合計距離: 15670 m
最高点の標高: 104 m
最低点の標高: 10 m
累積標高(上り): 690 m
累積標高(下り): -669 m
総所要時間: 05:48:30

11月8日(水)

起きて外を見ると雨。天気予報も一日中雨。

明るくなって来てあらためて外を見ると、宿の前の広場で市の準備をしている。定期市で雨でもやらざるを得ないのか、雨の多いこの地域では慣れているのか。そのうち客もやって来て買い物をしている。車で来る人がほとんどで、夫と子どもは車内で待ち、妻が買い物にという姿も。見て回ったわけではないが、野菜など生鮮品、パンやチーズ、食用油、衣類など、こうした市でおなじみの品々。普段がわからないが、やはりこの雨、客の出足は悪そうだ。

8時から宿で朝食。セニョーラが用意してくれる。特段のものはないが、こんな雨の朝には宿で食べられるだけでもありがたい。

サロンで食べたが、天気が良くて暖かければ居心地が良さそうだった。

9時15分に出発。風は強くなく、雨は降り続き、気温は上がらなさそうなので、私はポンチョにする。配偶者はレインコート。

市の間を抜けて行く。やはり客は少ない。

道は昨日同様の舗装道路で、道幅は広くないのに車の通行量は結構多い。歩道のない部分が多く、大型トラックは私たちを避けてくれるが、それでも水飛沫がかかる。乗用車はスピードを上げて走るので、中には水溜りで大量の飛沫を撒き散らすのもいる。

自動車整備工場の前にクレデンシャルに捺すスタンプが置いてあった。小雨になっていたので立ち止まって捺す。その後、もう一ヶ所で同じようなのを見た。スタンプの絵柄は違っていたが、クレデンシャルの余白が少なくなっているので、捺すのはやめておいた。

2時間以上歩いたところで休憩。ポンチョは脱いでテラス席の椅子に置き、店内で休む。

ここで地図を確認してみると、コースが大幅に違っていて、ずいぶん近道をしている。ポルトを過ぎてCaminoを示す黄色の矢印は必要十分に設置され、迷うような場面は無くなっていた。雨で地図を確認する気になれず、また確認する必要もなくずっと矢印を追って来た。時々あることだが、Caminoのコースが変えられたのだろう。近道になったのだから良かった。

休憩したカフェの前の広場に立っている像。Peregrinoを表しているようだ。

交通量の多い道から離れたところでおおきなキノコ。直径30センチ近くある。

中世に架けられた石橋。

今は歩行者だけが渡れる。

川の水量は多く、洪水寸前ではと見えるほど。

昼食はグーグルマップで見つけた、この辺りで唯一のレストラン。一人8€でパン、スープ、メイン、飲み物、コーヒー。メインは少なめだが私たちには適量。宿までの距離が短いのでワイン。味はまずまず。スープのことを私たちも失念、ウエイトレスも失念。メインを食べ終える頃に思い出したが、今更スープに戻る気になれず諦めた。

食事を終えて歩きはじめると、レストラン向かいのバス停でPeregrinoが一人座っていた。

1kmほど歩いたところで今日唯一の土の道。おおきな水溜り、石がゴロゴロのところなど雨の中で少し苦労したが無事通過。

再び石橋。

先ほどのより小さな川だが、河原の公園は水没状態。

15時過ぎに今夜の宿に到着。ネット上には16時からとなっていたが、入れてくれた。広く気持ちの良い部屋で、一日中雨の中を歩いた後では、特にありがたい。夕食も用意できるそうなので、今日はもう出かける必要もない。

濡れた衣類を脱ぎ、雨具を室内に干し、シャワー。ゆっくり日記。

食堂には暖炉の火が暖かく燃えていた。19時半から夕食。Vino verde を1本頼む。テーブルをつけてもう一人の席が用意されていたので、良かったら一緒に飲もうと思って。男性Peregrinoが間も無く来た。

ベルギー人で今日、ポルトから来たそうだ。ずいぶん長距離だと驚いたら、雨もあったので途中からタクシーにしたとのこと。食事をしながらカミーノのこと、ベルギーのことなどを話す。ベルギーでは小学生でフランス語、中学で英語を学ぶとのこと。ベルギーでも移民問題が深刻で、モロッコ、ルーマニア、トルコ、シリア、イラクなどからが多いそうだ。

食事は私たちは一人分を二人で食べて適量。アントルメは上質。

スープはちょっと水っぽかった。

 

メインのビーフシチューは肉が柔らかく煮込んであって美味しかった。

デザートのチョコレートケーキ、バニラアイスも美味しく、メロンもこの時期にしては美味しかった。

部屋の暖房が入らないので言ってみたら、ファンヒーターを持って来てくれ、部屋は広いが十分効いて暖かくなった。

今日の歩行

Vilar do PinheiroからVila do Conde 15.5km 24,788歩

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/images/2023/11/IMG_4854-700x394.jpeg/images/2023/11/IMG_4854-150x150.jpegAndrésポルトガルの道 Camino PortuguésCamino Portugués,Vila do Conde,Vilar do Pinheiro11月8日(水) 起きて外を見ると雨。天気予報も一日中雨。 明るくなって来てあらためて外を見ると、宿の前の広場で市の準備をしている。定期市で雨でもやらざるを得ないのか、雨の多いこの地域では慣れているのか。そのうち客もやって来て買い物をしている。車で来る人がほとんどで、夫と子どもは車内で待ち、妻が買い物にという姿も。見て回ったわけではないが、野菜など生鮮品、パンやチーズ、食用油、衣類など、こうした市でおなじみの品々。普段がわからないが、やはりこの雨、客の出足は悪そうだ。 8時から宿で朝食。セニョーラが用意してくれる。特段のものはないが、こんな雨の朝には宿で食べられるだけでもありがたい。 サロンで食べたが、天気が良くて暖かければ居心地が良さそうだった。 9時15分に出発。風は強くなく、雨は降り続き、気温は上がらなさそうなので、私はポンチョにする。配偶者はレインコート。 市の間を抜けて行く。やはり客は少ない。 道は昨日同様の舗装道路で、道幅は広くないのに車の通行量は結構多い。歩道のない部分が多く、大型トラックは私たちを避けてくれるが、それでも水飛沫がかかる。乗用車はスピードを上げて走るので、中には水溜りで大量の飛沫を撒き散らすのもいる。 自動車整備工場の前にクレデンシャルに捺すスタンプが置いてあった。小雨になっていたので立ち止まって捺す。その後、もう一ヶ所で同じようなのを見た。スタンプの絵柄は違っていたが、クレデンシャルの余白が少なくなっているので、捺すのはやめておいた。 2時間以上歩いたところで休憩。ポンチョは脱いでテラス席の椅子に置き、店内で休む。 ここで地図を確認してみると、コースが大幅に違っていて、ずいぶん近道をしている。ポルトを過ぎてCaminoを示す黄色の矢印は必要十分に設置され、迷うような場面は無くなっていた。雨で地図を確認する気になれず、また確認する必要もなくずっと矢印を追って来た。時々あることだが、Caminoのコースが変えられたのだろう。近道になったのだから良かった。 休憩したカフェの前の広場に立っている像。Peregrinoを表しているようだ。 交通量の多い道から離れたところでおおきなキノコ。直径30センチ近くある。 中世に架けられた石橋。 今は歩行者だけが渡れる。 川の水量は多く、洪水寸前ではと見えるほど。 昼食はグーグルマップで見つけた、この辺りで唯一のレストラン。一人8€でパン、スープ、メイン、飲み物、コーヒー。メインは少なめだが私たちには適量。宿までの距離が短いのでワイン。味はまずまず。スープのことを私たちも失念、ウエイトレスも失念。メインを食べ終える頃に思い出したが、今更スープに戻る気になれず諦めた。 食事を終えて歩きはじめると、レストラン向かいのバス停でPeregrinoが一人座っていた。 1kmほど歩いたところで今日唯一の土の道。おおきな水溜り、石がゴロゴロのところなど雨の中で少し苦労したが無事通過。 再び石橋。 先ほどのより小さな川だが、河原の公園は水没状態。 15時過ぎに今夜の宿に到着。ネット上には16時からとなっていたが、入れてくれた。広く気持ちの良い部屋で、一日中雨の中を歩いた後では、特にありがたい。夕食も用意できるそうなので、今日はもう出かける必要もない。 濡れた衣類を脱ぎ、雨具を室内に干し、シャワー。ゆっくり日記。 食堂には暖炉の火が暖かく燃えていた。19時半から夕食。Vino verde を1本頼む。テーブルをつけてもう一人の席が用意されていたので、良かったら一緒に飲もうと思って。男性Peregrinoが間も無く来た。 ベルギー人で今日、ポルトから来たそうだ。ずいぶん長距離だと驚いたら、雨もあったので途中からタクシーにしたとのこと。食事をしながらカミーノのこと、ベルギーのことなどを話す。ベルギーでは小学生でフランス語、中学で英語を学ぶとのこと。ベルギーでも移民問題が深刻で、モロッコ、ルーマニア、トルコ、シリア、イラクなどからが多いそうだ。 食事は私たちは一人分を二人で食べて適量。アントルメは上質。 スープはちょっと水っぽかった。   メインのビーフシチューは肉が柔らかく煮込んであって美味しかった。 デザートのチョコレートケーキ、バニラアイスも美味しく、メロンもこの時期にしては美味しかった。 部屋の暖房が入らないので言ってみたら、ファンヒーターを持って来てくれ、部屋は広いが十分効いて暖かくなった。 今日の歩行 Vilar do PinheiroからVila do Conde 15.5km 24,788歩 < p lang='en-US'> 退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)