成田空港からリスボンへ。

ほぼ定刻に出発したエミレーツ航空319便はエアバスA380という総二階建ての巨大な機体だが、空席は殆どなかった。エコノミー客の私たちは二階席をのぞきに行くこともできなかったが、エコノミー席も幅、前後とも他機種より間隔が広く、比較的快適に過ごすことができた。

映画の数は多く、日本語版も十作以上入っていた。

食事は私は普通食でチキンの照焼、配偶者はビーガン食。味はまずまず。温かいものは熱く、冷たいものは十分冷えて供されたのがありがたかった。

映画を1本見ただけで、あとはできるだけ眠ることにしたが、ドバイまでに合計3〜4時間は眠れただろうか。

二度目の機内食(朝食)は、私はマッシュルームオムレツ・ソーセージ・果物・チーズケーキ・ケーキマフィン。配偶者はハッシュドポテト・レンズ豆・ズッキーニ・果物・リンゴのすりおろし・米パン。

ドバイ空港では去年のドーハ空港と勘違いしていて少し迷ったが、出発ゲートの近くでラウンジを見つけることができ、休むことができた。成田空港の虚空ラウンジよりはるかに充実していて、コーヒーなどは注文をとりに来てくれた。お腹は空いていないので、パンをほんの少しだけにした。

ドバイからリスボンまではボーイング777で、座席は狭く、こちらもほぼ満席。私たちの周囲にはフィリピン人の団体。騒ぎはしないので支障はなかった。

機内食(朝食)

私はアップルパイ・ヨーグルト・マフィン。Ameliaは
アプリコットパイ・ブルーベリーケーキ・ヨーグルト

昼食は私は普通食で、ビーフシチュー。配偶者はインディアン・ベジタブルでカレー。これらも熱く、冷たく、味も良かった。私はやはり映画を1本見ただけで、あとはできるだけ眠るようにして、合計3時間ほど眠れたようだ。

リスボン空港にほぼ定刻に到着。荷物も無事。予約してあるホテルまで地下鉄で行った。蒸し暑く、先月の東京のよう。ホテルには14時半ごろに着いたが、まだ掃除中で部屋に入れないので小さな食堂で待つことにした。ホテルの主人は、私たちが巡礼者だと気づいて、後から情報を教えてくれると言ってくれた。

部屋が使えるようになったところで荷物を整理し、カテドラルに出かける。ホテルから大通りの緩やかな坂道をずっと下り、最後で坂を上って到着。クレデンシャルを入手後、カテドラル内の見学。宝物室の展示はお馴染みの聖衣・聖具類。疲れか暑さでか、少し体調が悪いので、礼拝堂の一つで少し休む。私たちがじっと座っているので、観光客の中にはその礼拝堂に架けてある絵を由緒あるものと勘違いした人もいたようだった。

カテドラル前の広場にはトゥクトゥクがたくさん停まって、周囲には土産屋が並んでいる。十数年前に来た時は路面電車で前を通り過ぎただけだったが、現在では路面電車も観光客で満員。京都と同じオーバーツーリズム状態。

スーパーで水を買って飲むと、体調は大分良くなった。

ホテルに戻る途中で早めの夕食。良さそうな店が見当たらず、ホテルの少し手前で済ませることになった。焼いた鶏とイワシの塩焼き。いろんな人の入り混じった店で、給仕は中国系、調理はインド系、客は観光客風。味は悪くなかった。ホテルに戻ると、レセプションで主人が待っていて、Caminoの情報をPCの画面を使って教えてくれた。既知のことが多かったが、いくつかのアルベルゲ(巡礼宿)のこと、何よりもポルトから先の内陸部を通る旧道と海岸部を進む道の比較が役立った。近年の情報には海岸部ルートを薦めるのが多い。しかしホテルの主人は絶対に旧道を歩くべきだと強調した。海岸は変化が少なく、これからの季節は海からの強い風が吹き続ける。旧道は景色も変化に富み、歴史的遺産も多い。私も旧道に魅力を感じていたので、納得できた。海岸ルートの方が楽なようだから、ポルトに着いたら体調と相談して決めよう。

40〜50分話しただろうか、部屋に入ると疲れがどっと出て、シャワーですっきりしたが眠気は去らず、日記を書けないまま眠りについた。蒸し暑い夜だが、エアコンでぐっすり眠れ、効き過ぎたエアコンを止めるために起きただけで、朝7時に鳴った目覚ましが鳴るまで眠ることができた。

 

/images/2023/10/IMG_4125-700x394.jpeg/images/2023/10/IMG_4125-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,エミレーツ航空,カテドラル,リスボン,機内食成田空港からリスボンへ。 ほぼ定刻に出発したエミレーツ航空319便はエアバスA380という総二階建ての巨大な機体だが、空席は殆どなかった。エコノミー客の私たちは二階席をのぞきに行くこともできなかったが、エコノミー席も幅、前後とも他機種より間隔が広く、比較的快適に過ごすことができた。 映画の数は多く、日本語版も十作以上入っていた。 食事は私は普通食でチキンの照焼、配偶者はビーガン食。味はまずまず。温かいものは熱く、冷たいものは十分冷えて供されたのがありがたかった。 映画を1本見ただけで、あとはできるだけ眠ることにしたが、ドバイまでに合計3〜4時間は眠れただろうか。 二度目の機内食(朝食)は、私はマッシュルームオムレツ・ソーセージ・果物・チーズケーキ・ケーキマフィン。配偶者はハッシュドポテト・レンズ豆・ズッキーニ・果物・リンゴのすりおろし・米パン。 ドバイ空港では去年のドーハ空港と勘違いしていて少し迷ったが、出発ゲートの近くでラウンジを見つけることができ、休むことができた。成田空港の虚空ラウンジよりはるかに充実していて、コーヒーなどは注文をとりに来てくれた。お腹は空いていないので、パンをほんの少しだけにした。 ドバイからリスボンまではボーイング777で、座席は狭く、こちらもほぼ満席。私たちの周囲にはフィリピン人の団体。騒ぎはしないので支障はなかった。 機内食(朝食) 私はアップルパイ・ヨーグルト・マフィン。Ameliaは アプリコットパイ・ブルーベリーケーキ・ヨーグルト 昼食は私は普通食で、ビーフシチュー。配偶者はインディアン・ベジタブルでカレー。これらも熱く、冷たく、味も良かった。私はやはり映画を1本見ただけで、あとはできるだけ眠るようにして、合計3時間ほど眠れたようだ。 リスボン空港にほぼ定刻に到着。荷物も無事。予約してあるホテルまで地下鉄で行った。蒸し暑く、先月の東京のよう。ホテルには14時半ごろに着いたが、まだ掃除中で部屋に入れないので小さな食堂で待つことにした。ホテルの主人は、私たちが巡礼者だと気づいて、後から情報を教えてくれると言ってくれた。 部屋が使えるようになったところで荷物を整理し、カテドラルに出かける。ホテルから大通りの緩やかな坂道をずっと下り、最後で坂を上って到着。クレデンシャルを入手後、カテドラル内の見学。宝物室の展示はお馴染みの聖衣・聖具類。疲れか暑さでか、少し体調が悪いので、礼拝堂の一つで少し休む。私たちがじっと座っているので、観光客の中にはその礼拝堂に架けてある絵を由緒あるものと勘違いした人もいたようだった。 カテドラル前の広場にはトゥクトゥクがたくさん停まって、周囲には土産屋が並んでいる。十数年前に来た時は路面電車で前を通り過ぎただけだったが、現在では路面電車も観光客で満員。京都と同じオーバーツーリズム状態。 スーパーで水を買って飲むと、体調は大分良くなった。 ホテルに戻る途中で早めの夕食。良さそうな店が見当たらず、ホテルの少し手前で済ませることになった。焼いた鶏とイワシの塩焼き。いろんな人の入り混じった店で、給仕は中国系、調理はインド系、客は観光客風。味は悪くなかった。ホテルに戻ると、レセプションで主人が待っていて、Caminoの情報をPCの画面を使って教えてくれた。既知のことが多かったが、いくつかのアルベルゲ(巡礼宿)のこと、何よりもポルトから先の内陸部を通る旧道と海岸部を進む道の比較が役立った。近年の情報には海岸部ルートを薦めるのが多い。しかしホテルの主人は絶対に旧道を歩くべきだと強調した。海岸は変化が少なく、これからの季節は海からの強い風が吹き続ける。旧道は景色も変化に富み、歴史的遺産も多い。私も旧道に魅力を感じていたので、納得できた。海岸ルートの方が楽なようだから、ポルトに着いたら体調と相談して決めよう。 40〜50分話しただろうか、部屋に入ると疲れがどっと出て、シャワーですっきりしたが眠気は去らず、日記を書けないまま眠りについた。蒸し暑い夜だが、エアコンでぐっすり眠れ、効き過ぎたエアコンを止めるために起きただけで、朝7時に鳴った目覚ましが鳴るまで眠ることができた。  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)