アーカイブ: 文化・芸術 - ページ 14
パウロ・コエーリョ「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」
自信を失い人生に迷う29歳の女性ピラール。奇蹟の治癒力を持つ修道士の幼馴染と12年ぶりに会い、真実の愛と信仰心を取り戻して行く。聖母に導かれ啓示を受けながら二人は愛を育て信仰の道、人々を救う道を共に歩…
映画「シルビアのいる街で」
ストラスブールの街で画家の青年がシルビアという名の女性を探す。 前半は、青年がカフェに座って周りの客たちを観察し、その中の何人かの女性をスケッチする場面が延々と続く。聞こえてくるのは街のざわめきと客た…
関哲行「スペイン巡礼史」講談社現代新書
サンティアゴ巡礼の歴史を、様々な角度から読み解いたもの。キリスト教信仰だけではなくその下層に潜む土着信仰も含めての宗教的背景。巡礼者が抱えていた信仰心だけではない事情。中世にもあった巡礼の「観光」的側…
ヘルマン・ケステン「ゲルニカの子供たち」
尊敬できる父と美しい母の下で7人兄弟の一人として幸福に育っていたカルロス少年。20年ぶりに帰郷したパブロ伯父が同居することになって家族間にきしみが出てくる。スペイン戦争が彼らの住むゲルニカにも迫ってく…
マヌエル・ロハス「泥棒の息子」
南米チリ現代文学の最高傑作の一つとされるもの。 積読状態になっていたものを少しずつ読み出している中の一冊。原作は1951年に書かれ、邦訳は1989年に出版されている。 「僕は希望なんて持ってはいなかっ…
映画「闇の列車、光の旅」
原題は”SIN NOMBRE”、つまり「無名の」。 ホンジュラスから父や叔父とともに不法移民としてメキシコを縦断してアメリカ合衆国をめざす少女。移民たちを襲って金を奪うギャング団の一員だったが、恋人を…
パウロ・コエーリョ「11分間」
(角川書店 2004年3月刊) ブラジルの田舎町からジュネーブに出てきて売春婦になった娘が、画家との出会いで真の愛を知る。そんなありふれた筋で、挟み込まれるエピソードにも目新しさはない。そして、画家と…
佐々木俊尚「電子書籍の衝撃」
キンドルやiPadなどの電子書籍用機器が発売され、それらに向けた電子書籍の販売・配信が本格的にはじまりつつある時点(執筆は2010年3月)で、従来の紙の書籍と電子書籍の現在と将来を描くという書。音楽の…
映画「抱擁のかけら」
<script type="text/javascript" src=";></script> 原題 “Los Abrazos Rotos” 監督…