7時過ぎに起床。部屋にあるコーヒーを飲んでから9時過ぎに出かける。ホテルの斜め向かいにあるパン屋さんで朝食。
Ensaimadaとクロワッサン、Café con leche。ここは地元客がたくさん入っているので期待したのだが、Ensaimadaはただの砂糖かけパンのような感じで、クロワッサンはバター分が少ない。
旧市街の城壁内に行って、昨日は入れなかったところを回ることにする。
通りかかりに市場があるが、もともと広くもない上にほんの数軒しか店がなく寂しい。
昨夜、夜景もきれいだったPortal de ses Taulesから城壁内に入る。ここには跳ね橋がかけられている。
まずカテドラルに向かう。カテドラル広場に着くと、ちょうど小学生の一団も到着。しかしカテドラルの入口は閉まっている。
入口には紙が貼ってあって10時から13時開館と記されているのに。先生らしき人に引率されてきたのだからきっとカテドラルの見学に来たのだろうからと、しばらく私たちも待ってみることにする。しかし扉は開かず、やがてすぐ近くのCentre d’Interpretacio Madina Yabisaから出てきた人が引率の先生に何事か話している。いつ開くか分からないと言ったようなことだったらしい。小学生たちは立ち去らないが、いつまでもあてどなく待っていても仕方がないので、私たちは先にCentre d’Interpretacio Madina Yabisaを見学。フェニキアやローマ時代の出土品が展示されていて、映像でこの地がフェニキア、ローマ、カタルーニャ、アラゴンなどと様々な勢力に支配されてきたことを説明していた。
Centreを出てみるとまだカテドラルの入口は閉まったままで、小学生たちは広場で遊んだりしている。
Museu Pugetへ。ここはPuget父子の作品が展示されている。どちらの作品も好みではない。
試しにカテドラルに戻ってみると入口が開いていた。小学生たちはもう中を見終えたのか、去っていくところだった。カテドラルでは老修道女が一人で掃除をしている。内部は白い壁や天井で明るい雰囲気。一角にクリスマスのベレンが飾られている。
街に下りて行く途中で、昨日は買えなかった修道院Monestir de Sant  Cristófolのお菓子の売店に立ち寄る。ブザーを押すと昨日と違って反応があり、少し待たされたがインターフォン越しに返事がある。やがて窓口を開けて今日売っているものを示してくれる。2種類を買う。
Museu d´Art Conteporaniに入る前に近くの城壁上のベンチで食べる。豆などの入ったのとホーレンソウとレーズンの入ったもの。ホーレンソウのは野沢菜のおやきを思い出させる。冷たかったが、温かければ美味しいに違いないと思われた。
Museu d´Art Conteporaniは現代芸術を展示。いつもながら現代芸術には感心しないが、なぜか一点だけゴヤの作品が展示されていた。
城壁の外に出てCasa Bronerへ。途中の通りが何となくヒッピーの名残を思わせる雰囲気。
Casa Bronerは老婦人が色々説明してくれる。ここはBronerが設計し住んでいた家。かれは画家だが、イビサ島を中心に20軒近くの家をデザインしたようだ。この家も様々な工夫がなされ、窓からは素晴らしい海の景色が見えるようになっている。作品である絵画の方は、ピカソ風あり、ミロ風あり、もっと現代風のものありで、独自性は感じられなかった。
昼食はPalmaのホテルのレセプションの女性が薦めてくれた店、Comidas Bar San Juanで。
アラカルトでミックスサラダ、魚介のスープ、ボケローネス。赤ワイン、ロゼ、Agua con gas。ワインはグラスを頼んだが、ボトルを持ってきて、ボトルを持って行くならあとで追加料金になると言う。私たちは1杯しか飲む気はないのだが。サラダは野菜の質が悪い。スープは出汁はよく出ているが塩の入れすぎ。ボケローネスは美味しい。安食堂なのだが、内容を考えると決して安くはなかった。

港に行き、Formentera島に渡ることにする。どの船にするか決めていなかったが、一番手前のが高速船が間もなく出港するので、それに乗り込む。乗船券は船内で往復を買う。復路の船は指定はされない。今日は朝から風が強く寒い。波も高いので普段は40分で行くが、今日はもう少し時間がかかるとのこと。15時15分出港。客は少ない。港を出るとスピードを上げるが、波が高く結構揺れる。しかしそんなに大きな船でない上に高速なので揺れの周期は短く、かえって船酔いするような気持ち悪い揺れではなかった。おかげでしばらく眠ってしまった。
Formenteraに着くと街からずいぶん離れているせいもあってフェリーターミナル以外は閑散としている。街の方向に歩いてみるが、車はいくらか通るもののずらりと並んだ店はすべて閉まっていて1軒のホテル兼レストランが開いているだけ。ここは砂州、砂嘴で、両側海のため一層風が強く寒い。それでもウインドサーフィンをやっている人がいた。
商店街を外れると塩田が広がっている。この季節は作っていないようだが、塩田の水を舐めてみると海水より塩分が濃いような気がする。その先のレストランまで行ってみるが当然閉まっているので、別の道で先刻通りかかったホテルに行く。途中に1軒の小さなBarが営業中で道路工事の人らしき数人がくつろいでいた。
ホテルのレストランの中は暖かい。Café con lecheとCafé cortado。少し身体が暖まる。
帰りの船の時間が近づいたので船着き場に向かう。ターミナルの建物の中には数人の客がいて、上階のレストランを覗いてみるとそこにも数人の客がいた。
下の待合室で少し待つと乗って来たのと同じ船がやって来た。強風で遅れるかと思ったが、そんなことはなかった。定刻18時に出港。乗客は私たちだけ。これでは当然大赤字だろうが、夏場に大稼ぎして帳尻が合うのだろう。往路よりもさらに波が高く激しく揺れる。最初は窓の近くに座っていたが、船の真ん中に移動。ほんの少し眠っただけだった。出港前からもう真っ暗だったので、海上では何も見えない。
Ibizaに近づくと次第に波は収まってきて、街の明かりが見えてきた。帰路は40分で着いた。
一旦ホテルに戻る。明日のValencia行きのフェリーの予約をする。14時発18時45分着のと12時30分発19時着のがある。少し高いが14時のを予約。ホテルの予約も。Valenciaは10年ほど前に語学留学で2カ月以上過ごした街なので様子は大体わかっている。街中で動くのに便利な場所にする。
20時ごろ出かけてホテルの近くのBarで軽い夕食にする。
明日は午前中にもう一か所見学する予定。予報では明日は寒くはなさそう。
Andrésスペイン旅行7時過ぎに起床。部屋にあるコーヒーを飲んでから9時過ぎに出かける。ホテルの斜め向かいにあるパン屋さんで朝食。 Ensaimadaとクロワッサン、Café con leche。ここは地元客がたくさん入っているので期待したのだが、Ensaimadaはただの砂糖かけパンのような感じで、クロワッサンはバター分が少ない。 旧市街の城壁内に行って、昨日は入れなかったところを回ることにする。 通りかかりに市場があるが、もともと広くもない上にほんの数軒しか店がなく寂しい。 昨夜、夜景もきれいだったPortal de ses Taulesから城壁内に入る。ここには跳ね橋がかけられている。 まずカテドラルに向かう。カテドラル広場に着くと、ちょうど小学生の一団も到着。しかしカテドラルの入口は閉まっている。 入口には紙が貼ってあって10時から13時開館と記されているのに。先生らしき人に引率されてきたのだからきっとカテドラルの見学に来たのだろうからと、しばらく私たちも待ってみることにする。しかし扉は開かず、やがてすぐ近くのCentre d'Interpretacio Madina Yabisaから出てきた人が引率の先生に何事か話している。いつ開くか分からないと言ったようなことだったらしい。小学生たちは立ち去らないが、いつまでもあてどなく待っていても仕方がないので、私たちは先にCentre d'Interpretacio Madina Yabisaを見学。フェニキアやローマ時代の出土品が展示されていて、映像でこの地がフェニキア、ローマ、カタルーニャ、アラゴンなどと様々な勢力に支配されてきたことを説明していた。 Centreを出てみるとまだカテドラルの入口は閉まったままで、小学生たちは広場で遊んだりしている。 Museu Pugetへ。ここはPuget父子の作品が展示されている。どちらの作品も好みではない。 試しにカテドラルに戻ってみると入口が開いていた。小学生たちはもう中を見終えたのか、去っていくところだった。カテドラルでは老修道女が一人で掃除をしている。内部は白い壁や天井で明るい雰囲気。一角にクリスマスのベレンが飾られている。 街に下りて行く途中で、昨日は買えなかった修道院Monestir de Sant  Cristófolのお菓子の売店に立ち寄る。ブザーを押すと昨日と違って反応があり、少し待たされたがインターフォン越しに返事がある。やがて窓口を開けて今日売っているものを示してくれる。2種類を買う。 Museu d´Art Conteporaniに入る前に近くの城壁上のベンチで食べる。豆などの入ったのとホーレンソウとレーズンの入ったもの。ホーレンソウのは野沢菜のおやきを思い出させる。冷たかったが、温かければ美味しいに違いないと思われた。 Museu d´Art Conteporaniは現代芸術を展示。いつもながら現代芸術には感心しないが、なぜか一点だけゴヤの作品が展示されていた。 城壁の外に出てCasa Bronerへ。途中の通りが何となくヒッピーの名残を思わせる雰囲気。 Casa Bronerは老婦人が色々説明してくれる。ここはBronerが設計し住んでいた家。かれは画家だが、イビサ島を中心に20軒近くの家をデザインしたようだ。この家も様々な工夫がなされ、窓からは素晴らしい海の景色が見えるようになっている。作品である絵画の方は、ピカソ風あり、ミロ風あり、もっと現代風のものありで、独自性は感じられなかった。 昼食はPalmaのホテルのレセプションの女性が薦めてくれた店、Comidas Bar San Juanで。 アラカルトでミックスサラダ、魚介のスープ、ボケローネス。赤ワイン、ロゼ、Agua con gas。ワインはグラスを頼んだが、ボトルを持ってきて、ボトルを持って行くならあとで追加料金になると言う。私たちは1杯しか飲む気はないのだが。サラダは野菜の質が悪い。スープは出汁はよく出ているが塩の入れすぎ。ボケローネスは美味しい。安食堂なのだが、内容を考えると決して安くはなかった。 港に行き、Formentera島に渡ることにする。どの船にするか決めていなかったが、一番手前のが高速船が間もなく出港するので、それに乗り込む。乗船券は船内で往復を買う。復路の船は指定はされない。今日は朝から風が強く寒い。波も高いので普段は40分で行くが、今日はもう少し時間がかかるとのこと。15時15分出港。客は少ない。港を出るとスピードを上げるが、波が高く結構揺れる。しかしそんなに大きな船でない上に高速なので揺れの周期は短く、かえって船酔いするような気持ち悪い揺れではなかった。おかげでしばらく眠ってしまった。 Formenteraに着くと街からずいぶん離れているせいもあってフェリーターミナル以外は閑散としている。街の方向に歩いてみるが、車はいくらか通るもののずらりと並んだ店はすべて閉まっていて1軒のホテル兼レストランが開いているだけ。ここは砂州、砂嘴で、両側海のため一層風が強く寒い。それでもウインドサーフィンをやっている人がいた。 商店街を外れると塩田が広がっている。この季節は作っていないようだが、塩田の水を舐めてみると海水より塩分が濃いような気がする。その先のレストランまで行ってみるが当然閉まっているので、別の道で先刻通りかかったホテルに行く。途中に1軒の小さなBarが営業中で道路工事の人らしき数人がくつろいでいた。 ホテルのレストランの中は暖かい。Café con lecheとCafé cortado。少し身体が暖まる。 帰りの船の時間が近づいたので船着き場に向かう。ターミナルの建物の中には数人の客がいて、上階のレストランを覗いてみるとそこにも数人の客がいた。 下の待合室で少し待つと乗って来たのと同じ船がやって来た。強風で遅れるかと思ったが、そんなことはなかった。定刻18時に出港。乗客は私たちだけ。これでは当然大赤字だろうが、夏場に大稼ぎして帳尻が合うのだろう。往路よりもさらに波が高く激しく揺れる。最初は窓の近くに座っていたが、船の真ん中に移動。ほんの少し眠っただけだった。出港前からもう真っ暗だったので、海上では何も見えない。 Ibizaに近づくと次第に波は収まってきて、街の明かりが見えてきた。帰路は40分で着いた。 一旦ホテルに戻る。明日のValencia行きのフェリーの予約をする。14時発18時45分着のと12時30分発19時着のがある。少し高いが14時のを予約。ホテルの予約も。Valenciaは10年ほど前に語学留学で2カ月以上過ごした街なので様子は大体わかっている。街中で動くのに便利な場所にする。 20時ごろ出かけてホテルの近くのBarで軽い夕食にする。 明日は午前中にもう一か所見学する予定。予報では明日は寒くはなさそう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)