7時起床。エアコンが故障していたのか、暖房が効かず少し寒かった。
部屋でコーヒーと昨夜の残りのアップルパイで朝食代わり。
9時半にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。サグラダファミリアの方に向かう。ランブラスを通り、プラサ・カタルーニャを横切り、グラシア通りを進む。La PedraraにあるCafé el Pedreraで軽食。

チョコクロワッサン、Bocata con Jamón、Café con leche、Té。ここのパン類はいつも美味しい。日本人の客が一人、中国人や韓国人らしき客が数人。
そこからサグラダファミリア方向に5分ほど進んだところにモデルニスモの建物がある。
数年前に通りかかった時には公開準備の工事中だったが、今日はもう公開されていたので入ってみる。Casa de les Punxes。Puigi Cadafalchの作品。オーディオガイドで日本語もある。ちょっと怪しげな部分もあるが助かる。中に入ると、先ずSant Jordiの伝説が小さく区切られた部屋ごとに映像とオーディオガイドで物語られて行く。なかなか面白い。その後にこの建物の紹介の部屋がある。北欧、ドイツの城の影響を受けているとのこと。その後エレベーターで屋上に上がり、いくつかの塔に入ってPuig i Cadafalchの紹介などを見聞きする。
狭い螺旋階段で塔を上るところもあるが、おかげで屋根のタイル葺きなども間近に見ることができる。
またワーグナーの音楽を流しながらワグネリアンだったらしいPuig i Cadafalchの解説を見せるなど、なかなか工夫されている。非常に良い見学コースだった。
見学を終えて建物の周りを一巡する。屋根近くに掲げられたこの館の3人の娘たちを表す絵や、Sant Jordiの絵を見上げる。
14時近くなったので昼食にしようとレストランを探すが、今日もネットで見つけた店は見当たらなかったり、見つけることのできた店は予想と違ったりしてうまく行かない。結局通りがかりの適当な店に入る。Menú del Díaで、一皿目はスパゲッティ・カルボナーラとキノコのスープ。いずれも珍しく塩気が少なく、味も良い。スパゲッティは当然アルディエンテではないが、茹で過ぎにまではならず良かった。二皿目は肉団子と鶏。これらも美味しかった。デザートはクランベリーのアイスクリームとコーヒーにする。
食後トイレに行ってみると、この店は奥行きが深く、大きなパーティーが開けるほどのものだった。
サグラダファミリアは、さすがに12月の平日とあって混雑はしていないが、今日は入場はやめておく。建設工事はどんどん進んでいて、なんだか突貫工事のように見えてしまう。
あちらこちらにコンクリートがむき出しで使われ、以前の石だけで作られていた部分との違和感が強い。順調に行けば私たちも完成を目にすることができるようだが、それを喜んでいいのか悲しむべきなのかちょっと複雑だ。
外周を一回りしてから、San Pau病院の方に進む。
ここも以前ゆっくり見学したところなので、今日は入口まで歩いてみるだけ。
そこから再びサグラダファミリアの近くまで戻り、ホテルの方に引き返す。シウダデラ公園に行き着くが、薄暗くなってきたので中は通らずに進み、港の近くのCaféで一休み。窓から眺めていると、キックスケーターが沢山通り過ぎ、自転車も多い。以前はスペインで自転車と言えば競技用しか目にしなかったのが、今回は通勤用などの実用を多く目にする。環境問題の影響なのか、駐車や渋滞の心配をしなくて済むからなのか。キックスケーターも実用にしている人が多いようだ。
ホテルに戻って荷物を受け取る。ホテルマンの一人が日本語で挨拶をしてくれる。最近では珍しい。
フェリーターミナルに行き、窓口で乗船券はスマートフォンに入っているもので大丈夫かを確認。ターミナル内のレストランに入って乗船までの時間をつぶすことにする。普通のレストランだと思っていたら何とタイ料理の店だった。
仕方ないのでソモサだけを頼み、あとはコーヒーと紅茶。ソモサは美味しかった。それにしても何故ここにタイ料理なのだろう。いくつもレストランがあって、その一つがタイ料理というならわかるが、ここにはレストランは一軒しかなく、しかも周囲にも店などない。バレアレス諸島行きのフェリーの乗客やフェリーターミナルの従業員がタイ料理を特に求めるとは思えないのだが。不思議だ。私たちはイタリアンレストランさえも避けていたのに、ここでタイ料理を口にするとは予想だにしなかった。
21時半にターミナルのホールに行くと乗船の案内が流れる。上階にエスカレーターで上がり、乗船券(スマートフォンの中のPDF)のチェックを受け、廊下を進んで乗船。船内に入ったところで船室の方向を教えられ、さらに先で船室のカードキーを受け取る。ところがそのキーでは扉が開かない。受付に戻って再発行してもらうが今度も開かない。さらにもう一度受付で再発行してもらう。船室の番号を間違えていたのだ。今度は開いた。
船室に入ってみるとそんなに狭くはないのだが狭いベッドが2台縦に並び、奥に小さな机と小さなテレビ。トイレとシャワーも小さいがちゃんとお湯が出る。暖房が効かずちょっと寒いかもしれない。
船内の探索に出かける。座席の並んだ広い船室、営業中のレストランではもう十数人が食事中。おそらく自動車で乗船した人たちだろう。
さらに先に進むとBarがある。そこでクロワッサン、サンドウィッチ、コーヒーを買い、サロンで食べる。船客が少なくてもBarやレストランは営業するとはスペインらしい。しかもBarは2個所もあるのだ。船室に戻ると間もなく出港。定刻の22時45分。海は静かなはずだが少し揺れる。シャワーを浴び、あとは眠るだけ。明朝6時45分には到着なので6時には起きなくては。船酔いせずに済めばよいが。

Andrésスペイン旅行7時起床。エアコンが故障していたのか、暖房が効かず少し寒かった。 部屋でコーヒーと昨夜の残りのアップルパイで朝食代わり。 9時半にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。サグラダファミリアの方に向かう。ランブラスを通り、プラサ・カタルーニャを横切り、グラシア通りを進む。La PedraraにあるCafé el Pedreraで軽食。 チョコクロワッサン、Bocata con Jamón、Café con leche、Té。ここのパン類はいつも美味しい。日本人の客が一人、中国人や韓国人らしき客が数人。 そこからサグラダファミリア方向に5分ほど進んだところにモデルニスモの建物がある。 数年前に通りかかった時には公開準備の工事中だったが、今日はもう公開されていたので入ってみる。Casa de les Punxes。Puigi Cadafalchの作品。オーディオガイドで日本語もある。ちょっと怪しげな部分もあるが助かる。中に入ると、先ずSant Jordiの伝説が小さく区切られた部屋ごとに映像とオーディオガイドで物語られて行く。なかなか面白い。その後にこの建物の紹介の部屋がある。北欧、ドイツの城の影響を受けているとのこと。その後エレベーターで屋上に上がり、いくつかの塔に入ってPuig i Cadafalchの紹介などを見聞きする。 狭い螺旋階段で塔を上るところもあるが、おかげで屋根のタイル葺きなども間近に見ることができる。 またワーグナーの音楽を流しながらワグネリアンだったらしいPuig i Cadafalchの解説を見せるなど、なかなか工夫されている。非常に良い見学コースだった。 見学を終えて建物の周りを一巡する。屋根近くに掲げられたこの館の3人の娘たちを表す絵や、Sant Jordiの絵を見上げる。 14時近くなったので昼食にしようとレストランを探すが、今日もネットで見つけた店は見当たらなかったり、見つけることのできた店は予想と違ったりしてうまく行かない。結局通りがかりの適当な店に入る。Menú del Díaで、一皿目はスパゲッティ・カルボナーラとキノコのスープ。いずれも珍しく塩気が少なく、味も良い。スパゲッティは当然アルディエンテではないが、茹で過ぎにまではならず良かった。二皿目は肉団子と鶏。これらも美味しかった。デザートはクランベリーのアイスクリームとコーヒーにする。 食後トイレに行ってみると、この店は奥行きが深く、大きなパーティーが開けるほどのものだった。 サグラダファミリアは、さすがに12月の平日とあって混雑はしていないが、今日は入場はやめておく。建設工事はどんどん進んでいて、なんだか突貫工事のように見えてしまう。 あちらこちらにコンクリートがむき出しで使われ、以前の石だけで作られていた部分との違和感が強い。順調に行けば私たちも完成を目にすることができるようだが、それを喜んでいいのか悲しむべきなのかちょっと複雑だ。 外周を一回りしてから、San Pau病院の方に進む。 ここも以前ゆっくり見学したところなので、今日は入口まで歩いてみるだけ。 そこから再びサグラダファミリアの近くまで戻り、ホテルの方に引き返す。シウダデラ公園に行き着くが、薄暗くなってきたので中は通らずに進み、港の近くのCaféで一休み。窓から眺めていると、キックスケーターが沢山通り過ぎ、自転車も多い。以前はスペインで自転車と言えば競技用しか目にしなかったのが、今回は通勤用などの実用を多く目にする。環境問題の影響なのか、駐車や渋滞の心配をしなくて済むからなのか。キックスケーターも実用にしている人が多いようだ。 ホテルに戻って荷物を受け取る。ホテルマンの一人が日本語で挨拶をしてくれる。最近では珍しい。 フェリーターミナルに行き、窓口で乗船券はスマートフォンに入っているもので大丈夫かを確認。ターミナル内のレストランに入って乗船までの時間をつぶすことにする。普通のレストランだと思っていたら何とタイ料理の店だった。 仕方ないのでソモサだけを頼み、あとはコーヒーと紅茶。ソモサは美味しかった。それにしても何故ここにタイ料理なのだろう。いくつもレストランがあって、その一つがタイ料理というならわかるが、ここにはレストランは一軒しかなく、しかも周囲にも店などない。バレアレス諸島行きのフェリーの乗客やフェリーターミナルの従業員がタイ料理を特に求めるとは思えないのだが。不思議だ。私たちはイタリアンレストランさえも避けていたのに、ここでタイ料理を口にするとは予想だにしなかった。 21時半にターミナルのホールに行くと乗船の案内が流れる。上階にエスカレーターで上がり、乗船券(スマートフォンの中のPDF)のチェックを受け、廊下を進んで乗船。船内に入ったところで船室の方向を教えられ、さらに先で船室のカードキーを受け取る。ところがそのキーでは扉が開かない。受付に戻って再発行してもらうが今度も開かない。さらにもう一度受付で再発行してもらう。船室の番号を間違えていたのだ。今度は開いた。 船室に入ってみるとそんなに狭くはないのだが狭いベッドが2台縦に並び、奥に小さな机と小さなテレビ。トイレとシャワーも小さいがちゃんとお湯が出る。暖房が効かずちょっと寒いかもしれない。 船内の探索に出かける。座席の並んだ広い船室、営業中のレストランではもう十数人が食事中。おそらく自動車で乗船した人たちだろう。 さらに先に進むとBarがある。そこでクロワッサン、サンドウィッチ、コーヒーを買い、サロンで食べる。船客が少なくてもBarやレストランは営業するとはスペインらしい。しかもBarは2個所もあるのだ。船室に戻ると間もなく出港。定刻の22時45分。海は静かなはずだが少し揺れる。シャワーを浴び、あとは眠るだけ。明朝6時45分には到着なので6時には起きなくては。船酔いせずに済めばよいが。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)