合計距離: 5060 m
最高点の標高: 589 m
最低点の標高: 584 m
累積標高(上り): 91 m
累積標高(下り): -93 m
総所要時間: 08:16:22

 

明け方4時過ぎに電話が鳴る。発信番号不明、数回の呼び出し音で切れたので放置。1分後にまたかかって来たが、発信番号は表示されるものの既知の相手ではないので放置すると、今度も数回の呼び出し音で切れた。日本時間ではお昼ごろ。間違い電話か業者の売り込みかと思った。その10分ほど後に従妹から電話。出てみると名古屋で一人暮らしの叔母(94歳)が病院に入ったとのこと。意識はあるとのこと。数分後に今度は名古屋の病院から電話。叔母は意識はあるが、このところ動くと息が苦しくなっていたのが、今日はじっとしていても息苦しいため来院したとのこと。急変する心配はないとのこと。従妹に病院から電話があった旨を知らせる。その数分後に救急隊員から電話で、叔母を日赤病院に移すとのこと。連絡先は私でいいかとのことだが、海外滞在中なので従妹の電話を教え、そちらに連絡をお願いする。

従妹に、救急隊員からの電話内容と、連絡先を従妹にしたことを知らせる。

6時前に従妹から電話。日赤病院から電話があり、病状の説明を受けたとのこと。肺に水が溜まり、全身の水分量も多くなっているので、投薬で対応するとのこと。1〜2週間で退院は出来るだろうが、一人暮らしなので自宅に戻るのは無理で、施設を探す必要があるだろうとのことだったそうだ。入院手続きなどは必要ないが、従妹は明日にでも名古屋に行ってみるとのこと。面会はできるそうだ。私も帰国後できるだけ早く名古屋に行く旨伝える。

水曜日に帰国し、木曜日にはPCR検査を受け、金曜日には名古屋に行こうと思う。

明け方に起こされたが、7時過ぎには起床。宿の部屋で昨日買った修道院お菓子とジュースで軽い朝食がわり。

9時過ぎに出かけて、Juan  Carlos Ⅰ通りの以前にも行ったCaféで朝食。クロワッサンとCafé con leche 、Té。クロワッサンは美味しい。わたしたちの後から次々に来店があり混雑してくる。

アルカラ映画祭の催しの一つの上映を観に、Teatro Salón Cervantesに行くと、前の通りに高校生の団体が来て入場を待っている。私たちが入れるかどうか分からないが、列の後につく。高校生たちが入り終える頃には他の高校生団体がやって来た。入口で係の人に入れるか尋ねると、テラス席に案内してくれた。

平土間席や後方の2階席は高校生たちでほぼ満席。しかし一般客はいない。どうやらこの回は高校生専用になっていた模様だが、入れてもらったので良かった。

上映前には高校生たちはおしゃべり。上映が始まると、特に後方の席の高校生が大騒ぎで、奇声や口笛。わたしたちのすぐ横に座っていた女性の先生が後方に行って注意し、一人の生徒を先生の元の席に座らせ、先生が後方席に座ると静かになった。

それでも時々うるさくなっていたが、映画が始まって本題に入ると静かになった。内容は、9.11テロの瞬間を題材にしたもので、舞台はニューヨークの証券会社のディーリングルーム。朝の取引が通常通り始まったところ。貿易センタービルに飛行機が激突したニュースが流れたが、まだ真相はわからない。その時一人の証券マンが上司に「売り」を提案するが、真相がわからない中で上司は許可しない。証券マンはそれでも強硬に「売り」を提案し、とうとう上司も許可。一斉に航空会社株の売りを始める。すると株価はどんどん下がり、2機目がビルに突入したニュースで世界的に株価は暴落を始める。それを見た証券マンたちは跳び上がり跳ね回り抱き合って大喜び。しかし主人公の証券マンも友人が貿易センタービルの上階から煙に巻かれて息ができなので飛び降りるとの電話を受けて、ショックを受ける。題名はFree Fall。

英語で、しかも英語の字幕付き。高校生たちは英語の授業も兼ねてきていたのだろう。日本の高校生たちと全く同じ態度だった。

あとはアニメが1本、あまり面白くない。そして最後に短編映画。子供の頃に両親が死んだ黒人青年が主人公。両親の死を目にして肉体的にも精神的にも痛みを感じなくなっている。白人にファイターとして飼われ、勝っては賞金を手にし、白人にそれを巻き上げられても居場所がそこにしかない。そこに一人の女性が現れ、黒人青年にファイターを辞めるように諭し、一旦は青年もそれを受け入れるが、やはり飼い主の白人のもとを去ることはできない。女性が身を捨てて黒人青年に闘いを挑み、倒されるが、最後に女性が放った一撃が黒人青年に痛みを感じさせ、青年と女性は白人のもとを去ることになった。一種のメロドラマで分かり易いものだった。

映画が終わると高校生たちの一部はまた歓声をあげる。

高校生たちが出終えてから私たちも退館。出たところで4〜5人の女子高校生が近寄ってきてアンケートへの協力を頼まれる。てっきり映画のことかと思ったら、スペインやアルカラのこと。Ameliaが名前を聞かれたので、中心になって答える。来訪の目的、スペインと日本の違い、どういうところが気に入り、どういうところが嫌いかといった質問。あちこちにある落書きが嫌いだと答えると、彼女たちもあれは “feo”(醜い)と同意していた。用紙に質問事項が英語で書いてあり、彼女たちは英語での応答を期待していたのかもしれないが、スペイン語での応答になってしまった。最後に彼女たちと写真を撮ってもらって終了。その後見てみると何人かの生徒が同じ質問用紙を持って相手を探していた。学校の課題だったのだろう。

時間に余裕ができたので、明日の空港行きのバス停の確認へ。大通りに出てすぐに見つかるが、もっと宿に近いところをと進んでいくと、1kmほど先まで歩くことになった。

一旦宿に戻りトイレなどを済ませ、調べてみると行く予定のレストランは12時から営業しているので、早めの昼食にする。

以前行った際に良かった印象のある、La Cúpula、修道院の礼拝堂を改装したもの。1時前に入店。まだ誰も客はいない。

メニューも以前と全く同じ。

最初はフォアグラ、ジャム、マーマレードにラスク。次はグリーンアスパラ。そしてピーマンの魚介詰。メインは伊勢海老と米の煮込み。

デザートはプリン、チョコレートムース、果物のコンビ。コーヒーそしてオルーホ。飲み物はAgua con gasと赤ワイン。前回と違うのは、ワインがボトルだったのが、今回はグラスだったことと、前回は店内にクリスマスソングが流れていたのが、今回は少し季節が早かったせいか、ジャズが流されていたこと。2時を過ぎると客が入ってきて、私たちとは反対側には20人ほどの団体も入ってきた。退店時にも入れ替わりに何組かの客が入っていていた。結構流行っているようだった。

帰りにTeatro Salón Cervantesの前を通ると、その隣にミシュランに評価されたとの表示のあるレストランがあった。値段もLa Cúpulaより安く、外から見た店内はよりカジュアル。次回はここにしようと話し合う。次回はいつかは分からないが。

宿に戻って1時間半ほど昼寝。

19時に夕方の散歩に出る。

近くの教会が開いていたので入ってみると、聖水盤には消毒用アルコールが置かれていて、コロナ禍だったことを思い出させられた。

中心街は、昨日ほどではないがやはり散歩の人が多い。通り沿いのBarにも客が入っている。

中心街を抜けてパラドールへ行ってみる。入口から見えるカフェテリアには数人の客しかおらず、街の人は全く寄り付いていない模様。建物も現代的なもので、街にそぐわない。カフェに入るつもりできたが、その気は失せてしまった。ここに泊ることもないだろう。

セルバンテス広場に戻り、Valorがあったので入る。今回はチューロもチョコラーテもちゃんと食べていないので。ここにValorがあることに前回は気づかなかった。チューロとチョコラーテ、Menta PoleoにTostadaにヨークハムとチーズをのせたもの。カロリーが高そう。ここは20時半には閉店とスペインにしては異常に早い。夜、チョコレートはダメという親心だろうか。

Juan Carlos Ⅰ通りを通って宿へ。まだまだ通りは人が多く、昨夜のGato verdeも店内は満席近い状態だった。

宿に戻ってシャワー、日記。これから明日の帰国に備えて荷物を整理してから眠ることにしよう。

今日も快晴で、日向はポカポカ。しかし日陰は昼間も少し寒いほどだった。

 

 

 

/images/2022/12/1984065a1864bf35b3214babfe273523-700x394.png/images/2022/12/1984065a1864bf35b3214babfe273523-150x150.pngAndrésイギリス人の道スペイン旅行Alcalá de Henares,ALCINE,Camino de Satiago,Camino Inglés,アルカラ映画祭,イギリス人の道,サンティアゴ巡礼,スペイン旅行  明け方4時過ぎに電話が鳴る。発信番号不明、数回の呼び出し音で切れたので放置。1分後にまたかかって来たが、発信番号は表示されるものの既知の相手ではないので放置すると、今度も数回の呼び出し音で切れた。日本時間ではお昼ごろ。間違い電話か業者の売り込みかと思った。その10分ほど後に従妹から電話。出てみると名古屋で一人暮らしの叔母(94歳)が病院に入ったとのこと。意識はあるとのこと。数分後に今度は名古屋の病院から電話。叔母は意識はあるが、このところ動くと息が苦しくなっていたのが、今日はじっとしていても息苦しいため来院したとのこと。急変する心配はないとのこと。従妹に病院から電話があった旨を知らせる。その数分後に救急隊員から電話で、叔母を日赤病院に移すとのこと。連絡先は私でいいかとのことだが、海外滞在中なので従妹の電話を教え、そちらに連絡をお願いする。 従妹に、救急隊員からの電話内容と、連絡先を従妹にしたことを知らせる。 6時前に従妹から電話。日赤病院から電話があり、病状の説明を受けたとのこと。肺に水が溜まり、全身の水分量も多くなっているので、投薬で対応するとのこと。1〜2週間で退院は出来るだろうが、一人暮らしなので自宅に戻るのは無理で、施設を探す必要があるだろうとのことだったそうだ。入院手続きなどは必要ないが、従妹は明日にでも名古屋に行ってみるとのこと。面会はできるそうだ。私も帰国後できるだけ早く名古屋に行く旨伝える。 水曜日に帰国し、木曜日にはPCR検査を受け、金曜日には名古屋に行こうと思う。 明け方に起こされたが、7時過ぎには起床。宿の部屋で昨日買った修道院お菓子とジュースで軽い朝食がわり。 9時過ぎに出かけて、Juan  Carlos Ⅰ通りの以前にも行ったCaféで朝食。クロワッサンとCafé con leche 、Té。クロワッサンは美味しい。わたしたちの後から次々に来店があり混雑してくる。 アルカラ映画祭の催しの一つの上映を観に、Teatro Salón Cervantesに行くと、前の通りに高校生の団体が来て入場を待っている。私たちが入れるかどうか分からないが、列の後につく。高校生たちが入り終える頃には他の高校生団体がやって来た。入口で係の人に入れるか尋ねると、テラス席に案内してくれた。 平土間席や後方の2階席は高校生たちでほぼ満席。しかし一般客はいない。どうやらこの回は高校生専用になっていた模様だが、入れてもらったので良かった。 上映前には高校生たちはおしゃべり。上映が始まると、特に後方の席の高校生が大騒ぎで、奇声や口笛。わたしたちのすぐ横に座っていた女性の先生が後方に行って注意し、一人の生徒を先生の元の席に座らせ、先生が後方席に座ると静かになった。 それでも時々うるさくなっていたが、映画が始まって本題に入ると静かになった。内容は、9.11テロの瞬間を題材にしたもので、舞台はニューヨークの証券会社のディーリングルーム。朝の取引が通常通り始まったところ。貿易センタービルに飛行機が激突したニュースが流れたが、まだ真相はわからない。その時一人の証券マンが上司に「売り」を提案するが、真相がわからない中で上司は許可しない。証券マンはそれでも強硬に「売り」を提案し、とうとう上司も許可。一斉に航空会社株の売りを始める。すると株価はどんどん下がり、2機目がビルに突入したニュースで世界的に株価は暴落を始める。それを見た証券マンたちは跳び上がり跳ね回り抱き合って大喜び。しかし主人公の証券マンも友人が貿易センタービルの上階から煙に巻かれて息ができなので飛び降りるとの電話を受けて、ショックを受ける。題名はFree Fall。 英語で、しかも英語の字幕付き。高校生たちは英語の授業も兼ねてきていたのだろう。日本の高校生たちと全く同じ態度だった。 あとはアニメが1本、あまり面白くない。そして最後に短編映画。子供の頃に両親が死んだ黒人青年が主人公。両親の死を目にして肉体的にも精神的にも痛みを感じなくなっている。白人にファイターとして飼われ、勝っては賞金を手にし、白人にそれを巻き上げられても居場所がそこにしかない。そこに一人の女性が現れ、黒人青年にファイターを辞めるように諭し、一旦は青年もそれを受け入れるが、やはり飼い主の白人のもとを去ることはできない。女性が身を捨てて黒人青年に闘いを挑み、倒されるが、最後に女性が放った一撃が黒人青年に痛みを感じさせ、青年と女性は白人のもとを去ることになった。一種のメロドラマで分かり易いものだった。 映画が終わると高校生たちの一部はまた歓声をあげる。 高校生たちが出終えてから私たちも退館。出たところで4〜5人の女子高校生が近寄ってきてアンケートへの協力を頼まれる。てっきり映画のことかと思ったら、スペインやアルカラのこと。Ameliaが名前を聞かれたので、中心になって答える。来訪の目的、スペインと日本の違い、どういうところが気に入り、どういうところが嫌いかといった質問。あちこちにある落書きが嫌いだと答えると、彼女たちもあれは 'feo'(醜い)と同意していた。用紙に質問事項が英語で書いてあり、彼女たちは英語での応答を期待していたのかもしれないが、スペイン語での応答になってしまった。最後に彼女たちと写真を撮ってもらって終了。その後見てみると何人かの生徒が同じ質問用紙を持って相手を探していた。学校の課題だったのだろう。 時間に余裕ができたので、明日の空港行きのバス停の確認へ。大通りに出てすぐに見つかるが、もっと宿に近いところをと進んでいくと、1kmほど先まで歩くことになった。 一旦宿に戻りトイレなどを済ませ、調べてみると行く予定のレストランは12時から営業しているので、早めの昼食にする。 以前行った際に良かった印象のある、La Cúpula、修道院の礼拝堂を改装したもの。1時前に入店。まだ誰も客はいない。 メニューも以前と全く同じ。 最初はフォアグラ、ジャム、マーマレードにラスク。次はグリーンアスパラ。そしてピーマンの魚介詰。メインは伊勢海老と米の煮込み。 デザートはプリン、チョコレートムース、果物のコンビ。コーヒーそしてオルーホ。飲み物はAgua con gasと赤ワイン。前回と違うのは、ワインがボトルだったのが、今回はグラスだったことと、前回は店内にクリスマスソングが流れていたのが、今回は少し季節が早かったせいか、ジャズが流されていたこと。2時を過ぎると客が入ってきて、私たちとは反対側には20人ほどの団体も入ってきた。退店時にも入れ替わりに何組かの客が入っていていた。結構流行っているようだった。 帰りにTeatro Salón Cervantesの前を通ると、その隣にミシュランに評価されたとの表示のあるレストランがあった。値段もLa Cúpulaより安く、外から見た店内はよりカジュアル。次回はここにしようと話し合う。次回はいつかは分からないが。 宿に戻って1時間半ほど昼寝。 19時に夕方の散歩に出る。 近くの教会が開いていたので入ってみると、聖水盤には消毒用アルコールが置かれていて、コロナ禍だったことを思い出させられた。 中心街は、昨日ほどではないがやはり散歩の人が多い。通り沿いのBarにも客が入っている。 中心街を抜けてパラドールへ行ってみる。入口から見えるカフェテリアには数人の客しかおらず、街の人は全く寄り付いていない模様。建物も現代的なもので、街にそぐわない。カフェに入るつもりできたが、その気は失せてしまった。ここに泊ることもないだろう。 セルバンテス広場に戻り、Valorがあったので入る。今回はチューロもチョコラーテもちゃんと食べていないので。ここにValorがあることに前回は気づかなかった。チューロとチョコラーテ、Menta PoleoにTostadaにヨークハムとチーズをのせたもの。カロリーが高そう。ここは20時半には閉店とスペインにしては異常に早い。夜、チョコレートはダメという親心だろうか。 Juan Carlos Ⅰ通りを通って宿へ。まだまだ通りは人が多く、昨夜のGato verdeも店内は満席近い状態だった。 宿に戻ってシャワー、日記。これから明日の帰国に備えて荷物を整理してから眠ることにしよう。 今日も快晴で、日向はポカポカ。しかし日陰は昼間も少し寒いほどだった。      退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)