7時起床。昨夜は少し眠りが浅かったような気がする。

私たちの部屋と反対方向にテラスがあったので出てみると、ミスティ山が大きく迫って見えた。残念ながら排気ガスのせいか曇っているからか、霞んでしか見えないが。ホテルで朝食。昨日とほとんど同じ。

出がけにホテルのレセプションでお薦めのレストランを尋ねてみる。一昨日行ったZigzagと昨日行ったChichaを推薦してくれたが、そこはもう行ったので他には、と更に尋ねると新市街にある2軒を教えてくれる。しかしタクシーを使わなければならないし、そのためだけに行くほどでもなさそう。
9時に外出。先ず、La Recoleta修道院へ。

San Lazaro地区の昨日とは違う道を通ってみるが、一部建て替えられていて違和感があり、昨日の道の方が良い。旧市街の外周道路に出て橋を渡って新市街に行く。橋の上からミスティ山の方を見てみるが、山の姿はない。たくさんの車が走り、排気ガスが酷い。

La Recoletaは元修道院で今は博物館として公開されている。

修道院で使われていた品々以外に、アンデスの動物、昆虫、インカの遺物などが展示されている。しかしどれも保存状態も展示も雑で、建物も傷みが進んでいる。

唯一良かったのは図書館。修道院の規模からすると蔵書はよく揃っている。

旧市街に戻り、モラル邸(Casa del Moral)へ。

モラル邸のある通りに出ると、先の方でお祭り騒ぎ。行ってみると子供たちを中心にたくさんの人たちが踊ったりスローガンを叫んだりしながら行進している。しばらく見ていたが、何千人といった規模でいつまでも終わりそうにないので、切り上げてモラル邸に入る。

アレキパに残っている植民地時代の建築としては最高のものだそうで、確かに特に内装や家具類は素晴らしい。

モラル邸を見終えて出てきても、まだ行進は続いていた。アルマス広場の方に向かっているので、これでは広場は溢れてしまうのではと心配になる。
一昨日時間切れで入れなかった市立歴史博物館に行くが、入口は閉まっている。扉を何度か押してみると中から開けてくれたが、博物館は月曜から金曜までだそうで、今日は休館日。残念ながら見学はできない。
昼食場所を探して歩く途中に銀行があったので両替に入る。順番を待つ人が多かったが、30分程でドルをソルに替えられた。待っている間に見ていると、女性行員の一人は幼稚園児くらいの子供をそばに遊ばせながら仕事をしていた。

昼食はネットで調べてあったLa Benita Picanteríaに行く。Iglesia de La Compañíaの少し先から中庭に入ったところにある。外の喧騒が嘘のように静かな中庭で、ここはIglesia de La Compañíaの中庭だった。その一角がレストランLa Benita。4品コースを注文。

飲み物は水とインカコーラ。インカコーラはレモンソーダの味がした。氷も出してくれたので水やコーラに入れたが、お腹は大丈夫だろうか。

最初に出てきたのは2種類の茹でジャガイモに唐辛子で味付けしたもの。ジャガイモもピリッと辛いが、上に載った赤と黄色のピーマンが非常に辛い。

次はジャガイモのモツ煮。これは辛くなく優しい味。

クリーム状のものは、正体不明だがこれも優しい味。

ご飯に肉じゃがのようなものをかけたもの。まさに肉じゃがの味だった。

もう一品は牛肉を焼いたものとジャガイモを揚げたもの。肉は硬いが味は良い。

デザートはアーモンドでできたケーキ。

そしてオマケにおばあちゃんが孫のために作る砂糖菓子。どの料理も家庭料理という感じで、なかなか興味深いものだった。ウェイトレスは高校生にしか見えない女の子で、姪に似ていて感じも良かった。

食後に中庭を更に奥に進んでみると別の中庭があり、アルパカ専門店がいくつかあったので覗いてみた。
中庭を出て市場(Mercado San Camilo)へ行ってみる。近付くにつれて人通りが多くなり、雑踏のようになって来る。市場は規模が大きくて、中は品物別にいくつかのグループに分けられているが、売るだけでなくその場で食べさせる店も多い。

特に果物屋は品物を競技場のスタンドのように高々と並べているのが目に付いた。市場や周辺は生活臭に溢れていた。

ホテル方向に戻り、昨日昼食をとったChichaの隣のTantaという店でコーヒー。少しぬるい。
カテドラルでのオルガン演奏がはじまるまで1時間半もないが、一旦ホテルに戻って少し休むことにする。20分ほど昼寝してカテドラルに向かう。

5時ちょうどにカテドラルの扉が開き、中に入ると間もなくオルガン演奏が始まる。ちょうど1時間の演奏。特別素晴らしいという演奏ではなかったが、良い時間を過ごせた。

カテドラル前のアルマス広場に出ると相変わらず多くの人出で、一角では大音量で音楽を流し若い人たちが踊ったりしている。夕食は軽く済ませようと、通りを歩いてみるがファストフード店ばかりなので、昼食時に中庭の2階に見えた店に行ってみる。

暗い階段を上ると薄暗い回廊にテーブルを出していた。

飲物はチチャモラーダとコカ茶。コカ茶はどこにでもある木の葉の香りと味で特に抵抗はない。

食事は野菜のブロシェットとトルティーリャ。野菜はごく当たり前のもの。

トルティーリャは揚げたもの。それにLeche de Tigre、つまりトラの乳というソースが付いてくる。香草入りのソースで少し癖がある。ゆっくり過ごすが、この中庭はやはり静かで気持ちが良い。ガイドブックにも載っていないし、ガイドさんもホテルの人も教えてくれなかった穴場だ。

アルマス広場に出ると土曜の夜の8時とあってまだまだ喧騒は続いていた。

por Andrés
 
/images/2017/04/P4010318-644x430.jpg/images/2017/04/P4010318-150x150.jpgAndrésペルー旅行7時起床。昨夜は少し眠りが浅かったような気がする。 私たちの部屋と反対方向にテラスがあったので出てみると、ミスティ山が大きく迫って見えた。残念ながら排気ガスのせいか曇っているからか、霞んでしか見えないが。ホテルで朝食。昨日とほとんど同じ。 出がけにホテルのレセプションでお薦めのレストランを尋ねてみる。一昨日行ったZigzagと昨日行ったChichaを推薦してくれたが、そこはもう行ったので他には、と更に尋ねると新市街にある2軒を教えてくれる。しかしタクシーを使わなければならないし、そのためだけに行くほどでもなさそう。 9時に外出。先ず、La Recoleta修道院へ。 San Lazaro地区の昨日とは違う道を通ってみるが、一部建て替えられていて違和感があり、昨日の道の方が良い。旧市街の外周道路に出て橋を渡って新市街に行く。橋の上からミスティ山の方を見てみるが、山の姿はない。たくさんの車が走り、排気ガスが酷い。 La Recoletaは元修道院で今は博物館として公開されている。 修道院で使われていた品々以外に、アンデスの動物、昆虫、インカの遺物などが展示されている。しかしどれも保存状態も展示も雑で、建物も傷みが進んでいる。 唯一良かったのは図書館。修道院の規模からすると蔵書はよく揃っている。 旧市街に戻り、モラル邸(Casa del Moral)へ。 モラル邸のある通りに出ると、先の方でお祭り騒ぎ。行ってみると子供たちを中心にたくさんの人たちが踊ったりスローガンを叫んだりしながら行進している。しばらく見ていたが、何千人といった規模でいつまでも終わりそうにないので、切り上げてモラル邸に入る。 アレキパに残っている植民地時代の建築としては最高のものだそうで、確かに特に内装や家具類は素晴らしい。 モラル邸を見終えて出てきても、まだ行進は続いていた。アルマス広場の方に向かっているので、これでは広場は溢れてしまうのではと心配になる。 一昨日時間切れで入れなかった市立歴史博物館に行くが、入口は閉まっている。扉を何度か押してみると中から開けてくれたが、博物館は月曜から金曜までだそうで、今日は休館日。残念ながら見学はできない。 昼食場所を探して歩く途中に銀行があったので両替に入る。順番を待つ人が多かったが、30分程でドルをソルに替えられた。待っている間に見ていると、女性行員の一人は幼稚園児くらいの子供をそばに遊ばせながら仕事をしていた。 昼食はネットで調べてあったLa Benita Picanteríaに行く。Iglesia de La Compañíaの少し先から中庭に入ったところにある。外の喧騒が嘘のように静かな中庭で、ここはIglesia de La Compañíaの中庭だった。その一角がレストランLa Benita。4品コースを注文。 飲み物は水とインカコーラ。インカコーラはレモンソーダの味がした。氷も出してくれたので水やコーラに入れたが、お腹は大丈夫だろうか。 最初に出てきたのは2種類の茹でジャガイモに唐辛子で味付けしたもの。ジャガイモもピリッと辛いが、上に載った赤と黄色のピーマンが非常に辛い。 次はジャガイモのモツ煮。これは辛くなく優しい味。 クリーム状のものは、正体不明だがこれも優しい味。 ご飯に肉じゃがのようなものをかけたもの。まさに肉じゃがの味だった。 もう一品は牛肉を焼いたものとジャガイモを揚げたもの。肉は硬いが味は良い。 デザートはアーモンドでできたケーキ。 そしてオマケにおばあちゃんが孫のために作る砂糖菓子。どの料理も家庭料理という感じで、なかなか興味深いものだった。ウェイトレスは高校生にしか見えない女の子で、姪に似ていて感じも良かった。 食後に中庭を更に奥に進んでみると別の中庭があり、アルパカ専門店がいくつかあったので覗いてみた。 中庭を出て市場(Mercado San Camilo)へ行ってみる。近付くにつれて人通りが多くなり、雑踏のようになって来る。市場は規模が大きくて、中は品物別にいくつかのグループに分けられているが、売るだけでなくその場で食べさせる店も多い。 特に果物屋は品物を競技場のスタンドのように高々と並べているのが目に付いた。市場や周辺は生活臭に溢れていた。 ホテル方向に戻り、昨日昼食をとったChichaの隣のTantaという店でコーヒー。少しぬるい。 カテドラルでのオルガン演奏がはじまるまで1時間半もないが、一旦ホテルに戻って少し休むことにする。20分ほど昼寝してカテドラルに向かう。 5時ちょうどにカテドラルの扉が開き、中に入ると間もなくオルガン演奏が始まる。ちょうど1時間の演奏。特別素晴らしいという演奏ではなかったが、良い時間を過ごせた。 カテドラル前のアルマス広場に出ると相変わらず多くの人出で、一角では大音量で音楽を流し若い人たちが踊ったりしている。夕食は軽く済ませようと、通りを歩いてみるがファストフード店ばかりなので、昼食時に中庭の2階に見えた店に行ってみる。 暗い階段を上ると薄暗い回廊にテーブルを出していた。 飲物はチチャモラーダとコカ茶。コカ茶はどこにでもある木の葉の香りと味で特に抵抗はない。 食事は野菜のブロシェットとトルティーリャ。野菜はごく当たり前のもの。 トルティーリャは揚げたもの。それにLeche de Tigre、つまりトラの乳というソースが付いてくる。香草入りのソースで少し癖がある。ゆっくり過ごすが、この中庭はやはり静かで気持ちが良い。ガイドブックにも載っていないし、ガイドさんもホテルの人も教えてくれなかった穴場だ。 アルマス広場に出ると土曜の夜の8時とあってまだまだ喧騒は続いていた。 por Andrés  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)