アーカイブ: 文化・芸術 - ページ 13

アントニー・ビーヴァー「スペイン内戦1936-1939(上)(下)」みすず書房

通史として読みやすく、スペイン戦争の入門としては適している。また、フランコ後に利用できるようになったスペイン国内の諸資料、そして何よりもソ連崩壊後に公開された新史料を利用して、新たな史実が記述されてい…
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映画「10年後の空へ―OKINAWAとフクシマ」

国分寺労政会館で上映された輿石正監督による映画「10年後の空へ―OKINAWAとフクシマ」を観た。 東日本大震災でいわき市の住む家を失い、東京電力福島第一原子力発電所からの放射線被曝を避けるために沖縄…
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堤 未果「ルポ 貧困大国アメリカ」・「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」岩波新書

2009年1月のオバマ大統領就任を挟んで、2008年1月に刊行された「ルポ 貧困大国アメリカ」(以下、「I」と記す)と、2010年1月に出された「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(以下、「II」と記す)とで…
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池上 英洋「恋する西洋美術史」光文社新書

なかなか興味深い著作。絵画の持つ意味を、ただ素晴らしいとか美しいとかといった印象だけではなく、物語としても観賞できるようになる良い手引き書。 残念なのは、新書の粗い白黒写真では解説された意味を図版の中…
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パウロ・コエーリョ「星の巡礼」

読み通すのが苦痛だった。 「星の巡礼」と題して、サンティアゴ巡礼が主題と思わせているが、内容は安っぽいロール・プレーイング・ゲームのような課題を安直にこなして行くといったものでしかない。主人公には上昇…
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