8時少し前に起きてSan Fermínの中継を見、もう一度眠ってしまった。起床は9時半。霧雨で空は暗い。ホテルのBarでクロワッサンとCafé con lecheの朝食。

部屋で、昨夜途中でできなくなってしまった明後日のBarcelona行きのRenfeの切符購入を試してみるが、やはりうまく行かない。

11時半にチェックアウトし、荷物を持ってバス停に行く。霧雨だが近いので傘はいらない。バスがちょうどやって来た。

昨日バスに乗ったところで降車。目の前のMercadoへ入る。地上階は商店街でファッション関係が多いようだ。地下に市場がある。月曜なので魚屋は2~3軒しか開いていない。肉屋や八百屋などには特に変わった物はない。奥の方はスーパーになっている。この分では市場の部分は観光客相手になるか縮小して行くしかないのか。2年前にも訪れた、NHKテレビスペイン語講座で紹介されたBarに行く。2年前と変わっていない。前回は土曜午後の閉店間際だったためピンチョスは残り少なく2~3種しか食べられなかったが、今回はいろんな種類が並んでいる。チャコリを飲みながら二人で5種類食べる。どれも凝った作りで見た目も味も良い。主人はこちらをチラチラと見ていたようだが、声をかけると私たちのことを覚えていてくれた。

非常にシャイな人で、ニコニコしながらも積極的に話そうとはしない。客が多くて忙しいこともあったのだが。最後にコーヒーを頼むとおまけにクロワッサンをつけてくれた。他の客にはなかったのでサービスだったのだろう。おいしかったと挨拶して出る。

すぐ近くのバス停からHondarribia行きに乗る。Turismoではホテルの近くには停まらないと言っていたが、ホテルのすぐ近くにも停まった。市街地を抜けると自動車専用道路を走る。Irunが近づいたところで少し渋滞。いったん止んでいた雨が再び降りだす。San Sebastián空港に寄ってHondarribiaへ。今夜の宿、Paradorのある丘の下で降車。

わずかな霧雨の中を5分ほど坂を上ってParadorに到着。2時だったのでまだ部屋の準備ができておらず、飲み物券をくれてBarでしばらく待つように言われる。Parador内のBarでコーヒーなどを飲んで待つと3~40分して入室できる。受付から中庭を抜けて反対側の地上階の1号室。ここは城砦だったところで、外観は石の立方体のよう。

中庭を囲んで石造りの建物がある。壁の厚さは6~70㎝ほど。室内は天井にプロペラがあり、冷房はない。ここの気候と壁の厚さではこれで十分だろう。まして今日は雨空。

Parador内の見学をする。地上階の川側に展望テラスがある。3階には展望室があるが、そこは狭くて椅子が2脚あるだけ。

反対側の2階にはロビーがあってテレビやソファーがあり、壁には絵がかけられている。

3階にもロビーがあってタピスリーがかけられている。窓からは広場が見える。

外に出て旧市街を取り囲む城壁の内側に沿って散策。雨が降り始める。城壁はそんなに高くはなく堅固でもない。

旧市街の家並みは風情がある。あちこち見ながら1周しても30分もかからない。Parador前に戻って、今度はレストランなどが並ぶと言う川沿いの町に下りてみる。バス停に寄ってIrun行きのバスがあるかどうかを確認。結構頻繁に出ているようだ。

また雨が降りだし、お腹もすいたのでCaféで休憩。

Tarta de Vascoとリンゴパイと飲み物。小さめとはいっても私たちには大きい。しかしそんなに甘さが強くはないので助かった。

川沿いを海の方に歩いてみる。川向う、フランス側のHendayeへの渡し船の船着き場があったので寄ってみる。ちょうど船が出ようとしていた。小さな船で出発すると間もなく反対側からも船がやってきてすれ違う。やって来た船の到着を待つと、船は5分で川を横切るようだ。

乗客と自転車が乗せられている。到着後5分で出発。つまり10分間隔で運行されている。

すぐそばに小さな砂浜があるが、さすがに海水浴客はいない。川沿いにしばらく歩く。レストランやBarが並んでいるのでメニューを見ながら良さそうな店を探す。店が途絶えた先には松並木が少し。その先にヨットハーバー。そこで引き返し、川から離れて市街地の道を戻る。そちらにもレストランやBarが点々とある。休んだCaféのところまで戻ったが、結局川沿いの店に行くことにする。客の結構入っている店に決めて入店。7時半だったが、食事は8時からなので飲み物をとって待つ。チャコリとAgua con gas。8時になったところでテーブルを移って食事。サラダとフライの盛り合わせ。サラダはエビ入りで、パスタ入りとあったがパスタは黒い筋の入ったものが少し。しゃれた盛り付けで味も良い。チャコリをもう1杯。フライは、イカと生ハムコロッケとムール貝のすり身。こちらもおいしいが、フライなので量は多くないがお腹はいっぱいになる。終わりにコーヒー。勘定を頼むとチャコリが1杯分しか入っておらず、Camareroがおごりだとのこと。町の地図を持ってきて、船着き場や町の主なところを教えてくれ、週末のブルースフェスティバルのパンフレットも渡してくれる。親切な感じの良いCamareroだった。

メインの通りを帰るが、緑色を使ったかわいらしい家が多い。飲食店には夕暮れ時で客がたくさん入っている。Paradorに戻ったが、街灯が点き始めたので旧市街を少し散策。

あまり観光化が進んでいないので店も少なく街灯も明るくないので、かえって風情がある。Paradorの外壁はライトアップされているが、控えめ。

Paradorに戻り、2階と3階のロビーにもう一度行ってみる。

3階のタピスリーは、先ほどは暗くて見にくかったが、夜になって照明がつき見やすくなった。アキレスの一生を描いたルーベンスの連作。一枚ごとに説明がついている。

部屋に戻ると少し温度が上がっていたが、窓を開けると涼しい。シャワー、日記。

ここのWiFiは、iPadではつながるのにPCではすぐに切れてしまう。何が悪いのだろう。

Barcelona行きのRenfeの切符をネットで買おうとするが、最後まで進んでクレジットカードでの支払いの段階で「このカードは使えません」旨が出て買えない。別のカードでやってみても結果は同じ。ALSAバスは買えるようになったのにRenfeはまだ駄目なようだ。明日、Irun駅に行って買うしかないが、混雑している時期、満席でなければよいのだが。

por Andrés

/images/2016/07/P71164031-644x429.jpg/images/2016/07/P71164031-150x150.jpgAndrésスペイン旅行8時少し前に起きてSan Fermínの中継を見、もう一度眠ってしまった。起床は9時半。霧雨で空は暗い。ホテルのBarでクロワッサンとCafé con lecheの朝食。 部屋で、昨夜途中でできなくなってしまった明後日のBarcelona行きのRenfeの切符購入を試してみるが、やはりうまく行かない。 11時半にチェックアウトし、荷物を持ってバス停に行く。霧雨だが近いので傘はいらない。バスがちょうどやって来た。 昨日バスに乗ったところで降車。目の前のMercadoへ入る。地上階は商店街でファッション関係が多いようだ。地下に市場がある。月曜なので魚屋は2~3軒しか開いていない。肉屋や八百屋などには特に変わった物はない。奥の方はスーパーになっている。この分では市場の部分は観光客相手になるか縮小して行くしかないのか。2年前にも訪れた、NHKテレビスペイン語講座で紹介されたBarに行く。2年前と変わっていない。前回は土曜午後の閉店間際だったためピンチョスは残り少なく2~3種しか食べられなかったが、今回はいろんな種類が並んでいる。チャコリを飲みながら二人で5種類食べる。どれも凝った作りで見た目も味も良い。主人はこちらをチラチラと見ていたようだが、声をかけると私たちのことを覚えていてくれた。 非常にシャイな人で、ニコニコしながらも積極的に話そうとはしない。客が多くて忙しいこともあったのだが。最後にコーヒーを頼むとおまけにクロワッサンをつけてくれた。他の客にはなかったのでサービスだったのだろう。おいしかったと挨拶して出る。 すぐ近くのバス停からHondarribia行きに乗る。Turismoではホテルの近くには停まらないと言っていたが、ホテルのすぐ近くにも停まった。市街地を抜けると自動車専用道路を走る。Irunが近づいたところで少し渋滞。いったん止んでいた雨が再び降りだす。San Sebastián空港に寄ってHondarribiaへ。今夜の宿、Paradorのある丘の下で降車。 わずかな霧雨の中を5分ほど坂を上ってParadorに到着。2時だったのでまだ部屋の準備ができておらず、飲み物券をくれてBarでしばらく待つように言われる。Parador内のBarでコーヒーなどを飲んで待つと3~40分して入室できる。受付から中庭を抜けて反対側の地上階の1号室。ここは城砦だったところで、外観は石の立方体のよう。 中庭を囲んで石造りの建物がある。壁の厚さは6~70㎝ほど。室内は天井にプロペラがあり、冷房はない。ここの気候と壁の厚さではこれで十分だろう。まして今日は雨空。 Parador内の見学をする。地上階の川側に展望テラスがある。3階には展望室があるが、そこは狭くて椅子が2脚あるだけ。 反対側の2階にはロビーがあってテレビやソファーがあり、壁には絵がかけられている。 3階にもロビーがあってタピスリーがかけられている。窓からは広場が見える。 外に出て旧市街を取り囲む城壁の内側に沿って散策。雨が降り始める。城壁はそんなに高くはなく堅固でもない。 旧市街の家並みは風情がある。あちこち見ながら1周しても30分もかからない。Parador前に戻って、今度はレストランなどが並ぶと言う川沿いの町に下りてみる。バス停に寄ってIrun行きのバスがあるかどうかを確認。結構頻繁に出ているようだ。 また雨が降りだし、お腹もすいたのでCaféで休憩。 Tarta de Vascoとリンゴパイと飲み物。小さめとはいっても私たちには大きい。しかしそんなに甘さが強くはないので助かった。 川沿いを海の方に歩いてみる。川向う、フランス側のHendayeへの渡し船の船着き場があったので寄ってみる。ちょうど船が出ようとしていた。小さな船で出発すると間もなく反対側からも船がやってきてすれ違う。やって来た船の到着を待つと、船は5分で川を横切るようだ。 乗客と自転車が乗せられている。到着後5分で出発。つまり10分間隔で運行されている。 すぐそばに小さな砂浜があるが、さすがに海水浴客はいない。川沿いにしばらく歩く。レストランやBarが並んでいるのでメニューを見ながら良さそうな店を探す。店が途絶えた先には松並木が少し。その先にヨットハーバー。そこで引き返し、川から離れて市街地の道を戻る。そちらにもレストランやBarが点々とある。休んだCaféのところまで戻ったが、結局川沿いの店に行くことにする。客の結構入っている店に決めて入店。7時半だったが、食事は8時からなので飲み物をとって待つ。チャコリとAgua con gas。8時になったところでテーブルを移って食事。サラダとフライの盛り合わせ。サラダはエビ入りで、パスタ入りとあったがパスタは黒い筋の入ったものが少し。しゃれた盛り付けで味も良い。チャコリをもう1杯。フライは、イカと生ハムコロッケとムール貝のすり身。こちらもおいしいが、フライなので量は多くないがお腹はいっぱいになる。終わりにコーヒー。勘定を頼むとチャコリが1杯分しか入っておらず、Camareroがおごりだとのこと。町の地図を持ってきて、船着き場や町の主なところを教えてくれ、週末のブルースフェスティバルのパンフレットも渡してくれる。親切な感じの良いCamareroだった。 メインの通りを帰るが、緑色を使ったかわいらしい家が多い。飲食店には夕暮れ時で客がたくさん入っている。Paradorに戻ったが、街灯が点き始めたので旧市街を少し散策。 あまり観光化が進んでいないので店も少なく街灯も明るくないので、かえって風情がある。Paradorの外壁はライトアップされているが、控えめ。 Paradorに戻り、2階と3階のロビーにもう一度行ってみる。 3階のタピスリーは、先ほどは暗くて見にくかったが、夜になって照明がつき見やすくなった。アキレスの一生を描いたルーベンスの連作。一枚ごとに説明がついている。 部屋に戻ると少し温度が上がっていたが、窓を開けると涼しい。シャワー、日記。 ここのWiFiは、iPadではつながるのにPCではすぐに切れてしまう。何が悪いのだろう。 Barcelona行きのRenfeの切符をネットで買おうとするが、最後まで進んでクレジットカードでの支払いの段階で「このカードは使えません」旨が出て買えない。別のカードでやってみても結果は同じ。ALSAバスは買えるようになったのにRenfeはまだ駄目なようだ。明日、Irun駅に行って買うしかないが、混雑している時期、満席でなければよいのだが。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)