映画「家族を想うとき」
原題 Sorry We Missed You
2019年 イギリス・フランス・ベルギー合作
監督 ケン・ローチ
舞台は現在のイギリス。リーマンショックで自宅を手放しローンだけが残った家族。父はマイホーム購入の夢をかなえるためにフランチャイズの宅配運転手独立したが、独立とは名ばかりで食事やトイレに行く自由さえなく長時間労働を強いられる。母も介護福祉士として時間外まで1日中働いている。家族の幸福のための仕事が家族との時間を奪っていき、高校生息子と小学生の娘は寂しい想いを募らせ、息子は反抗的になって停学処分を受けてしまう。
ラストシーンでも、家族の回復の兆しは見えるものの、その先の光は全く見えない。
描かれている情景は今の日本のどこにでも見られるもの。
前作の「わたしは、ダニエル・ブレイク」 でもケンローチ監督は虐げられた人々を更に窮地に追いやる社会システムを告発したが、ここでもその姿勢は一貫している。ただ、前作よりも一層救いのない結末なのは、世界が更にひどい状況になっているということだろう。
https://dosperegrinos.net/2020/01/22/%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%80%8c%e5%ae%b6%e6%97%8f%e3%82%92%e6%83%b3%e3%81%86%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%80%8d/映画・テレビ原題 Sorry We Missed You
2019年 イギリス・フランス・ベルギー合作
監督 ケン・ローチ
舞台は現在のイギリス。リーマンショックで自宅を手放しローンだけが残った家族。父はマイホーム購入の夢をかなえるためにフランチャイズの宅配運転手独立したが、独立とは名ばかりで食事やトイレに行く自由さえなく長時間労働を強いられる。母も介護福祉士として時間外まで1日中働いている。家族の幸福のための仕事が家族との時間を奪っていき、高校生息子と小学生の娘は寂しい想いを募らせ、息子は反抗的になって停学処分を受けてしまう。
ラストシーンでも、家族の回復の兆しは見えるものの、その先の光は全く見えない。
描かれている情景は今の日本のどこにでも見られるもの。
前作の「わたしは、ダニエル・ブレイク」 でもケンローチ監督は虐げられた人々を更に窮地に追いやる社会システムを告発したが、ここでもその姿勢は一貫している。ただ、前作よりも一層救いのない結末なのは、世界が更にひどい状況になっているということだろう。Andrés
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