映画“AGORA”
土曜日の午後、近くのショッピングセンターLarios centroにある映画館に行った。最近の日本の郊外型ショッピングセンターと似たようなもので、1階の大部分が大型スーパー、2階がファッション中心の専 門店街と飲食店街、そして3階が映画館でスクリーンの数は10。上映の初回は、平日は16時ごろで土日は12時ごろ。最終回は0時過ぎにからなので、終わるのは夜中の3時くらいになるのだろう。
“AGORA"はAlejandro Amenabar監督の作品で、4世紀末のキリスト教徒によるアレクサンドリア図書館の破壊を背景に、キリスト教徒に理解を示していた主人公の女性天文学者が、抗争の中でやがて キリスト教徒側から魔女と指弾されて殺されてゆく様子を描いている。彼女を取り巻く教え子、自由を求めてキリスト教徒となった奴隷たち、キリスト教をコントロールできなくなりつつあるローマ帝国、キリスト教徒の中でも狂信を煽って権力を大きくしようとする者とそれに抵抗できずに服従してしまう者。こうした人々の動きがスペクタクル映画の要素も交えて語られている。
主人公は最後に石打ちの刑になるのだが、石打ちになるところだった女を救ったイエス、石打ちになって殉教した使徒、それらの教えを受け継いだはずの者が同じ方法で権力を行使する。監督は、現在も繰り返され、克服されずにある権力の属性をも描こうとしたのだろうか。
この作品自体がそうなのか、私たちのスペイン語力の限界なのか、あまり深さは感じられない作品だったが、比較的平易な言葉遣いで、長口舌も少なかったため内容はほぼ理解できたように思う。
ちなみに入場料は一般5.7ユーロ、学生4.7ユーロで日本の半額程度。座席はゆったりしていて座り心地は良かったが、冷房が利きすぎていて寒かった。
por Andres
https://dosperegrinos.net/2009/10/19/%e6%98%a0%e7%94%bbagora-2/スペイン留学生活土曜日の午後、近くのショッピングセンターLarios centroにある映画館に行った。最近の日本の郊外型ショッピングセンターと似たようなもので、1階の大部分が大型スーパー、2階がファッション中心の専 門店街と飲食店街、そして3階が映画館でスクリーンの数は10。上映の初回は、平日は16時ごろで土日は12時ごろ。最終回は0時過ぎにからなので、終わるのは夜中の3時くらいになるのだろう。 “AGORA"はAlejandro Amenabar監督の作品で、4世紀末のキリスト教徒によるアレクサンドリア図書館の破壊を背景に、キリスト教徒に理解を示していた主人公の女性天文学者が、抗争の中でやがて キリスト教徒側から魔女と指弾されて殺されてゆく様子を描いている。彼女を取り巻く教え子、自由を求めてキリスト教徒となった奴隷たち、キリスト教をコントロールできなくなりつつあるローマ帝国、キリスト教徒の中でも狂信を煽って権力を大きくしようとする者とそれに抵抗できずに服従してしまう者。こうした人々の動きがスペクタクル映画の要素も交えて語られている。 主人公は最後に石打ちの刑になるのだが、石打ちになるところだった女を救ったイエス、石打ちになって殉教した使徒、それらの教えを受け継いだはずの者が同じ方法で権力を行使する。監督は、現在も繰り返され、克服されずにある権力の属性をも描こうとしたのだろうか。 この作品自体がそうなのか、私たちのスペイン語力の限界なのか、あまり深さは感じられない作品だったが、比較的平易な言葉遣いで、長口舌も少なかったため内容はほぼ理解できたように思う。 ちなみに入場料は一般5.7ユーロ、学生4.7ユーロで日本の半額程度。座席はゆったりしていて座り心地は良かったが、冷房が利きすぎていて寒かった。 por AndresAndres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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