合計距離: 25785 m
最高点の標高: 181 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 1428 m
累積標高(下り): -1304 m
総所要時間: 09:03:17

11月2日(木)


朝食はホテルのビュッフェだったが、最初はちょっとがっかりした。四つ星ホテルなのにオレンジジュースも無く、温かい料理も全く無かったのだ。しかしウエイトレスに言えば卵料理を作ってくれ、搾りたてのジュースも持って来てくれた。作り立てはおいしい。


9時前に出発。中心街のベンチはカラフルに絵が描かれ、小さな傘の飾り付けもある。


街を出る前に急な坂を上る。まも無く線路があり、ちょうど電車が通り過ぎた。すぐ先の駅に停車。Caminoはこの線路を横切るのだが、踏切ではなく単に線路内に立ち入るのが可能な隙間があるだけ。

その後も上り下りの多い道で、雨が降ったり止んだり。しかも北風が吹いて、私たちにとっては向かい風。雨が強まると強風となる。5分程度で収まるのだが、それが何度となく繰り返される。

10時過ぎにちょっとした町にさしかかり、いくつかのカフェがあったのだが、少し早いので町を通り過ぎるあたりのに入ろうと思った。ところがそのカフェは休み。仕方なく次の町を目指す。店などなさそうな町で、レストランを指す道案内があり、Caminoを離れて向かうとほんの数十メートルでレストランに行き着いた。まだ開店しているように見えなかったが、とにかくドアを押して入ってみた。脇の部屋から出て来た女性に、飲むだけだけど良いかとたずねると、承諾して入ってすぐの応接コーナーのような場所を示す。カウンターで飲み物を注文したが、先ほどの女性がやって来て改めて注文を確認。

コーヒーと水を注文したのだが、お菓子も出してくれた。とてもコーヒーにサービスでつけてくれるようなものではないが、ありがたくいただく。店内では昼食に向けてテーブルのセッティングやカウンター内の準備が進められている。大きめの店で、入口脇には子どもの描いた絵をたくさん貼り、子どもコーナーもある。

休憩中、外を見ると激しい風雨。例によって数分で風雨は収まったので出発しようと支払にカウンターに行くと、オーナーの意向ですから無料です、というような返事。そこに最初の女性がやって来て、無料ですからと言ってCaminoの話を少しする。いつか食事に来たいと伝えて出る。思いもかけないお接待だった。

レストランの名はA Aldeia。


やがてCaminoは国道をくぐるのだが、そこは通行不能。足を踏み入れれば完全に足首まで浸かり、靴の中まで水が入り込んで長く歩くのは不可能になる。幸い迂回路を見つけることができた。


国道1号を歩くが、横風で大型トラックの巻き上げる水飛沫がかかる。


長い橋の途中から、下流の橋が完全に落ちて渡れなくなっているのが見えた。


昼食はPeregrinoがよく利用するらしいレストランで。魚のフライと豚肉。どちらも私たちでも食べ切れるほどの量だった。


今夜はアルベルゲ泊まり。しかも近辺には食事のできるところもなくスーパーもないので、手前の街で夕食の材料を買う。ついでに店内のカフェで休憩。休憩中にまたまた風雨。


アルベルゲまであと7km程度だったが、その半分ほどは山道で、しかも木を伐採する車両が入ったため道が泥泥。やっと泥地獄を通り過ぎたとおもったら、水溜り地獄。


おかげでアルベルゲに辿り着いたのは17時半で薄暗くなりはじめていた。あと30分遅くなっていたら、暗い森の中で足下も見えずに泥地獄、水溜り地獄を歩かなければならない羽目に陥っていたところだった。

アルベルゲは個室だが、シャワー付きではなかった。大部屋には昨日出会ったPeregrinoの中の二人が先着していた。

シャワーを使おうとしたがいつまで出し続けてもお湯が出ない。足だけしか濡らしていなかったので、もう一度服を着てPeregrinoにたずねると、彼らが使った時には湯が出たとのこと。レセプションに行ってみるが誰もいない。建物内の電話を使ってみるが誰も出ない。携帯で電話しようと番号を調べている間に配偶者がレセプションに行ってみたら、女主人がいて修理に来てくれたそう。なんとか直ってようやく湯が出た。

シャワー後に買って来た缶詰の豆料理、カップ麺、パンで夕食。ここでもガスコンロの火が点かず、電子レンジを使うことになる。WiFiも何故か通じず、トラブルだらけのアルベルゲ。

夜は寒いだろう。

今日の歩行

ÁguedaからAlbergaría-a-Nova 23.1km 38,025歩

/images/2023/11/IMG_4673-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4673-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésA Aldeia,Águeda,Albergaría-a-Nova,Camino Portugués,アルベルゲ11月2日(木) 朝食はホテルのビュッフェだったが、最初はちょっとがっかりした。四つ星ホテルなのにオレンジジュースも無く、温かい料理も全く無かったのだ。しかしウエイトレスに言えば卵料理を作ってくれ、搾りたてのジュースも持って来てくれた。作り立てはおいしい。 9時前に出発。中心街のベンチはカラフルに絵が描かれ、小さな傘の飾り付けもある。 街を出る前に急な坂を上る。まも無く線路があり、ちょうど電車が通り過ぎた。すぐ先の駅に停車。Caminoはこの線路を横切るのだが、踏切ではなく単に線路内に立ち入るのが可能な隙間があるだけ。 その後も上り下りの多い道で、雨が降ったり止んだり。しかも北風が吹いて、私たちにとっては向かい風。雨が強まると強風となる。5分程度で収まるのだが、それが何度となく繰り返される。 10時過ぎにちょっとした町にさしかかり、いくつかのカフェがあったのだが、少し早いので町を通り過ぎるあたりのに入ろうと思った。ところがそのカフェは休み。仕方なく次の町を目指す。店などなさそうな町で、レストランを指す道案内があり、Caminoを離れて向かうとほんの数十メートルでレストランに行き着いた。まだ開店しているように見えなかったが、とにかくドアを押して入ってみた。脇の部屋から出て来た女性に、飲むだけだけど良いかとたずねると、承諾して入ってすぐの応接コーナーのような場所を示す。カウンターで飲み物を注文したが、先ほどの女性がやって来て改めて注文を確認。 コーヒーと水を注文したのだが、お菓子も出してくれた。とてもコーヒーにサービスでつけてくれるようなものではないが、ありがたくいただく。店内では昼食に向けてテーブルのセッティングやカウンター内の準備が進められている。大きめの店で、入口脇には子どもの描いた絵をたくさん貼り、子どもコーナーもある。 休憩中、外を見ると激しい風雨。例によって数分で風雨は収まったので出発しようと支払にカウンターに行くと、オーナーの意向ですから無料です、というような返事。そこに最初の女性がやって来て、無料ですからと言ってCaminoの話を少しする。いつか食事に来たいと伝えて出る。思いもかけないお接待だった。 レストランの名はA Aldeia。 やがてCaminoは国道をくぐるのだが、そこは通行不能。足を踏み入れれば完全に足首まで浸かり、靴の中まで水が入り込んで長く歩くのは不可能になる。幸い迂回路を見つけることができた。 国道1号を歩くが、横風で大型トラックの巻き上げる水飛沫がかかる。 長い橋の途中から、下流の橋が完全に落ちて渡れなくなっているのが見えた。 昼食はPeregrinoがよく利用するらしいレストランで。魚のフライと豚肉。どちらも私たちでも食べ切れるほどの量だった。 今夜はアルベルゲ泊まり。しかも近辺には食事のできるところもなくスーパーもないので、手前の街で夕食の材料を買う。ついでに店内のカフェで休憩。休憩中にまたまた風雨。 アルベルゲまであと7km程度だったが、その半分ほどは山道で、しかも木を伐採する車両が入ったため道が泥泥。やっと泥地獄を通り過ぎたとおもったら、水溜り地獄。 おかげでアルベルゲに辿り着いたのは17時半で薄暗くなりはじめていた。あと30分遅くなっていたら、暗い森の中で足下も見えずに泥地獄、水溜り地獄を歩かなければならない羽目に陥っていたところだった。 アルベルゲは個室だが、シャワー付きではなかった。大部屋には昨日出会ったPeregrinoの中の二人が先着していた。 シャワーを使おうとしたがいつまで出し続けてもお湯が出ない。足だけしか濡らしていなかったので、もう一度服を着てPeregrinoにたずねると、彼らが使った時には湯が出たとのこと。レセプションに行ってみるが誰もいない。建物内の電話を使ってみるが誰も出ない。携帯で電話しようと番号を調べている間に配偶者がレセプションに行ってみたら、女主人がいて修理に来てくれたそう。なんとか直ってようやく湯が出た。 シャワー後に買って来た缶詰の豆料理、カップ麺、パンで夕食。ここでもガスコンロの火が点かず、電子レンジを使うことになる。WiFiも何故か通じず、トラブルだらけのアルベルゲ。 夜は寒いだろう。 今日の歩行 ÁguedaからAlbergaría-a-Nova 23.1km 38,025歩退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)