沖縄県知事選挙は玉城デニー氏の圧勝となった。名護市長選挙や最近の動向から、政府与党系の佐喜真淳が当選するのではと思っていた。残念ではあるが、これほどまでに辺野古基地建設に反対する意思を数々の選挙で県民が示し続けても、それを無視して新基地建設を強行する日本政府、そんな政府を支持し続ける本土の日本国民に対して、もはや対抗する手段をほとんどなくしてしまった沖縄が、どうせ基地が造られてしまうのなら金だけでももらうしかないか、と考えても仕方ないかと思ったのだ。しかし沖縄は、それでも新基地反対の意思を明確に示した。

10月9日、翁長前知事の県民葬が行われた。テレビ生中継を見た。菅官房長官が総理大臣の追悼文を代読したが、そのあまりの卑劣さに絶望的な気持ちになってしまった。菅や安倍に対してではない。彼らには端から何の希望も抱いていないから。絶望したのは本土の日本人の半数に対してだ。

「・・・翁長前知事は『沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならない』という強い思いをお持ちでした。沖縄県に大きな負担を担っていただいている。この結果はとうてい是認できるものではありません。・・・そして、これからも沖縄県民の皆様の気持ちに寄り添いながら・・・」

これに対して会場からは「嘘つき!」などといった数多くの悲鳴が上がった。しかしあれは「嘘」でさえもなかったのだ。嘘なら、少なくとも相手を説得し信じ込ませて自分の意思を通そうと言う姿勢がある。だが安倍や菅をはじめとした日本政府は、沖縄を説得しようと言う姿勢などみじんもない。名護市長選挙でも今回の県知事選挙でも、政府系の候補は徹底して辺野古に触れることを避けてきた。県民を説得する気があるのなら、県民に寄り添うと言うのなら、選挙こそ政府の考えを繰り返し宣べ伝える絶好のチャンスだし、選挙とはそのためにあるものだ。

菅や安倍が県民葬の場で言いたかったのは、「沖縄県民の意思に耳を傾ける気などないし、寄り添うなんて思ってもいない。だからさっさと諦めて政府に従え。従わなくとも結果は同じだが」ということなのだ。

17日、日本政府は県知事選挙を考慮して中断していた辺野古埋め立てへの動きを再開した。玉城新知事と安倍が12日に約30分間面会した5日後だ。

por Andrés

沖縄県知事選挙は玉城デニー氏の圧勝となった。名護市長選挙や最近の動向から、政府与党系の佐喜真淳が当選するのではと思っていた。残念ではあるが、これほどまでに辺野古基地建設に反対する意思を数々の選挙で県民が示し続けても、それを無視して新基地建設を強行する日本政府、そんな政府を支持し続ける本土の日本国民に対して、もはや対抗する手段をほとんどなくしてしまった沖縄が、どうせ基地が造られてしまうのなら金だけでももらうしかないか、と考えても仕方ないかと思ったのだ。しかし沖縄は、それでも新基地反対の意思を明確に示した。

10月9日、翁長前知事の県民葬が行われた。テレビ生中継を見た。菅官房長官が総理大臣の追悼文を代読したが、そのあまりの卑劣さに絶望的な気持ちになってしまった。菅や安倍に対してではない。彼らには端から何の希望も抱いていないから。絶望したのは本土の日本人の半数に対してだ。

「・・・翁長前知事は『沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならない』という強い思いをお持ちでした。沖縄県に大きな負担を担っていただいている。この結果はとうてい是認できるものではありません。・・・そして、これからも沖縄県民の皆様の気持ちに寄り添いながら・・・」

これに対して会場からは「嘘つき!」などといった数多くの悲鳴が上がった。しかしあれは「嘘」でさえもなかったのだ。嘘なら、少なくとも相手を説得し信じ込ませて自分の意思を通そうと言う姿勢がある。だが安倍や菅をはじめとした日本政府は、沖縄を説得しようと言う姿勢などみじんもない。名護市長選挙でも今回の県知事選挙でも、政府系の候補は徹底して辺野古に触れることを避けてきた。県民を説得する気があるのなら、県民に寄り添うと言うのなら、選挙こそ政府の考えを繰り返し宣べ伝える絶好のチャンスだし、選挙とはそのためにあるものだ。

菅や安倍が県民葬の場で言いたかったのは、「沖縄県民の意思に耳を傾ける気などないし、寄り添うなんて思ってもいない。だからさっさと諦めて政府に従え。従わなくとも結果は同じだが」ということなのだ。

17日、日本政府は県知事選挙を考慮して中断していた辺野古埋め立てへの動きを再開した。玉城新知事と安倍が12日に約30分間面会した5日後だ。

Andrés政治・経済・国際日記・コラム・つぶやき沖縄県知事選挙は玉城デニー氏の圧勝となった。名護市長選挙や最近の動向から、政府与党系の佐喜真淳が当選するのではと思っていた。残念ではあるが、これほどまでに辺野古基地建設に反対する意思を数々の選挙で県民が示し続けても、それを無視して新基地建設を強行する日本政府、そんな政府を支持し続ける本土の日本国民に対して、もはや対抗する手段をほとんどなくしてしまった沖縄が、どうせ基地が造られてしまうのなら金だけでももらうしかないか、と考えても仕方ないかと思ったのだ。しかし沖縄は、それでも新基地反対の意思を明確に示した。10月9日、翁長前知事の県民葬が行われた。テレビ生中継を見た。菅官房長官が総理大臣の追悼文を代読したが、そのあまりの卑劣さに絶望的な気持ちになってしまった。菅や安倍に対してではない。彼らには端から何の希望も抱いていないから。絶望したのは本土の日本人の半数に対してだ。「・・・翁長前知事は『沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならない』という強い思いをお持ちでした。沖縄県に大きな負担を担っていただいている。この結果はとうてい是認できるものではありません。・・・そして、これからも沖縄県民の皆様の気持ちに寄り添いながら・・・」これに対して会場からは「嘘つき!」などといった数多くの悲鳴が上がった。しかしあれは「嘘」でさえもなかったのだ。嘘なら、少なくとも相手を説得し信じ込ませて自分の意思を通そうと言う姿勢がある。だが安倍や菅をはじめとした日本政府は、沖縄を説得しようと言う姿勢などみじんもない。名護市長選挙でも今回の県知事選挙でも、政府系の候補は徹底して辺野古に触れることを避けてきた。県民を説得する気があるのなら、県民に寄り添うと言うのなら、選挙こそ政府の考えを繰り返し宣べ伝える絶好のチャンスだし、選挙とはそのためにあるものだ。菅や安倍が県民葬の場で言いたかったのは、「沖縄県民の意思に耳を傾ける気などないし、寄り添うなんて思ってもいない。だからさっさと諦めて政府に従え。従わなくとも結果は同じだが」ということなのだ。17日、日本政府は県知事選挙を考慮して中断していた辺野古埋め立てへの動きを再開した。玉城新知事と安倍が12日に約30分間面会した5日後だ。por Andrés沖縄県知事選挙は玉城デニー氏の圧勝となった。名護市長選挙や最近の動向から、政府与党系の佐喜真淳が当選するのではと思っていた。残念ではあるが、これほどまでに辺野古基地建設に反対する意思を数々の選挙で県民が示し続けても、それを無視して新基地建設を強行する日本政府、そんな政府を支持し続ける本土の日本国民に対して、もはや対抗する手段をほとんどなくしてしまった沖縄が、どうせ基地が造られてしまうのなら金だけでももらうしかないか、と考えても仕方ないかと思ったのだ。しかし沖縄は、それでも新基地反対の意思を明確に示した。10月9日、翁長前知事の県民葬が行われた。テレビ生中継を見た。菅官房長官が総理大臣の追悼文を代読したが、そのあまりの卑劣さに絶望的な気持ちになってしまった。菅や安倍に対してではない。彼らには端から何の希望も抱いていないから。絶望したのは本土の日本人の半数に対してだ。「・・・翁長前知事は『沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならない』という強い思いをお持ちでした。沖縄県に大きな負担を担っていただいている。この結果はとうてい是認できるものではありません。・・・そして、これからも沖縄県民の皆様の気持ちに寄り添いながら・・・」これに対して会場からは「嘘つき!」などといった数多くの悲鳴が上がった。しかしあれは「嘘」でさえもなかったのだ。嘘なら、少なくとも相手を説得し信じ込ませて自分の意思を通そうと言う姿勢がある。だが安倍や菅をはじめとした日本政府は、沖縄を説得しようと言う姿勢などみじんもない。名護市長選挙でも今回の県知事選挙でも、政府系の候補は徹底して辺野古に触れることを避けてきた。県民を説得する気があるのなら、県民に寄り添うと言うのなら、選挙こそ政府の考えを繰り返し宣べ伝える絶好のチャンスだし、選挙とはそのためにあるものだ。菅や安倍が県民葬の場で言いたかったのは、「沖縄県民の意思に耳を傾ける気などないし、寄り添うなんて思ってもいない。だからさっさと諦めて政府に従え。従わなくとも結果は同じだが」ということなのだ。17日、日本政府は県知事選挙を考慮して中断していた辺野古埋め立てへの動きを再開した。玉城新知事と安倍が12日に約30分間面会した5日後だ。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)