Santiago de Compostela到着
6時半起床。洗面等を済ませる。まだ起き出している人は少ないが、中には出発する人も。Santiagoまでは1時間ちょっとなのに、暗いうちに着いてしまうだろう。それとも戻り巡礼だろうか。
台所で持参のケーキやリンゴを食べて軽い朝食代わりにし、8時過ぎに出発。昨日の散歩で歩いた、Albergueの敷地内を下っても良かったのだが、一旦Ermitaの方に出てCaminoを歩く。巡礼者の姿はさすがにない。
高速道路を越えて
高速道路を越えて

もう今日は畑や牧草地、田舎の集落や林間を通ることもなく、住宅地を抜けて高速道路や鉄道を越えると、Santiago新市街から旧市街へと続く。
昨夜Albergueで見かけた日本人男女がゆっくり歩いていたので追いつき、話しかける。彼らとはその後、巡礼事務所でも会い、カテドラルのミサでも会って一緒にSantiago像の抱擁などもしたので、いろいろと話すことになった。T S君とSHさん。結婚式や披露宴の費用を回してもらい、働いてためたお金も使って、半年旅行しているとのこと。最初に中米で3週間スペイン語を習い、キューバに行き、USAを旅行。そこからスペインに来てCaminoを歩いてきたところ。この後ヨーロッパを周り中南米に行き、アジアをめぐるそうで、合計2年間を予定しているそうだ。TS君の方は数日前から体調を崩しているそうで、元気がない。二人とも病気もしてずいぶん大変な旅になっているようで、白いご飯やみそ汁が食べたいと言っていた。若いからできるとはいえ、無理せずに旅を続けてほしいものだ。
彼らが途中のパン屋さんに入ったところで別れる。
カテドラルの塔が近づいてくる
カテドラルの塔が近づいてくる
11月8日午前9時25分 カテドラル前到着
11月8日午前9時25分 カテドラル前到着

9時25分、カテドラル前に到着。まだ人はまばら。抱擁しあって喜ぶが、それほどの感動はない。
Santiago de Compostela の朝食
Santiago de Compostelaの朝食

巡礼証明書をもらいに巡礼事務所に行くが、11月に入って10時からになっていてまだ入れない。向かいのBarで朝食。チューロがあったのでチョコラーテも一緒に頼む。上品な店で少なめに出されたが、味は良い。
巡礼事務所
巡礼事務所

10時を過ぎたので巡礼事務所(Oficina do Peregrino)に。並んで少し待ち、順番が来てカウンターに行き、Selloをもらってきた2冊のクレデンシャルを提出すると、用紙を渡される。氏名、国籍、居住都市名。巡礼出発地、巡礼手段、目的。書き終えた用紙を手渡すと、その間にクレデンシャルのチェックを終えたらしく、すぐに巡礼証明書に氏名を書き込んでくれた。無料。Fisterraまで行くことを告げると、クレデンシャルはそのまま続いて使えるとのこと。
巡礼証明書をもらって建物を出ると、前庭にTS君たちがいたので、ベンチに座って話す。そこにSamosで会った女性が入ってきたので一緒に話す。Nさん。今夜でSantiagoは三泊目で明日からFisterra経由でMuxiaへ歩くそうだ。彼女とはカテドラルのミサでも一緒になり、その後Santiago像の抱擁、そして昼食も共にする。Samosで一緒だった男性とはその日で別れたそうだ。旅行ガイドやコーディネーターのようなことをやっているとのこと。Caminoから熊野古道に惹かれて、今回も帰途に熊野を歩こうかと考えているそうだ。食事をしながらいろんなことを話した。
Paradorの部屋
Paradorの部屋

巡礼事務所から今夜から二泊するParador Reyes Católicosに行く。荷物だけ預けようと思ったのだが、部屋に入ることができた。部屋は天蓋付きのベッドが二台。書き物机。小テーブルと椅子2客。洗面所には洗面台2つ、シャワーとは別にバスタブ。これまで泊まった中で最高の部屋。
12時が近づいたので、カテドラルへ。ミサの入口は正面ではなく反対側。中の席はもうほとんど埋まっていたが、幸い席に着くことができた。少ししてNさんも来たので隣に座ってもらう。満席なだけでなく立っている参列者も多数。ミサは巡礼者のためのもので、途中で今日到着した巡礼者について、出発地別に巡礼者の国籍(スペイン人は県)名が発表された。De St. Jean Pied de Port, ・・・Japónと私たちのことも告げられた。聖歌隊も入ったミサ。神父のスペイン語も聞き取りやすい。800km歩いてきてのミサは、コーラスやオルガン、神父の言葉などで、神を信じてもいない私でさえ神が今そこにいて私たちを見守っているのではと思いかねない空気を作り出していた。2000年間、そのほとんどの期間にわたってヨーロッパ世界の最高の知が練り上げてきた儀式だけのことはある。

ボタフメイロも行われた。私たちの巡礼の完成を祝うかのように。AmeliaもNさんも感動して涙ぐんでいた。日曜日の朝に到着して良かった。

Santiagoの昼食
Santiagoの昼食

Nさんと3人で昼食。一皿目はEnsalada mixta、Croqueta、Pimiento。二皿目はカレイ、エスカロペ、シュラスコ。どれもたっぷりの量で美味しい。デザートは3人ともアイスクリーム。9.5ユーロだが、ここは飲み物は水だけで、ワインは別料金だった。それでも質や量からすると安い。
Oficina de Turismo de Galiciaの開館日時
Oficina de Turismo de Galiciaの開館日時

食後Nさんと別れ、ガリシア州のTurismoへ行ったが日曜は休み。Santiago市のTurismoへ。地図をもらい、今日明日で見学できる場所を聞く。Fisterraへの情報は少ししかない。私の靴下を買うため、スポーツ用品店の場所も教えてもらう。
日曜日の夕方で入れるところは少ないので、先ずMonasterio de San Pelayo de Ante-AltaresのMuseoへ。修道女が受付。展示されているのは宗教画、像、聖器具等。
Casa da Troia
Casa da Troia

次はCasa da Troia。ここはこの地方の古い民家ということだが、同名の小説や映画で有名なところらしい。学生下宿で、Tunaの服装などが展示され、学生たちが繰り広げることが題材らしい。ガイドが案内してくれるのだが、同行の見学者がいろいろと質問するので非常に時間がかかる。疲れてしまった。
そのまま夕食もなしにして宿に戻る。
 
とうとう、ついに、やっとSantiago de Compostelaに到着。しかし私たちの旅はまだ続く。比喩ではなく、文字通り。Santiagoに二泊した後、大地の終わるところFisterraへ、そしてMuxiaへ。約120km。そこで本当に今回の巡礼の旅は終わる。
Por Andrés
/images/2015/11/PB082738-644x411.jpg/images/2015/11/PB082738-150x150.jpgAndrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼Santiago de Compostela到着 6時半起床。洗面等を済ませる。まだ起き出している人は少ないが、中には出発する人も。Santiagoまでは1時間ちょっとなのに、暗いうちに着いてしまうだろう。それとも戻り巡礼だろうか。 台所で持参のケーキやリンゴを食べて軽い朝食代わりにし、8時過ぎに出発。昨日の散歩で歩いた、Albergueの敷地内を下っても良かったのだが、一旦Ermitaの方に出てCaminoを歩く。巡礼者の姿はさすがにない。 もう今日は畑や牧草地、田舎の集落や林間を通ることもなく、住宅地を抜けて高速道路や鉄道を越えると、Santiago新市街から旧市街へと続く。 昨夜Albergueで見かけた日本人男女がゆっくり歩いていたので追いつき、話しかける。彼らとはその後、巡礼事務所でも会い、カテドラルのミサでも会って一緒にSantiago像の抱擁などもしたので、いろいろと話すことになった。T S君とSHさん。結婚式や披露宴の費用を回してもらい、働いてためたお金も使って、半年旅行しているとのこと。最初に中米で3週間スペイン語を習い、キューバに行き、USAを旅行。そこからスペインに来てCaminoを歩いてきたところ。この後ヨーロッパを周り中南米に行き、アジアをめぐるそうで、合計2年間を予定しているそうだ。TS君の方は数日前から体調を崩しているそうで、元気がない。二人とも病気もしてずいぶん大変な旅になっているようで、白いご飯やみそ汁が食べたいと言っていた。若いからできるとはいえ、無理せずに旅を続けてほしいものだ。 彼らが途中のパン屋さんに入ったところで別れる。 9時25分、カテドラル前に到着。まだ人はまばら。抱擁しあって喜ぶが、それほどの感動はない。 巡礼証明書をもらいに巡礼事務所に行くが、11月に入って10時からになっていてまだ入れない。向かいのBarで朝食。チューロがあったのでチョコラーテも一緒に頼む。上品な店で少なめに出されたが、味は良い。 10時を過ぎたので巡礼事務所(Oficina do Peregrino)に。並んで少し待ち、順番が来てカウンターに行き、Selloをもらってきた2冊のクレデンシャルを提出すると、用紙を渡される。氏名、国籍、居住都市名。巡礼出発地、巡礼手段、目的。書き終えた用紙を手渡すと、その間にクレデンシャルのチェックを終えたらしく、すぐに巡礼証明書に氏名を書き込んでくれた。無料。Fisterraまで行くことを告げると、クレデンシャルはそのまま続いて使えるとのこと。 巡礼証明書をもらって建物を出ると、前庭にTS君たちがいたので、ベンチに座って話す。そこにSamosで会った女性が入ってきたので一緒に話す。Nさん。今夜でSantiagoは三泊目で明日からFisterra経由でMuxiaへ歩くそうだ。彼女とはカテドラルのミサでも一緒になり、その後Santiago像の抱擁、そして昼食も共にする。Samosで一緒だった男性とはその日で別れたそうだ。旅行ガイドやコーディネーターのようなことをやっているとのこと。Caminoから熊野古道に惹かれて、今回も帰途に熊野を歩こうかと考えているそうだ。食事をしながらいろんなことを話した。 巡礼事務所から今夜から二泊するParador Reyes Católicosに行く。荷物だけ預けようと思ったのだが、部屋に入ることができた。部屋は天蓋付きのベッドが二台。書き物机。小テーブルと椅子2客。洗面所には洗面台2つ、シャワーとは別にバスタブ。これまで泊まった中で最高の部屋。 12時が近づいたので、カテドラルへ。ミサの入口は正面ではなく反対側。中の席はもうほとんど埋まっていたが、幸い席に着くことができた。少ししてNさんも来たので隣に座ってもらう。満席なだけでなく立っている参列者も多数。ミサは巡礼者のためのもので、途中で今日到着した巡礼者について、出発地別に巡礼者の国籍(スペイン人は県)名が発表された。De St. Jean Pied de Port, ・・・Japónと私たちのことも告げられた。聖歌隊も入ったミサ。神父のスペイン語も聞き取りやすい。800km歩いてきてのミサは、コーラスやオルガン、神父の言葉などで、神を信じてもいない私でさえ神が今そこにいて私たちを見守っているのではと思いかねない空気を作り出していた。2000年間、そのほとんどの期間にわたってヨーロッパ世界の最高の知が練り上げてきた儀式だけのことはある。 ボタフメイロも行われた。私たちの巡礼の完成を祝うかのように。AmeliaもNさんも感動して涙ぐんでいた。日曜日の朝に到着して良かった。 Nさんと3人で昼食。一皿目はEnsalada mixta、Croqueta、Pimiento。二皿目はカレイ、エスカロペ、シュラスコ。どれもたっぷりの量で美味しい。デザートは3人ともアイスクリーム。9.5ユーロだが、ここは飲み物は水だけで、ワインは別料金だった。それでも質や量からすると安い。 食後Nさんと別れ、ガリシア州のTurismoへ行ったが日曜は休み。Santiago市のTurismoへ。地図をもらい、今日明日で見学できる場所を聞く。Fisterraへの情報は少ししかない。私の靴下を買うため、スポーツ用品店の場所も教えてもらう。 日曜日の夕方で入れるところは少ないので、先ずMonasterio de San Pelayo de Ante-AltaresのMuseoへ。修道女が受付。展示されているのは宗教画、像、聖器具等。 次はCasa da Troia。ここはこの地方の古い民家ということだが、同名の小説や映画で有名なところらしい。学生下宿で、Tunaの服装などが展示され、学生たちが繰り広げることが題材らしい。ガイドが案内してくれるのだが、同行の見学者がいろいろと質問するので非常に時間がかかる。疲れてしまった。 そのまま夕食もなしにして宿に戻る。   とうとう、ついに、やっとSantiago de Compostelaに到着。しかし私たちの旅はまだ続く。比喩ではなく、文字通り。Santiagoに二泊した後、大地の終わるところFisterraへ、そしてMuxiaへ。約120km。そこで本当に今回の巡礼の旅は終わる。 Por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)