「本当のこと」を伝えない日本の新聞 マーティン・ファクラー(双葉新書 2012年7月8日)
著者は前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。
日本の新聞がジャーナリズムの態をなしていないことを、福島原発事故を中心に指摘している。さらにその原因は「記者クラブ」制度にあるとして、その弊害を様々な角度から述べている。
日本国内でもフリーの記者を中心に「記者クラブ」への批判は強い。しかしこの書が出版されて4年経って、日本のマス・メディアは「記者クラブ」という特権を手放す気配はなく、一方で日本の報道はより一層政府の広報機関色を濃くしている。
もはや政府が圧力を加えるまでもなく日本のマス・メディアは自粛、忖度で権力になびくことに汲々としているが、これでもまだ不十分と思ってか政府・自民党は更に圧力を強めている。
私たちにもインターネットという発信の手段があるとはいえ、まだまだマス・メディアの影響力ははるかに大きい。だからこそ問題も大きいのだが。
https://dosperegrinos.net/2016/04/19/%e3%80%8c%e6%9c%ac%e5%bd%93%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a8%e3%80%8d%e3%82%92%e4%bc%9d%e3%81%88%e3%81%aa%e3%81%84%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e6%96%b0%e8%81%9e%e3%80%80%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3//images/2016/04/61f4511e2156e61d299b851021f222b9-644x1016.jpg/images/2016/04/61f4511e2156e61d299b851021f222b9-150x150.jpg書籍・雑誌著者は前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。日本の新聞がジャーナリズムの態をなしていないことを、福島原発事故を中心に指摘している。さらにその原因は「記者クラブ」制度にあるとして、その弊害を様々な角度から述べている。日本国内でもフリーの記者を中心に「記者クラブ」への批判は強い。しかしこの書が出版されて4年経って、日本のマス・メディアは「記者クラブ」という特権を手放す気配はなく、一方で日本の報道はより一層政府の広報機関色を濃くしている。もはや政府が圧力を加えるまでもなく日本のマス・メディアは自粛、忖度で権力になびくことに汲々としているが、これでもまだ不十分と思ってか政府・自民党は更に圧力を強めている。私たちにもインターネットという発信の手段があるとはいえ、まだまだマス・メディアの影響力ははるかに大きい。だからこそ問題も大きいのだが。Andrés
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