをとっている。
聖書入門という性格の書だが、旧約新約両者の細部にも触れている。オーソドックスな解釈が基本となっていて、新たな知見が得られることはほとんどなかったが、入門書では触れられることの少ない外典の解説もあって、「ユダによる福音書」をあらためて読んでみたくなった。
https://dosperegrinos.net/?p=20149/images/2025/02/image-700x972.webp/images/2025/02/image-150x150.webp書籍・雑誌ぼくたちが聖書について知りたかったこと,池澤夏樹まえがきは次のようにはじまっている。 信仰は魂に属するが、宗教は知識である。 (中略) 若い時からずっと、ぼくは宗教に強い関心を持ってきたが、その関心はついに哲学の範囲にとどまって信仰に到達しなかった。 こうしたことから池澤夏樹が知的好奇心で聖書に向き合ってみようと、聖書学者の秋吉輝雄との対談を行なったのが本書である。 旧約聖書と新約聖書の両者にわたり、さらにはユダヤ教・キリスト教の歴史にも踏み込みながら聖書の様々な側面を、池澤の質問に応えて秋吉が教えるようなかたちをとっている。 聖書入門という性格の書だが、旧約新約両者の細部にも触れている。オーソドックスな解釈が基本となっていて、新たな知見が得られることはほとんどなかったが、入門書では触れられることの少ない外典の解説もあって、「ユダによる福音書」をあらためて読んでみたくなった。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos

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