8時半起床。9時半に出かけて繁華街から少し横道にそれたところのパン屋兼Caféで朝食。

さすがにクロワッサンはおいしい。Zumo de naranjaも酸味が少なくおいしい。

香水屋Juliaに行き、Ameliaのと私のオー・ド・トワレを買う。Ameliaのは在庫がなく、店員が2分待ってと言ってどこかに探しに行った。2分というのにどういう根拠があるのかと訝しんでいると5分ほどたってから品物を持って外から帰ってきた。Juliaはこの街のあちこちに店を構えているので、きっと他の店に探しに行ったのだろう。一番近くの店にあったら2分で帰ってこれたのだろうが、そこになくて次に近い店まで行ったので5分かかったのではと想像した。ここの店の値段はよくわからない。品物に貼ってある値札の値段と棚に記された値段が違うのだ。棚には○○ユーロを△△ユーロにとなっているが、商品の値札のはいずれでもない。△△が一番安く、実際にその値段で買えるのだが。

Ameliaはバッグを買う。ブランド品ではないが、気に入ったからと。

ホテルに戻り荷造りをしてチェックアウト。荷物を預けて出かける。ホテルの近くの階段を上って裏の上の方の教会へ。階段は急なもので、しかも途中からはらせん階段。SantanderやVitoriaでは屋外エスカレーターが設置されていたが、ここはエスカレーターやエレベーターを設置する土地の余裕もないのかもしれない。

階段を上り切ってさらに緩い坂道を上がって行くと教会が見えた。周囲の建物が比較的新しいものばかりなので全く期待していなかったのだが、石造りのロマネスクらしいものだった。入口には鍵がかかり、扉の前の階段には枯葉が薄く積もっていてしばらく使われた形跡がないので、少なくとも毎週ミサが行われているものではなさそう。

中は暗くてよく見えないが、カメラで写してみると壁画などがきれいに残っている様子。町の観光案内図にも教会の存在が記号で示されているだけで名前もわからないし、観光情報でも全く触れられていないのだが。

このあたりから町を見下ろすと、無秩序に見えた繁華街の建物も高さがそろっていて、屋根の色も同じ。日本の都会よりはるかにきれいな街並みだ。

坂を下って繁華街に戻り、もう一つの教会へ。こちらは予想通りビルの一部のような新しい教会だ。

祭壇に青銅レリーフらしいものでイエスと12使徒をが描いているのが珍しい。

朝食をとったパン屋さんの近くの裏道で少しはましと思えるレストランがあったので昼食にする。Menú del día。一皿目はMelón con Jamónとガスパッチョ。二皿目はペチューガとチピローネス。デザートはスフレとアイスクリーム。新市街の店としてはまともな味とサービスだった。店員たちの感じも良く、値段も安い。

ホテルに戻り荷物を受け取ってバスセンターへ。朝はひんやりしていたが、今日も晴天で日差しが強く、日向は焼ける暑さ。湿気がないので汗はかかないし日陰は涼しいのだが。バスセンターで切符を見せて搭乗カードと荷札を受け取る。定刻の10分ほど前にバスに乗車できる。先頭の方だったので座席は運転席のすぐ後ろに座れた。1時間ほどは居眠りできた。道は混んでなくて順調に走ったので早く着くかと思ったが、定刻の10分前にSants駅のバスセンターに到着。すぐ近くのBarでのどを潤して一休み。

Sants駅から地下鉄L3でFontana駅まで行き、ホテルへ。歩いていると見覚えのある道筋だったが、ホテルに着いてみると案の定そこは2年前に泊まったホテルだった。名前がGillermo TelだったのがPol & Graceに変わっていたので予約時に気が付かなかったのだが。

ここはロビーで冷水、コーヒー、紅茶類を自由に飲める。部屋に入るとミネラルウォーター1本とリンゴ2個が置いてある。水は他でもあったが、リンゴというのは初めて。

少し休んでから夕食に出かける。2年前に行ったBar、Pepa Tomateへ行くことにする。

途中の道でお祭りらしい様子がある。Pepa Tomateのある広場に着くと露店が10軒ほど並んでいて手作りの品物を売っている。

Pepa Tomateは2年前も満席でしばらく待たされた。今日は祭りなのでどうかと思ったら、やはり満席。30分ほど待ってもらうがどうか、と聞かれたので待つことにして、カウンターでワインを飲む。30分以上待ってようやくテーブルにつくことができた。前回は料理名を見て妙な名前のを選んだ結果揚げ物ばかりになってしまったので、今回は慎重に選ぶ。米のパスタと野菜というのと、バカラオのロール巻き。何人かが食べていた黒い球体のものは何かと尋ねるとほうれん草だというのでそれも頼む。「おてもと」と袋に書かれた割りばしが出された。パスタはビーフンを使った焼きそばのようなもの。黒い球体はほうれん草をゆでて丸く握り揚げたもの。どれも工夫が凝らされて面白い料理。量も多くなく、ピンチョスの感覚。ただ、味付けが濃くてのどが渇きそうだった。相変わらず人気の店で予約席がいくつか空いているだけで客が出てもすぐに埋まってしまう。私たちが待っている間にも何組もの人たちが来店しては満席だと言われ、あきらめて帰っていた。

店を出ると近くの路上でライブ。ギター、ベース、女性ボーカルによるジャズ。少しだけ聴いてみる。

帰路は別の経路を使う。Pepa Tomate付近の人通りの多い1本の道は飲食店が多く、賑わっている店も多い。観光客が来るような地域ではないし、様子からしても地元客がほとんどのよう。

ホテルに戻り、ロビーで水、コーヒー、紅茶を飲んでから部屋に引き上げる。

シャワー、日記。またも2時になってしまった。

por Andrés

/images/2016/07/P71666841-644x430.jpg/images/2016/07/P71666841-150x150.jpgAndrésスペイン旅行8時半起床。9時半に出かけて繁華街から少し横道にそれたところのパン屋兼Caféで朝食。 さすがにクロワッサンはおいしい。Zumo de naranjaも酸味が少なくおいしい。 香水屋Juliaに行き、Ameliaのと私のオー・ド・トワレを買う。Ameliaのは在庫がなく、店員が2分待ってと言ってどこかに探しに行った。2分というのにどういう根拠があるのかと訝しんでいると5分ほどたってから品物を持って外から帰ってきた。Juliaはこの街のあちこちに店を構えているので、きっと他の店に探しに行ったのだろう。一番近くの店にあったら2分で帰ってこれたのだろうが、そこになくて次に近い店まで行ったので5分かかったのではと想像した。ここの店の値段はよくわからない。品物に貼ってある値札の値段と棚に記された値段が違うのだ。棚には○○ユーロを△△ユーロにとなっているが、商品の値札のはいずれでもない。△△が一番安く、実際にその値段で買えるのだが。 Ameliaはバッグを買う。ブランド品ではないが、気に入ったからと。 ホテルに戻り荷造りをしてチェックアウト。荷物を預けて出かける。ホテルの近くの階段を上って裏の上の方の教会へ。階段は急なもので、しかも途中からはらせん階段。SantanderやVitoriaでは屋外エスカレーターが設置されていたが、ここはエスカレーターやエレベーターを設置する土地の余裕もないのかもしれない。 階段を上り切ってさらに緩い坂道を上がって行くと教会が見えた。周囲の建物が比較的新しいものばかりなので全く期待していなかったのだが、石造りのロマネスクらしいものだった。入口には鍵がかかり、扉の前の階段には枯葉が薄く積もっていてしばらく使われた形跡がないので、少なくとも毎週ミサが行われているものではなさそう。 中は暗くてよく見えないが、カメラで写してみると壁画などがきれいに残っている様子。町の観光案内図にも教会の存在が記号で示されているだけで名前もわからないし、観光情報でも全く触れられていないのだが。 このあたりから町を見下ろすと、無秩序に見えた繁華街の建物も高さがそろっていて、屋根の色も同じ。日本の都会よりはるかにきれいな街並みだ。 坂を下って繁華街に戻り、もう一つの教会へ。こちらは予想通りビルの一部のような新しい教会だ。 祭壇に青銅レリーフらしいものでイエスと12使徒をが描いているのが珍しい。 朝食をとったパン屋さんの近くの裏道で少しはましと思えるレストランがあったので昼食にする。Menú del día。一皿目はMelón con Jamónとガスパッチョ。二皿目はペチューガとチピローネス。デザートはスフレとアイスクリーム。新市街の店としてはまともな味とサービスだった。店員たちの感じも良く、値段も安い。 ホテルに戻り荷物を受け取ってバスセンターへ。朝はひんやりしていたが、今日も晴天で日差しが強く、日向は焼ける暑さ。湿気がないので汗はかかないし日陰は涼しいのだが。バスセンターで切符を見せて搭乗カードと荷札を受け取る。定刻の10分ほど前にバスに乗車できる。先頭の方だったので座席は運転席のすぐ後ろに座れた。1時間ほどは居眠りできた。道は混んでなくて順調に走ったので早く着くかと思ったが、定刻の10分前にSants駅のバスセンターに到着。すぐ近くのBarでのどを潤して一休み。 Sants駅から地下鉄L3でFontana駅まで行き、ホテルへ。歩いていると見覚えのある道筋だったが、ホテルに着いてみると案の定そこは2年前に泊まったホテルだった。名前がGillermo TelだったのがPol & Graceに変わっていたので予約時に気が付かなかったのだが。 ここはロビーで冷水、コーヒー、紅茶類を自由に飲める。部屋に入るとミネラルウォーター1本とリンゴ2個が置いてある。水は他でもあったが、リンゴというのは初めて。 少し休んでから夕食に出かける。2年前に行ったBar、Pepa Tomateへ行くことにする。 途中の道でお祭りらしい様子がある。Pepa Tomateのある広場に着くと露店が10軒ほど並んでいて手作りの品物を売っている。 Pepa Tomateは2年前も満席でしばらく待たされた。今日は祭りなのでどうかと思ったら、やはり満席。30分ほど待ってもらうがどうか、と聞かれたので待つことにして、カウンターでワインを飲む。30分以上待ってようやくテーブルにつくことができた。前回は料理名を見て妙な名前のを選んだ結果揚げ物ばかりになってしまったので、今回は慎重に選ぶ。米のパスタと野菜というのと、バカラオのロール巻き。何人かが食べていた黒い球体のものは何かと尋ねるとほうれん草だというのでそれも頼む。「おてもと」と袋に書かれた割りばしが出された。パスタはビーフンを使った焼きそばのようなもの。黒い球体はほうれん草をゆでて丸く握り揚げたもの。どれも工夫が凝らされて面白い料理。量も多くなく、ピンチョスの感覚。ただ、味付けが濃くてのどが渇きそうだった。相変わらず人気の店で予約席がいくつか空いているだけで客が出てもすぐに埋まってしまう。私たちが待っている間にも何組もの人たちが来店しては満席だと言われ、あきらめて帰っていた。 店を出ると近くの路上でライブ。ギター、ベース、女性ボーカルによるジャズ。少しだけ聴いてみる。 帰路は別の経路を使う。Pepa Tomate付近の人通りの多い1本の道は飲食店が多く、賑わっている店も多い。観光客が来るような地域ではないし、様子からしても地元客がほとんどのよう。 ホテルに戻り、ロビーで水、コーヒー、紅茶を飲んでから部屋に引き上げる。 シャワー、日記。またも2時になってしまった。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)