北東スペイン旅行 8日目(10/08)
Zaragoza
8時に起きると、空は明るい。少し東に移動したからなのだろうか。ホテルの朝食ビュッフェの割引券があるので、今日は利用する。ハム、チーズ、ソーセージ、卵料理、パンなど、一通りそろっているが、そんなにたくさんは食べられない。バルでのクロワッサンとカフェ・コン・レーチェで十分な体になってしまったよう。
昨日入れなかったスーダの塔へ。教会の塔だと思い込んでいて、教会の扉が開いていたので入ってみるが、塔への登り口はない。教会自体も見るべきものはない。隣のツーリスモで尋ねてみると、ツーリスモのある建物がスーダの塔で、案内所の一角が塔への登り口。階段を上ると事務所のある階がいくつかあって、息が切れたころに頂上に到着。眺めはよいが、事務所で働いている人たちはエレベーターもなく大変だろう。無料。
ピラール寺院をゆっくり見る。建物は巨大なだけで面白みはない。独裁者が好みそうな建築。ピラールの聖母はどこかと探す。何人かがかがんで口づけしているように見える窪みがあって、そこだった。私たちも口づけはしないが、さわってくる。Museoはリフォーム中。ゴヤの絵が2点だけ見ることが出来たが、ガラス越しで反射がひどくて見づらい。
奥の方にエレベーターの乗り口があり、1人3€で塔に登れる。エレベーターは高さ70mまで、そこからさらに螺旋階段で90mまで上る。スーダの塔より高く、Zaragozaの街を見渡すことが出来る。
塔を降りてピラール寺院を出ると、ピラール広場は柵で囲われ何かの儀式の準備がされている。グアルディア・シビルの儀式のようだ。中央祭壇でグアルディア・シビルのたくさん参加する特別ミサが行われていたが、ミサが終わりそうな様子だったので、間もなく儀式が始まるだろうと思って柵にもたれて待つ。参加者らしい人たちが三々五々といった感じで集まって来るが式はなかなか始まらない。ミサを終えて人々が出てきても始まらない。お偉いさんが乗っているらしい黒塗りの車が到着しても始まらない。しばらくして小柄なグアルディア・シビルが儀仗用の杖を持って走ってきて、勲章をぶら下げた男に渡す。すると黒塗りの車から女性(後で調べてみたら、アラゴン州知事だった)が出てきて、儀仗を受け取った男が会場まで案内し、旗持ちがやってきて彼らを中央の演壇のあたりに誘導してようやく儀式開始。どうも、隊長が杖を忘れたのが遅れの原因だったようだ。彼は降格されるのだろうか、スペインのことだからこのくらいは不問にされるのだろうか。あとは楽隊の演奏、何人かの演説と続く。日なたで太陽に焼かれて待って疲れたので、カフェで休憩しながら儀式の進行に耳を傾ける。知事の演説が、¡Viva Espana! ¡Viva Guardia Civil! で終わったので、また柵のところに行って見てみる。楽隊の先導で、各種の制服姿が隊列を組んで行進。その後を各種車両が続く。広場を出て市庁舎の方を一周して戻って来、広場を横断してピラール寺院の向こうに消えて儀式終了。と同時に広場の別の一角でラ・ミゼラブルの音楽が始まった。かつては恐怖のGuardia Civil、今はどういう位置にあるのだろうか。
裏路地の方で昼食。混んでいる店があったので、入る。テーブルもカウンターも一杯。5〜6分待ってというので待つと、確かにそのくらいで一気に3〜4テーブルが空く。ミガス専門店で、メニュー・デル・ディアも一皿目は各種ミガスからの選択。思ったほど油っこくなくて美味しい。二皿目はサラダと豚頬肉の煮込み。サラダは普通。煮込みは柔らかく美味しい。デザートはヤギのチーズとリンゴのチョコレートがけ。どちらも温かいが、リンゴの方はとにかく甘い。
一旦ホテルに帰って昼寝。6時半ごろに出かける。駅に行くバス停を確認してからTeatro de Caesaraugustaへ。ローマ劇場の上に町ができ、20世紀後半に発掘整備されたもの。ローマ劇場としてはこれまでいくつか見たものほどではないが、街並みにすっかり覆われたのが再び姿を現したのがすごい。
通りに出ると、あちこちでパフォーマンス。黒人たちは路上に布を広げてバッグ売り。大変な人出。夜もまだ早いためか子どもも多い。カフェでチョコレートとチューロ。ここのは本格的でチョコレートもドロリとしたもの。これで夕食になってしまう。
ホテルに戻り、部屋でホテル前の広場でのキューバからのグループの演奏を聴く。良ければ広場に出ようと思っていたが、そんなにうまくないので部屋で聞き流すことにする。今日は夕方以後の方が暑くなった。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2014/10/08/%e5%8c%97%e6%9d%b1%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%82%a4%e3%83%b3%e6%97%85%e8%a1%8c-8%e6%97%a5%e7%9b%ae%ef%bc%881008%ef%bc%89/スペイン旅行Zaragoza 8時に起きると、空は明るい。少し東に移動したからなのだろうか。ホテルの朝食ビュッフェの割引券があるので、今日は利用する。ハム、チーズ、ソーセージ、卵料理、パンなど、一通りそろっているが、そんなにたくさんは食べられない。バルでのクロワッサンとカフェ・コン・レーチェで十分な体になってしまったよう。 昨日入れなかったスーダの塔へ。教会の塔だと思い込んでいて、教会の扉が開いていたので入ってみるが、塔への登り口はない。教会自体も見るべきものはない。隣のツーリスモで尋ねてみると、ツーリスモのある建物がスーダの塔で、案内所の一角が塔への登り口。階段を上ると事務所のある階がいくつかあって、息が切れたころに頂上に到着。眺めはよいが、事務所で働いている人たちはエレベーターもなく大変だろう。無料。 ピラール寺院をゆっくり見る。建物は巨大なだけで面白みはない。独裁者が好みそうな建築。ピラールの聖母はどこかと探す。何人かがかがんで口づけしているように見える窪みがあって、そこだった。私たちも口づけはしないが、さわってくる。Museoはリフォーム中。ゴヤの絵が2点だけ見ることが出来たが、ガラス越しで反射がひどくて見づらい。 奥の方にエレベーターの乗り口があり、1人3€で塔に登れる。エレベーターは高さ70mまで、そこからさらに螺旋階段で90mまで上る。スーダの塔より高く、Zaragozaの街を見渡すことが出来る。 塔を降りてピラール寺院を出ると、ピラール広場は柵で囲われ何かの儀式の準備がされている。グアルディア・シビルの儀式のようだ。中央祭壇でグアルディア・シビルのたくさん参加する特別ミサが行われていたが、ミサが終わりそうな様子だったので、間もなく儀式が始まるだろうと思って柵にもたれて待つ。参加者らしい人たちが三々五々といった感じで集まって来るが式はなかなか始まらない。ミサを終えて人々が出てきても始まらない。お偉いさんが乗っているらしい黒塗りの車が到着しても始まらない。しばらくして小柄なグアルディア・シビルが儀仗用の杖を持って走ってきて、勲章をぶら下げた男に渡す。すると黒塗りの車から女性(後で調べてみたら、アラゴン州知事だった)が出てきて、儀仗を受け取った男が会場まで案内し、旗持ちがやってきて彼らを中央の演壇のあたりに誘導してようやく儀式開始。どうも、隊長が杖を忘れたのが遅れの原因だったようだ。彼は降格されるのだろうか、スペインのことだからこのくらいは不問にされるのだろうか。あとは楽隊の演奏、何人かの演説と続く。日なたで太陽に焼かれて待って疲れたので、カフェで休憩しながら儀式の進行に耳を傾ける。知事の演説が、¡Viva Espana! ¡Viva Guardia Civil! で終わったので、また柵のところに行って見てみる。楽隊の先導で、各種の制服姿が隊列を組んで行進。その後を各種車両が続く。広場を出て市庁舎の方を一周して戻って来、広場を横断してピラール寺院の向こうに消えて儀式終了。と同時に広場の別の一角でラ・ミゼラブルの音楽が始まった。かつては恐怖のGuardia Civil、今はどういう位置にあるのだろうか。 裏路地の方で昼食。混んでいる店があったので、入る。テーブルもカウンターも一杯。5〜6分待ってというので待つと、確かにそのくらいで一気に3〜4テーブルが空く。ミガス専門店で、メニュー・デル・ディアも一皿目は各種ミガスからの選択。思ったほど油っこくなくて美味しい。二皿目はサラダと豚頬肉の煮込み。サラダは普通。煮込みは柔らかく美味しい。デザートはヤギのチーズとリンゴのチョコレートがけ。どちらも温かいが、リンゴの方はとにかく甘い。 一旦ホテルに帰って昼寝。6時半ごろに出かける。駅に行くバス停を確認してからTeatro de Caesaraugustaへ。ローマ劇場の上に町ができ、20世紀後半に発掘整備されたもの。ローマ劇場としてはこれまでいくつか見たものほどではないが、街並みにすっかり覆われたのが再び姿を現したのがすごい。 通りに出ると、あちこちでパフォーマンス。黒人たちは路上に布を広げてバッグ売り。大変な人出。夜もまだ早いためか子どもも多い。カフェでチョコレートとチューロ。ここのは本格的でチョコレートもドロリとしたもの。これで夕食になってしまう。 ホテルに戻り、部屋でホテル前の広場でのキューバからのグループの演奏を聴く。良ければ広場に出ようと思っていたが、そんなにうまくないので部屋で聞き流すことにする。今日は夕方以後の方が暑くなった。 por AndrésAndres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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