7時起床。ホテルの朝食ビュッフェで品ぞろえが良い。20191207_081959温かいソーセージ、ベーコン、卵、さらに卵料理の希望を聞いてくる。オムレツを頼むとベーコン、玉ねぎ、チーズ、青菜などの入った作り立てのものを持ってきてくれる。

9時半ごろ出かけてカテドラルに。10時開館には早く着きすぎたので周囲を少し歩き、10時10分ほど前に入場口に行く。ちらほらと観光客が集まってきて、10時ちょうどに開場され。宝物展示を見た後で堂内へ。非常に大きく天井が高い。ここはガウディが修復にかかわっていると言うことだったが、見て回る限りはそれらしきものは見当たらなかった。20191207_102744しかし最後に主祭壇の右のCapilla del Santisimoが非常に目を引くもので、ガウディの影響を感じるものだった。20191207_104050さらに主祭壇に回ると天井から下げられた天蓋の十字架や像がSagrada Familiaの十字架と共通するものがあって、これがガウディの作品だと思われる。

思いのほかカテドラルの見学が早く終わったので、隣のPalacio Real de la Almudainaに行く。イスラム王の居城だったものをマヨルカ王が改築し、現在もスペイン国王が利用しているとのこと。確かに随所にイスラム建築の特徴が残っている。20191207_112827特に天井アーチや木造天井に特色がある。

Museo de Mallorcaにも行ってみるが、ここは展示の意図がよく分からない。ギリシア・ローマ時代の陶器、中世以降の絵画などが展示されている一方、その間に19世紀から現代までの、特に女性のドレスが展示されている。この混合展示に何の意味があるのだろうか。

ミロ美術館に行くには、昨夜行ったAv. de Jaume IIIのはじにあるバス停から乗車するのが一番便利なようなので、そこまで歩く。20191207_130431Jaume IIIに出たところにある、昨夜は閉まっていたチョコレート・ファクトリーという店に寄ってみる。思いのほか小さな店でチョコレートを売っているだけ。ここもクリスマス向けのチョコレートが並んでいる。

途中で昼食にしようと思うが、Jaume IIIにはレストランはほとんどない。端まで行ってバス停のある方に右折したところにレストランがあったので昼食。Menú del día。20191207Comida一皿目はミックスサラダとねぎのスープ。ねぎのスープは繊維分もなくねぎの臭みや辛味もない飲みやすいものだった。二皿目はアンコウとジャガイモの煮物、ラザーニャ。アンコウは柔らかいが、味付けが薄すぎた。逆にラザーニャは味が濃すぎる。デザートはシャーベットとアイスクリーム、チョコレートのブラウニー。アイスクリームは初めて味わうが桃味だった。ここのCamareroは注文を取りに来た時に私たちが日本人だと知ると、2週間ほど日本に旅行したことがあると言っていた。

レストランの席からバス停が見えるので通過するバスを見ていると、ミロ美術館に行く46番のバスは毎回定刻に15分ほど遅れて通る。それに合わせてレストランを出て停留所に行くと、すぐにバスがやって来た。街を抜けて曲がりくねった坂を上り、バスは広い老人ホームの中に入って行く。そこに停留所があり入所者なのか見舞客なのか数人が降車、老婦人を乗せた車いすを押した老人が乗車。かれらは2つ先のバス停で降車。ここのバスは車いすの乗降用スロープが自動で出し入れされる。日本では運転手が手作業でセットし片付けるのだが。

20191207_152811最寄りのバス停からすぐのところにミロ美術館、Fundasió Pilar i Joan Miróがある。土曜日の15時からは無料。しかし客は少ない。20191207_153921見慣れた、見紛うこともないミロの絵画が並んでいる。少数だがタペストリーや彫刻も。庭にもいくつかの作品があり、十数メートル離れて見ろのアトリエがある。20191207_162149晩年ここで過ごしたミロが制作に使用していた所。ここのガイドをしている男性が、私たちにどこから来たのかを問い、日本からと答えると、ミロについての解説を日本人向けのものに変えて始める。ミロは2回日本に行った。1度目は東京と京都で、都ホテルに泊まった。2度目は大阪万博の仕事で行ったとのこと。日本の影響を受けたとのことで、確かにアトリエの壁に北斎の絵葉書が貼ってあった。20191207_161338さらにその先の坂を上ったところにももう一軒アトリエがあり、そこの壁にはミロが描いた絵が残っている。

美術館を出てバス停に行くと運良くすぐにバスがやって来た。元の道を戻ると、老人ホームの門のところに先ほどの車いすの夫婦が座っていた。

帰途はPl. Espanyaで降車。昨日良さそうだと目をつけていたパン屋兼Caféに行く。20191207_172044Ensaimadaは売り切れだったが、それに似ていると言うものとナポリターナ、Café con leche。Ensaimadaの食べ比べをするはずだったのに残念。この店は混んでいるうえに店員が食器を乱暴に扱うので、昔のスペインの駅のBarでよく耳にした食器のぶつかり合うガチャガチャという音と客の話し声が混ざってうるさいことこの上ない。懐かしい騒音ではあるが、落ち着かない。

駅に行って明日のSóller行きの切符を買おうとするが、ちょうど最終が出た後で窓口は閉まっている。窓口に掲示がいくつかあり、9日からは工事で運休、この連休中は特別運行で時刻も運賃も普段と違っている。運賃は現金のみでカードは使えない。明朝は10時発のがあるので9時半ごろに来ることにする。20191207_180847ちょうど最終列車が発車したが、客はわずかで、客車は切り離して1両だけで走って行った。

帰途にATMで現金を引き出す。あまり現金は使っていないが、明日は必要になった。

ホテルに戻りシャワー、日記。今夜はもう外出はしない。

Andrésスペイン旅行7時起床。ホテルの朝食ビュッフェで品ぞろえが良い。温かいソーセージ、ベーコン、卵、さらに卵料理の希望を聞いてくる。オムレツを頼むとベーコン、玉ねぎ、チーズ、青菜などの入った作り立てのものを持ってきてくれる。 9時半ごろ出かけてカテドラルに。10時開館には早く着きすぎたので周囲を少し歩き、10時10分ほど前に入場口に行く。ちらほらと観光客が集まってきて、10時ちょうどに開場され。宝物展示を見た後で堂内へ。非常に大きく天井が高い。ここはガウディが修復にかかわっていると言うことだったが、見て回る限りはそれらしきものは見当たらなかった。しかし最後に主祭壇の右のCapilla del Santisimoが非常に目を引くもので、ガウディの影響を感じるものだった。さらに主祭壇に回ると天井から下げられた天蓋の十字架や像がSagrada Familiaの十字架と共通するものがあって、これがガウディの作品だと思われる。 思いのほかカテドラルの見学が早く終わったので、隣のPalacio Real de la Almudainaに行く。イスラム王の居城だったものをマヨルカ王が改築し、現在もスペイン国王が利用しているとのこと。確かに随所にイスラム建築の特徴が残っている。特に天井アーチや木造天井に特色がある。 Museo de Mallorcaにも行ってみるが、ここは展示の意図がよく分からない。ギリシア・ローマ時代の陶器、中世以降の絵画などが展示されている一方、その間に19世紀から現代までの、特に女性のドレスが展示されている。この混合展示に何の意味があるのだろうか。 ミロ美術館に行くには、昨夜行ったAv. de Jaume IIIのはじにあるバス停から乗車するのが一番便利なようなので、そこまで歩く。Jaume IIIに出たところにある、昨夜は閉まっていたチョコレート・ファクトリーという店に寄ってみる。思いのほか小さな店でチョコレートを売っているだけ。ここもクリスマス向けのチョコレートが並んでいる。 途中で昼食にしようと思うが、Jaume IIIにはレストランはほとんどない。端まで行ってバス停のある方に右折したところにレストランがあったので昼食。Menú del día。一皿目はミックスサラダとねぎのスープ。ねぎのスープは繊維分もなくねぎの臭みや辛味もない飲みやすいものだった。二皿目はアンコウとジャガイモの煮物、ラザーニャ。アンコウは柔らかいが、味付けが薄すぎた。逆にラザーニャは味が濃すぎる。デザートはシャーベットとアイスクリーム、チョコレートのブラウニー。アイスクリームは初めて味わうが桃味だった。ここのCamareroは注文を取りに来た時に私たちが日本人だと知ると、2週間ほど日本に旅行したことがあると言っていた。 レストランの席からバス停が見えるので通過するバスを見ていると、ミロ美術館に行く46番のバスは毎回定刻に15分ほど遅れて通る。それに合わせてレストランを出て停留所に行くと、すぐにバスがやって来た。街を抜けて曲がりくねった坂を上り、バスは広い老人ホームの中に入って行く。そこに停留所があり入所者なのか見舞客なのか数人が降車、老婦人を乗せた車いすを押した老人が乗車。かれらは2つ先のバス停で降車。ここのバスは車いすの乗降用スロープが自動で出し入れされる。日本では運転手が手作業でセットし片付けるのだが。 最寄りのバス停からすぐのところにミロ美術館、Fundasió Pilar i Joan Miróがある。土曜日の15時からは無料。しかし客は少ない。見慣れた、見紛うこともないミロの絵画が並んでいる。少数だがタペストリーや彫刻も。庭にもいくつかの作品があり、十数メートル離れて見ろのアトリエがある。晩年ここで過ごしたミロが制作に使用していた所。ここのガイドをしている男性が、私たちにどこから来たのかを問い、日本からと答えると、ミロについての解説を日本人向けのものに変えて始める。ミロは2回日本に行った。1度目は東京と京都で、都ホテルに泊まった。2度目は大阪万博の仕事で行ったとのこと。日本の影響を受けたとのことで、確かにアトリエの壁に北斎の絵葉書が貼ってあった。さらにその先の坂を上ったところにももう一軒アトリエがあり、そこの壁にはミロが描いた絵が残っている。 美術館を出てバス停に行くと運良くすぐにバスがやって来た。元の道を戻ると、老人ホームの門のところに先ほどの車いすの夫婦が座っていた。 帰途はPl. Espanyaで降車。昨日良さそうだと目をつけていたパン屋兼Caféに行く。Ensaimadaは売り切れだったが、それに似ていると言うものとナポリターナ、Café con leche。Ensaimadaの食べ比べをするはずだったのに残念。この店は混んでいるうえに店員が食器を乱暴に扱うので、昔のスペインの駅のBarでよく耳にした食器のぶつかり合うガチャガチャという音と客の話し声が混ざってうるさいことこの上ない。懐かしい騒音ではあるが、落ち着かない。 駅に行って明日のSóller行きの切符を買おうとするが、ちょうど最終が出た後で窓口は閉まっている。窓口に掲示がいくつかあり、9日からは工事で運休、この連休中は特別運行で時刻も運賃も普段と違っている。運賃は現金のみでカードは使えない。明朝は10時発のがあるので9時半ごろに来ることにする。ちょうど最終列車が発車したが、客はわずかで、客車は切り離して1両だけで走って行った。 帰途にATMで現金を引き出す。あまり現金は使っていないが、明日は必要になった。 ホテルに戻りシャワー、日記。今夜はもう外出はしない。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)