アーカイブ: 文化・芸術

サンティアゴ巡礼

ノンベルト・オーラー「巡礼の文化史」法政大学出版局

巡礼はさまざまな宗教に見られる行動で、イスラム教のメッカ巡礼、日本での四国巡礼、そしてもちろん本書で扱われているキリスト教でも盛んに行なわれた。しかもキリスト教でも三大聖地巡礼とされているエルサレム、…
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書籍・雑誌

平川克美『移行期的混乱−経済成長神話の終わり』ちくま文庫

戦後日本を1973年までの高度成長期、1974年から1990年までの相対安定期、1991年以降のグローバル化の時代と3段階に区分してとらえた上で、2006年をピークに人口急減期に入ったことが有史以来の…
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書籍・雑誌

ハン・ドンイル『教養としてのラテン語の授業』ダイヤモンド社

バチカン裁判所の弁護士であるハン・ドンイル氏が韓国の西江大学で行った初級・中級ラテン語の講義をまとめたもの。 著者自身の経歴によるのか、聖書の言葉を題材にしている部分が多いが、それにとどまらず西欧諸語…
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書籍・雑誌

菅啓次郎『本は読めないものだから心配するな』ちくま文庫

大雑把に言えば「書評集」なのだが、一般的な書評集とはいろんな意味で趣が異なっている。 一見して分かるのは、章立ての体裁。普通は書名、著者名、版元などが明示されているだろうが、本書では空白の3行の次にゴ…
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日記・コラム・つぶやき

岡田暁生『西洋音楽史』中公新書

クラシック音楽と総称されている西洋音楽の歴史を、中世、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、さらには現代音楽までの通史として著したもの。 クラシック音楽にはいくらか馴染んできたと思う。小学生のころは…
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書籍・雑誌

竹下節子『キリスト教は「宗教」ではない』中公新書ラクレ

本書の帯には、次のように記されている。 「生き方マニュアル」として誕生した教えが「宗教」として制度化する中で変質しつつも近代普遍主義理念にたどりついた過程を激動の世界史から読み解く   イエ…
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