アーカイブ: 文化・芸術 - ページ 6
映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」
ニューヨーク公共図書館の活動を追ったドキュメンタリー。「市立」ではなく「公共」となっているのは、運営が独立法人というだけでなく、財政も市が半分、寄付が半分だから。 映画は図書館の様々な活動を紹介する。…
軽井沢国際合唱フェスティバル
軽井沢国際合唱フェスティバルの初日に行ってきた。 14時から軽井沢聖パウロカトリック教会で行われた教会コンサート。3つの合唱団が演奏。最初は信州大学混声合唱団でPoulenc作曲のO magnum m…
「表現の不自由展・その後」
あいちトリエンナーレで行われていた「表現の不自由展・その後」が3日目にして中止された。日本における表現の自由が明白に侵害された事件だ。 まず、河村名古屋市長の言動が批判されるべきだろう。彼は「表現の自…
映画「ペトラは静かに対峙する」
映画「ペトラは静かに対峙する」原題 "Petra"JAIME ROSALES監督によるスペイン映画。画家ペトラは制作のために彫刻家ジャウメの屋敷にしばらく滞在するが、その本当の目的はジャウメが父かどう…
映画「ミツバチのささやき」・「エル・スール」
早稲田松竹で映画「ミツバチのささやき」原題 "El Espíritu de la Colmena" と「エル・スール」原題"El Sur"を観た。ともにビクトル・エリセ監督のスペイン映画。「ミツバチの…
「Ay 曽根崎心中」
フラメンコで曽根崎心中を、というので観に行った。プロデュース・作詞:阿木 燿子音楽監督・作曲:宇崎 竜童お初:鍵田 真由美徳兵衛/演出・振付:佐藤 浩希結論から言うと、見当違いだったなという気分。予備…
「イエスという男 第二版[増補改訂版]」田川建三(作品社 2004年)
イエスをキリスト教の教祖や先駆者としてではなく、ユダヤ教の宗教的権威や政治権力に抗して活動した一人障害との人間として描いた著作。しかもこれは文学作品でもなければ「ローマ帝国からの解放を目指した革命家」…
映画「しあわせな人生の選択」
原題 "Truman" 俳優のフリアンは、離婚してから愛犬とともに一人暮らしをしているが、肺がんで余命わずかだと告げられ、延命治療を拒否することを決心した。フリアンの従妹のパウラから近況を聞いて、カナ…
「『ふしぎなキリスト教』と対話する」来住英俊(春秋社 2013年)
橋爪大三郎・大澤真幸 の「ふしぎなキリスト教」が広く読まれ、キリスト教会の一部でも受容されたことを受けて、カトリック司祭の来住氏が「ふしぎなキリスト教」に呼応するかたちで著した「キリスト教入門」。 司…
「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎・大澤真幸(講談社現代新書 2011年)
現在の日本を理解するうえでキリスト教の理解が欠かせないという立場から、二人の社会学者が対談で「キリスト教入門」を展開した書。従来の「キリスト教入門」が、信者の立場からする宣教の書であるか、客観に徹する…