10時前に出発。プラサ・サンタ・クルスのカフェでパンとコーヒーの朝食。プエルタ・デル・ソルの銀行に立ち寄るが混んでいるので止めて、メトロでオペラへ行き、少し歩いて王宮へ。
王宮では英・仏・西語のガイドが案内してくれる。個人で行っても単独で見て回ることは出来ず、ある程度人数が集ったところでガイドに連れられて集団で回らなければならない。私達は英語のガイドにつくことにする。国王やその一家のプライベート・ルーム、そして公の部屋。その室内装飾の絢爛豪華なこと。天井画・壁画・絵、柱には彫刻、床には絨毯、テーブルには大理石等をはめ込んだ絵、ありとあらゆる装飾に辟易するほど。なかには国王自身そんな装飾過多に飽きたのか、比較的簡素な部屋もあったが。配偶者は体調悪く、あちこちで腰を下ろしてしまう。そういった部屋部屋を終わって図書館へ。ここも実用というよりは装飾が多い。また楽器の展示もあり、ストラディヴァリウスが二本展示してある。宝の持ち腐れではないか。その後はまた、例によって武器の展示。最後に化学室。錬金術師・薬剤師が活躍した部屋なのだろう。そしてここでも薬の壺等に装飾。王宮を埋めるこれらの装飾はそのあまりの多さに、もうほとんどどうでもよくなってしまう。そのうちのほんの数点だけがあれば美を感じることも出来るのだろうが、あれほどまでに沢山あると感覚が麻痺してしまう。しかしだからといって実用のみの現在の品物、使えばビーカーなどが良いとは言えないが。
2時頃王宮を出、王宮前広場で休む。配偶者が芝生で休む間、私は街中へ行って店でジュースを買って来る。再びオペラからメトロでCALLAOへ行き、グラン・ビア通りレストラン・ヴァレンシアで昼食。サングリア(赤ワインにレモンを入れ、氷と水を加えたもの)。砂糖も入っていて甘く飲みやすいが、そんなにおいしくはない。パエージャ。エビとザリガニ(?)・カニ・ムール貝が入り、これは美味しい。
食後近くの書店カサ・デ・ロス・リブロスへ。マドリーで一番大きな書店だそうだが、客もそんなに沢山は入っておらず、本の数も日本の書店と比べるとずっと少ない。ここでスペイン市民戦争の本をさがす。2階(日本式には3階)で相当数見付かる。写真集が欲しいのでさがすと、結構見付かる。はじめに見付けた写真集は背表紙が取れていて買うかどうか迷うが、他に大きな本が見付かったので止める。これは5000ペセタ(15000円程)で高いが、この際だから思い切って買う。その他市民戦争関係1冊、マンガ1冊、N氏から頼まれた本1冊の計4冊を買い、直接東京へ送ってもらうことにする。本代・送料ともトラベラーズ・チェックが使えたので助かる。ペセタの持ち合せが残り少なくなって来たのだ(1000ペセタ強)。
書店内でも乞食がいる。
書店を出て近くのカフェZAHARAに入り、ジュースを飲んで日記を書く。日記を書いているとカウンター内の若いウェイターが、珍しそうにのぞき込む。笑いかけると向こうもニコッと笑い返す。
16時00分にカフェを出てグラン・ビアを歩いてスペイン広場へ行き、ドン・キホーテ像・セルバンテス像の写真を撮り、メトロでモンクロアへ行く。モンクロアでメトロを出ると大学都市。ここはマドリー攻防戦の激戦地になった所だが、地図がないため何処が何処か全く分からない。少し歩き回ってみたが、見当が付かないので諦める。広々として芝生が広がり噴水が涼しい水を吹き、環境の良い所。
メトロでソル乗り換えでバンコに行き、そこから歩いてプラドの近くにあって、先日プラドに来た時に存在には気付いていたがどんな建物かは忘れていた、ホテル・リッツに行く。
ここはカタロニア民兵の衛戊病院になっていた所で、モンクロア広場付近で銃が暴発して負傷したドゥルティが運び込まれ、死亡した場所だ。五ッ星のきれいなホテル。これも写真に撮る。
又メトロでソルに戻り、マヨール広場のカフェでボカディージョ(サンドイッチ)を食べて夕食代りにする。ここのところ食べ過ぎ気味で、レストランで食べると完全に食べ過ぎになって苦しくなるので、この夜は簡単に済ませる。
11時頃には宿に戻り、シャワーを浴び、日記を書いて1時頃眠る。
Andrésスペイン旅行10時前に出発。プラサ・サンタ・クルスのカフェでパンとコーヒーの朝食。プエルタ・デル・ソルの銀行に立ち寄るが混んでいるので止めて、メトロでオペラへ行き、少し歩いて王宮へ。 王宮では英・仏・西語のガイドが案内してくれる。個人で行っても単独で見て回ることは出来ず、ある程度人数が集ったところでガイドに連れられて集団で回らなければならない。私達は英語のガイドにつくことにする。国王やその一家のプライベート・ルーム、そして公の部屋。その室内装飾の絢爛豪華なこと。天井画・壁画・絵、柱には彫刻、床には絨毯、テーブルには大理石等をはめ込んだ絵、ありとあらゆる装飾に辟易するほど。なかには国王自身そんな装飾過多に飽きたのか、比較的簡素な部屋もあったが。配偶者は体調悪く、あちこちで腰を下ろしてしまう。そういった部屋部屋を終わって図書館へ。ここも実用というよりは装飾が多い。また楽器の展示もあり、ストラディヴァリウスが二本展示してある。宝の持ち腐れではないか。その後はまた、例によって武器の展示。最後に化学室。錬金術師・薬剤師が活躍した部屋なのだろう。そしてここでも薬の壺等に装飾。王宮を埋めるこれらの装飾はそのあまりの多さに、もうほとんどどうでもよくなってしまう。そのうちのほんの数点だけがあれば美を感じることも出来るのだろうが、あれほどまでに沢山あると感覚が麻痺してしまう。しかしだからといって実用のみの現在の品物、使えばビーカーなどが良いとは言えないが。 2時頃王宮を出、王宮前広場で休む。配偶者が芝生で休む間、私は街中へ行って店でジュースを買って来る。再びオペラからメトロでCALLAOへ行き、グラン・ビア通りのレストラン・ヴァレンシアで昼食。サングリア(赤ワインにレモンを入れ、氷と水を加えたもの)。砂糖も入っていて甘く飲みやすいが、そんなにおいしくはない。パエージャ。エビとザリガニ(?)・カニ・ムール貝が入り、これは美味しい。 食後近くの書店カサ・デ・ロス・リブロスへ。マドリーで一番大きな書店だそうだが、客もそんなに沢山は入っておらず、本の数も日本の書店と比べるとずっと少ない。ここでスペイン市民戦争の本をさがす。2階(日本式には3階)で相当数見付かる。写真集が欲しいのでさがすと、結構見付かる。はじめに見付けた写真集は背表紙が取れていて買うかどうか迷うが、他に大きな本が見付かったので止める。これは5000ペセタ(15000円程)で高いが、この際だから思い切って買う。その他市民戦争関係1冊、マンガ1冊、N氏から頼まれた本1冊の計4冊を買い、直接東京へ送ってもらうことにする。本代・送料ともトラベラーズ・チェックが使えたので助かる。ペセタの持ち合せが残り少なくなって来たのだ(1000ペセタ強)。 書店内でも乞食がいる。 書店を出て近くのカフェZAHARAに入り、ジュースを飲んで日記を書く。日記を書いているとカウンター内の若いウェイターが、珍しそうにのぞき込む。笑いかけると向こうもニコッと笑い返す。 16時00分にカフェを出てグラン・ビアを歩いてスペイン広場へ行き、ドン・キホーテ像・セルバンテス像の写真を撮り、メトロでモンクロアへ行く。モンクロアでメトロを出ると大学都市。ここはマドリー攻防戦の激戦地になった所だが、地図がないため何処が何処か全く分からない。少し歩き回ってみたが、見当が付かないので諦める。広々として芝生が広がり噴水が涼しい水を吹き、環境の良い所。 メトロでソル乗り換えでバンコに行き、そこから歩いてプラドの近くにあって、先日プラドに来た時に存在には気付いていたがどんな建物かは忘れていた、ホテル・リッツに行く。 ここはカタロニア民兵の衛戊病院になっていた所で、モンクロア広場付近で銃が暴発して負傷したドゥルティが運び込まれ、死亡した場所だ。五ッ星のきれいなホテル。これも写真に撮る。 又メトロでソルに戻り、マヨール広場のカフェでボカディージョ(サンドイッチ)を食べて夕食代りにする。ここのところ食べ過ぎ気味で、レストランで食べると完全に食べ過ぎになって苦しくなるので、この夜は簡単に済ませる。 11時頃には宿に戻り、シャワーを浴び、日記を書いて1時頃眠る。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)